今現在、私はiPhone5と第3世代iPadの2台持ちをしている。
iPadはSIMロックフリー版だから、特定のキャリアでの2台持ちとは意味が異なるが、それでもデバイスを2台持ち歩いている事に違いはない。
共にiOSでの運用という事で、データの互換性や使い勝手は悪くないが、そもそも2台持ちが必要なのか? というところに最近疑問を持ち始めた。
持ち運びという事であれば、スマートフォンはタブレットに優る。しかし情報量の閲覧や使い勝手という側面で言えばタブレットはスマートフォンに優る。これは物理的な大きさに起因する問題だから、どうしようもない。物理的に大きさを変える、つまり折りたたんだりできなければ、タブレットは持ち運びという観点でスマートフォンに優る事はあり得ない。
だが、スマートフォンでは画面が小さい、操作しずらいという問題は常に付いて回る。特に指が細くないとキーはタッチしづらいという問題は回避できない。
両方のデバイスを使い続けた結果、各々にメリット、デメリットが存在する事は良く分かったが、タブレットが絶対的にスマートフォンに勝てない事が一つだけある。それはケータイとして使用できない、という事である。
逆に言うと、そのケータイとしての使用方法以外であれば、タブレットは持ち運びだけの問題であって他はコレ単体で事足りる事になる。
であれば、スマートフォンとタブレットの2台持ちに意味はあるのか? となる。
ハッキリ言おう。おそらく意味はない。
もしあるとするならば、スマートフォンは手荷物ゼロで使用できるデバイスだから、胸ポケットに入れれば両手をフリーにしてもネットデバイスを持ち歩くことができる、という事だけである。そう考えると、女性であれば大体は手荷物があるわけで、カバンの中にタブレットさえあればケータイはスマホである必要はまるでない。男性であっても…人によってはスマホとタブレットの組み合わせである必要はないと言える。
私の場合、iPhone5を止めてしまい、フューチャーフォンに切り替えると、月々あたりの料金はフューチャーフォンの金額(プランによって変わるがスマホの半額以下になる)と945円を足した合計金額が月額使用料になる。現在、おそらく7,000円超という金額が3,000円台くらいになるわけである。
これだけの料金になったとしても、デバイス変化からくる使用上の影響はほとんどないと予測できる。
私ぐらいの使い方でもこんな状況なのである。
別パターンを考えてみても、この動きはあまり違いが出てこない。
例えばSIMカードを使うデバイスをあえて買わず、Wi-Fiを最大限に活用する、という人であるならば、Wi-Fiルーターを一つ持ち、Wi-Fi端末のタブレットなどとフューチャーフォンを組み合わせる事で、料金は抑えることができる。SIMロックフリーのWi-Fiルーターなら、私と同額くらいのプランにする事も可能だろう。
と言うわけで、2台持ちしているとか、もっとWi-Fi端末を活用したいという人は、今の自分の通信費を一度見直す事をお薦めしたい。
落とし穴に落ちている…なんて事が普通に起きているかもしれない…。