iPhone5と第3世代iPad(以下iPad3と略)を所有する私。
両方ともとりあえずあたらしいiOS7対応機種だが、その変わり映えする操作感に抵抗を感じ、昨日まではiOS6のままにしていた。
だが、流石にこのままiOS6のままでいるという事にも問題は出るだろうし、今後提供されるアプリの事を考えると、iOS7に切り替えるタイミングはそう遠くない内にくるだろうという事で、とりあえずiPad3からiOS7にしてみた。
手順はいつも通り、iTunes上でバックアップを取り、PC経由でのアップデートである。
これだけの大改造型OSだから、もっと時間がかかるのかと思ったが、従来のOSと同じぐらいの時間でアップデート終了。特に問題が出るでもなく、安定した滑り出しである。
アップデート終了後、とりあえず起動してみると、これまた毎回同じだがパスワードの確認やらいろいろと初期設定が始まる。
ただ、今回は初めての登録になると思われるのがパスコード。
これは個体認証の為に新たに作られたもので、今までは誰でもロック状態のiOS端末をスライダーを操作するだけで起動できたのだが、iOS7からは起動の為に4桁の暗証番号が必要になった。
新型であるiPhone5sでは、この暗証番号の変わりに指紋認証でロックを解除できるが、従来機種ではこの暗証番号が必須になった事で、セキュリティは強化できたがかなり面倒になった。
この面倒な個体認証を嫌って、パスコードを設定しないでiOS7の設定を終えてしまうと、Safari(ブラウザ)上で登録しているサイトのパスワードやクレジットカード情報などが丸見えになるという問題が現在発見されている。
これは要するにApple側が「パスコードを入れろ」と言っているようなもので、私自身もこのAppleが言っている事は間違っていないと思っている。
既にスマホやタブレットは個人持ちが当たり前になっているから、例えば落としてしまった場合のリスクというのは、財布を落とした時のリスクと同じではないかと思う。であるなら、そこにセキュリティを強化しなければならないという行為は必然であり、必須である。
ノートPCですら電車内に置き忘れ、そこから個人情報が漏れる時代なのだから、こうしたセキュリティの強化は受け入れるべきものと思うが、どうだろうか?
そんな個人認証をクリアすると、いよいよあのフラットデザインのiOS7である。
見た感じで…余りの違和感にどうしていいか分からなくなるような感じだが、何より分からないのは、起動中アプリのコントロールである。
従来ならホームボタンをダブルクリックして起動アプリの一覧を出して、アプリアイコンの長押しで「×」マークを出して削除、という手順だったが、今回はホームボタンのダブルクリックは同じだが、その段階で画面全体に起動アプリがスライドできる状態で表示される。その状態で長押しかな…と思ったのだが、それでも変化なく、逆に選んだという認識になってその対象アプリが起動してしまう(正確には起動しているので単にタスクを選んだという状態になる)。
実はこのスライドできる状態で表示されるアプリを上へフリックすると起動しているアプリが終了するのだが、これを発見するまでにかなり時間がかかってしまった。
基本操作だけに、このあまりの変わり映えはこれから先苦労する事が間違いないと確信してしまう状態である。
まださわりしか体験していないので、便利になった一端を知る事もなく、ただただ右往左往するばかりだが、満を持してAppleが提供してきている以上、おそらくはiOS6から比べて格段に便利かつわかりやすくなっているだろう事を期待して、使い込んでいきたい。
で、扱いが見えてきた段階で今度はiPhone5も乗り換え…という事になるだろう。
一つだけiOS7で明確に感じた事を言っておくと、思ったよりサクサク動いた、という事。
iPad3に搭載されているA5Xは、基本的にiPad2のA5コアの進化形で、内容的にはCortex-A9ベース。だが内蔵されているビデオコア
PowerVRはA5に比較してデュアルコアからクァッドコアになっている。このデュアルコアからクァッドコアになった最大の理由は、Retinaディス
プレイを搭載した為であり、処理能力そのものでいえばCortex-A9に変わりはない。
しかし、その後AppleのコアはiPhone5からはA6が搭載され、iPhone5sではA7にまで進化した。
A6はARMコア自体がクァッドコアとなっていてその処理能力はA5系から比べても高い。
今回のAppleの新製品は全てiOS7搭載になるが、廉価版のiPhone5cはA6を搭載しているため、iOS7はA6では遜色なく動作すると考えられる。
そうなると、その世代より一つ前身になるA5系では、多少もたつきが出るかな…と考えていたのだが、思いの外サクサク動くので意外に感じている。
…画面デザインが簡易なフラットデザインになったため、そういった処理が軽くなった、という事なのだろうか?
どちらにしても、iPad3の人がiOS7を入れても動作として困る事はないだろう。
また、当然の事ながらiPhone5の人なら全く問題ないハズだ。
iPhone4SやiPhone4の場合はどうか…となると、多分A5系コアだから問題はないと思う。
画面がiPad3ほど広くないため、単純な処理のみの比較で言えば問題ないハズだ。
まぁ、普通の人は私ほど慎重にならないのかもしれない。
普段の私もこんなに慎重になってiOSのアップデートをしているわけではない。ただ、今回はアーキテクチャの違いがあり、32bitコードと64bitコードが双方走るOSだからこそ、そのあたりに注意してみただけの事である。
まぁ、セキュリティの事を考えれば、アップデートはした方が良いワケで、そういう意味では迷わずiOS7にしておけ、というのが結論なのかもしれない。
近いうちにiOS7.1とか7.01がリリースされる可能性はあるかもしれないが…。
改めて見るとえらく変わりましたね。
なんか、Android端末みたいだ。
元々はAndroidがiOSのタッチパネルI/Fをまn…リスペクトしたんだけど、なんだかAppleらしいクールさが薄れてポップになった感じがします。
なんか、既にいくつか問題点が挙がってるって話も聞くんですが…
ま、まさか…パチンコガンダム駅復活とか?(爆)
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iPhone5もiOS7にしました。
こちらも思っていた以上に使える予感。
ただ…やはりデザインがね(-_-;)
なんか影付きの立体感バリバリデザインを公開した時はリッチデザインとか言ってその見た目を大きく評価していたけど、このフラットデザインはリッチデザインに対して何ていうんだろう?
GPUパワーを比較的使わないからエコデザインとでも言うんだろうか?(爆)
あと…流石にパチンコガンダム駅は復活しないですなw
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