何となく予測はしていた事がそのまま起きた。
SoftBankがイー・アクセスを買収したというのである。
コレによって、SoftBankはイー・アクセスの1.7GHz帯の通信網を手に入れる事ができ、また元イー・アクセス側のユーザーはSoftBankの持っている通信網を手に入れることができる。
だが、どう考えても今回の買収劇はiPhone5のLTE対応幅を広げる意味しかないと私は思っている。おそらくauのLTEテザリングOKという強烈なサービスについて行くには、現状のSoftBankが持つ通信網だけでは足りない…そういう判断が孫社長の頭の中にはあったのではないかと思う。
1.7GHz帯というのは、LTEでは世界標準と言われている周波数帯で、iPhone5でも利用する事ができる。孫社長の狙いはまさにそこにあったのではないかと思われる。
900MHz帯もプラチナバンドと呼ばれている帯域としては世界標準と言われる周波数帯であり、これでSoftBankは世界標準と言われる帯域を2種手に入れたことになる。あとは対応エリアを拡大するだけ…なのだが、それが一番問題と言えば問題となる。
今回の買収で、iPhone5のテザリングサービス開始時期が1ヶ月前倒しになるだけでなく“月1.2GB超過時は速度制限をかける場合あり”という制限があったものが“1GB/3日間超過時は速度制限をかける場合あり”というauと同じ制限に変更となった。
auとの差としては、ホントに細かい部分だけの違いになったと言える。まぁ、実際がどうか、という所は別問題となるが。
この買収劇でSoftBankは契約者数でauを抜き業界2位になる。
ソフトバンクでは2010年10月に「201X年時点で4000万回線」という構想を発表していたが、この買収で3911万人となる為、2012年度内には達成できる見通しとなったようだ。
これだけの大所帯を支える通信網である。今以上のサービスに持って行くためには、より一層ハードルが高くなった、と私は逆に思うワケだが、願わくば現SoftBank、現イー・アクセスのユーザーが、通信エリアは広がったかもしれないが通信品質が逆に落ちた、と言わない状態にならない事を祈る限りである。
しかし…孫社長よ。
こうした施策も解らなくはないが、頼むから私のiPhone5を早く入荷してくれ…(爆)
テザリング対応するって発表があっても来年だし、イマイチだからテコ入れするとは思ったけど、やはり手段は外部からの取り込みでしたか。
楽天のkoboみたいに根性論で登録数増やせ何てのと同じでなくて社員はほっとしてるんじゃないかとw
時期的に遅れを取ったものの、この巻き返しにauがどう対抗するか楽しみ。
さぁ、盛り上がって参りましたw
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auは今回何の対策もしないと思いますよ。
条件がSoftBankとあまり変わらないから。
逆にまだ緊急災害情報等で使用する消費電力とかそういうのでauの方が利点がある、と言われているので、今回のSoftBankはようやくauに並んだか、対応エリアで多少広がったか、というレベルだと思います。
もともとイー・アクセスとSoftBankは業務提携したりしていた所もあるので、今回の様に買収という動きでなくても業務提携で通信エリアの相互乗り入れを行うとか、そういう手段はしてくるだろうな、と思ってました。
ま、それでも私のエリアはLTE圏外みたいですけどね…。
私はSoftBankに決めたので、今後の対応に期待しつつ、まずは本体が届くのを待ちます orz
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