先程気づいた。
今日、iPad miniの発売日だったのね。
興味が無かったわけじゃないけど、第3世代iPadを持ってる身とすると、今一つ盛り上がりに欠けるというか、すっかり忘れてた。
このiPad miniの登場によって、Android勢とようやくAppleも同じ状況で戦う事になる。
Androidは約10インチ、約7インチ、約4インチというスマートフォン&タブレットの構成で、Appleは約10インチ、約8インチ、約4インチというiPhone&iPadの構成である。
私はAppleを選択したワケだが、Androidを昔から使っている人であれば、Androidで固めるというのも環境を統一するという意味では良いかもしれない。
Appleは未だにモバイル通信機能を内蔵した機種を投入しているが、Androidの中にはWi-Fiしか搭載していない機種がある。だがこれはある意味正しい選択だと言える。Androidのスマートフォンには、そもそもテザリング機能を搭載しているものが多く、また使える状態になっているものが多いからだ。だからAndroidスマートフォンを持っていれば、追加で投入するタブレットはWi-Fiがあれば事足りる、という事だ。
AppleのiPhoneもテザリング機能は実装していても、国によってはテザリングを制限していたりしていて、タブレットだけでもモバイル通信させる必要があった過去があり、それで未だにモバイル通信機能を持った個体を発売しているのではないか、と思う。
そう考えると、Appleは時代を先取りしたつもりでいつの間にかAndroid勢に先を越されていた感じがしないでもない。
もちろん、大元のAppleではそんな風には思わないかもしれないが、Appleによるキャリアへの厳しい要求がこのような状況を作ったと言える。
時代を先取りしていたハズのAppleが、いつの間にか時代を追いかける存在へと切り替わっていた…いくら製品が良くてもサービスで後れをとるとこのような事になる、という事ではないだろうか。
iPad miniに関しては、既にiPhoneを持っている人でテザリングが出来るのであれば、Wi-Fiモデルで十分ではないかと考える。
もしSIMロックフリーのiPad miniなら、MVNOのnano SIMを入れて使うという手で月額利用料金を落とせるが、そうでなければテザリングで十分だと言える。
私が第3世代iPadをSIMロックフリー端末としたのは、iPhone4ではテザリングに対応していなかったという事と、GPS機能が欲しかったからだが、iPhone5でテザリングが出来る状態になればMVNOのmicro SIMは不要になるかもしれない。
そこら辺は使い方、といった所だろうか。
とりあえずネットで売れ行き等を見てみると、順調に売れているようではある。
もう一度波が来るとしたら、11月下旬のWi-Fi+Cellularモデルが登場する頃だろう。
その際、SoftBank製が売れるのか、au製が売れるのか、そのあたりが見物ではあるが。
それと,もう一つ。
先日Blogにも書いた、新コネクタのLightningをmicro USB端子に変換するアダプタがようやくApple Store Japanに登場した。
Apple Store Japan
http://store.apple.com/jp/product/MD820ZM/A/lightning-micro-usb
価格は1,880円(送料込み)。
急いで5,000円くらいで購入した人はもうちょっと待った方が良かったかも知れないという結果となった。
ま、時間を買ったと思えば安い…と考える人もいるかもしれないが。
私はとりあえず来月くらいに買おうかと思っている。コレがあるのと無いのとでは大違いだから。
とりあえず、モバイル端末関係は一通りの準備が終わった感じで、今から小物で便利さを追求するタイミングになった。
となると、気になるのはAppleの次の戦略である。一通りの機種を出し終えた後、Appleとどのようにしてユーザーにイノベーションを与えてくるのか?
そのあたりを心待ちにしたいところである。