複数人でバイクに乗っている時、つまりツーリング中で一番困るのは互いの連絡を取り合うときである。
四輪の場合は、もちろん運転中にケータイで通話というのは御法度だが、少なくとも同乗者がいればその問題は全く問題にならない。
しかしバイクの場合は、二人乗りしていたとしても通信手段が限られる。
また、最近はバイクにもGPSを取り付けたりするが、そのGPSの音声を拾うのもバイクだと至難の業だったりする。
そうしたバイク走行時に外部に流れるような音声を走行中に拾うためのハンズフリーセットが存在する。
上海問屋で販売しているバイク用Bluetoothヘッドセット“DN-82875)”である。
Bluetoothであるため、ケータイなどの音声は無線受信でき、GPSなどのデバイスの音声は有線で受け取る事になる。
コントロールユニットはクリップ式で、それをヘルメットに引っかけて使用する。そのコントロールユニットにスピーカーとマイクを繋ぎ、ヘルメット内に配置して使用する。
コントロールユニットへの充電はUSB経由で行い、2時間充電で通話は9時間可能のようだ。
注意事項としては走行中に操作しないでください、という事になる。交通法規から言えばこれは絶対である。
私もKSRにGPSを取り付けたりしているが、音声は聞けないモノと割り切っていた。そもそも遠出しているワケではないため、音声がなくても問題はない、というスタンスだったのだが、知人が「ツーリングに行こう」と言ったりしている関係ら、聞けるといいなぁぐらいには考えていた。
仮にGPSで使用しなくても、ツーリングの場合の互いの通信という事を考えると、こういうハンズフリー&無線通信というデバイスは非常に役立つ事になる。
価格は4,999円。まぁ妥当な所といったところか。もう少し安いとバイク乗りの中でも普及しそうな気もするが、ツーリングが趣味な人には重宝するアイテムになるのではないかと思う。
こうした情報端末が四輪二輪問わず進化している。
四輪の世界ではGPSのモニターを透過できるバイザーに表示して拡張現実っぽい見せ方をする製品が出てきている。
近い将来、バイクのヘルメットに使用するシールド表面に、ナビ情報を拡張現実っぽく表示するようなアイテムが出てくるのではないだろうか?
何はともあれ、音声通信だけでも利便性を図りたいという人は、このアイテムをお薦めしたい。
上海問屋 DN-82875
http://www.donya.jp/item/24480.html (現在リンク切れ)