今現在もβテスターを募集している新生Final Fantasy XIV(以下新生FF14と略)の新しいベンチマークソフトが公開されている。
以前にもベンチマークソフトは公開されていたが、グラフィックエンジンが新生FF14で新しくなるという事で、それに合わせた仕様に変更されたようである。
で、知人からその話を聞いて、私もやってみようと試してみたのだが、確かに以前のベンチマーク結果よりも数段軽いという事がわかった。ここまで変わったのかぁ…と思ったのは良いとして、コンテンツの中身(要するにモデリングデータの中身)が以前のものと同じものなのね…とちょっと残念に思っていた。
FF14 公式ベンチマーク(以前と同じモデリングデータ版)
http://www.finalfantasyxiv.com/media/benchmark/jp/
ところが、FF14の公式サイトを見ていると、どうもオカシイ。
何がオカシイかというと、公式サイトではベンチマークトレーラーとして“ワールド編”なるものが展開しているのである。
ベンチマークトレーラーというぐらいだから、普通ならこのトレーラームービーの内容がベンチマークになっているハズなのだ。
どうもオカシイ…といろいろ検索してみたら、やはり新しいベンチマークソフトが存在していた。
新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編
http://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/
上記サイトからダウンロードできるベンチマークソフトは、上記動画と同じ内容がリアルタイム演算でPC上に展開するものである。
ま、以前のベンチマークソフトもグラフィックエンジンは作り替えられているようで、軽くはなっていたのだが、やはり試すならコチラだろう。
で、実際にやってみた。
今回の私はIvy Bridge&GeForce GTX 670と装備的にはかなり豪華であるため、イキナリ設定は最高品質で1920×1080で試してみた。
簡易設定の「最高品質」を選ぶと、全ての設定が最高になるようで、それで一通り試してみたのだが…まずはその画質に圧倒。登場するオブジェクトが増えてきた段階でフレームレートが落ちるかな…とも思ったが、その予測を裏切り滑らかな動画は止まることなく進み、結果的には以下のスコア。
最高品質 1920×1080
SCORE:7036
平均フレームレート:59.258
これだけの結果なら申し分ない話である。
ちなみにこれはウィンドウモードでの結果だから、フルスクリーンモードにできればまた結果は若干変わるのかもしれない(今回のソフトではフルスクリーンモードは選べない)。
ただ、私は実際にプレイする段階だとおそらくこのサイズではなく、ウィンドウモードでもう少し小さい枠でプレイする事になると予測している。縦を1000ドットくらいにする最大のサイズだと1680×1050が選べた為、それでもテストしてみた。
最高品質 1680×1050
SCORE:8058
平均フレームレート:69.561
もう全くもって申し分なしの結果である。
フルHDにしても、1680×1050にしても、当然「非常に快適」という結果だった。
このベンチマークの中では、かなりのオブジェクトが一斉に動いているシーンがあったり、また派手なエフェクトを同時に発生させたりしているため、結構GPUへの負荷はあるハズだと思うのだが、この辺り、CPUのパワーも使いつつGPUを効率よく使っているのだろう、結構なスコアに落ち着いた。
ただ、これがもしDirectX10以降を使用したベンチマークだったとするならば、まだスコアは伸びるハズだ。GeForce GTX 600シリーズは、残念ながらDirectX9ベースではその真価を発揮しきれていない。
それでもこの結果なのだから、相当に出来の良いグラフィックエンジンと言えるのではないだろうか。
私はこのままFF14の正式サービスがスタートするのを待とうと思っている。正直、最近パッケージゲームをほとんど買わなくなった私としては、FF14で課金してちまちまプレイする方がいいのかも…と思っている。
メタルギアの新作も出ているので、本当は欲しい所だが、最近ゲームの消化率があまりにも悪いため、それなら考え方を変えた方がいいだろうという判断である。
どちらにしても、今回のワールド編で結構な出来になっている事は確認できたから、今後の出来も期待出来そうである。
私はワケあってβテストには参加できないが、テスターの堅堅にはぜひとも頑張って良いデータを出して完成版がよりよいものになってくれる事を期待する。