YAMAHAからSteinbergと共同開発したというUSBオーディオインターフェース“UR22”が発売になる。発売日は2月6日で価格はオープンプライス。予想店頭価格は15,000円前後というから、結構お手軽と言えばお手軽かもしれない。
最大24bit/192kHzに対応し、SteinbergではおなじみのClass-A ディスクリートマイクプリアンプの“D-PRE”も2基搭載している。
フロントの入力端子は48Vのファンタム電源に対応し、高品質コンデンサーマイクの接続が可能。またINPUT2端子側はエレキギター等を直接接続可能なHI-Z対応となっている(スイッチで切り替える)。
他にもMIDI端子の入出力が搭載され、マスターボリュームとヘッドホンボリュームが独立していたりASIO、Core Audio、WDMに対応していたりと、入門用とは言え結構本格的に使えるものではないかと思う。
このUR22、とても欲しいと思える製品なのだが、一つだけ物足りないものがある。
個人的に贅沢を言わせて貰えるなら、S/PDIFの入出力、せめて出力だけでも欲しかった。
あくまでもオーディオインターフェースでしかないため、DAC機能は重視されていないだろうし、そもそも製品の方向性が違う。出力側はライン出力用の標準プラグのみであり、もしUR22から出てくる音を良くしようと思えば、もうアンプに頼るしかない。
UR22はあくまでもオーディオインターフェースであるため、そのあたりは割り切るしかないという事なのかもしれない。
ファンタム電源搭載&HI-Z対応でUSBバスパワーで動作する事を考えれば、モバイルでも使用できるし、高品質なコンデンサマイクなどを接続して、自宅でネット配信したりする分には必要十分すぎる性能だと言える。
高品質な収録を手軽に行いたいという人には十分検討できる製品だと思う。
私も予算あれば欲しい一台である。