PS VITA版GE2をマルチプレイ

PS3を利用した遠隔地でのアドホック通信を可能にするソフト、それがアドホックパーティである。
PSPのマルチプレイの可能性を大きく広げる事に成功したアドホックパーティは、PSPソフトのある意味救世主的な役割だったと思うが、当初このアドホックパーティはPS VITAには非対応と言われていた。

何故非対応なのか?

正直、その理由が分からなかった。
PS VITAによるPSPとの通信はハードウェアの問題で不可能かもしれないが、同じPS VITA同士の場合、どうしてアドホックパーティによる通信ができないのか、その理由が分からなかった。
そもそも、アドホックパーティがやり取りしている通信情報は、特にPS3側が内容を理解する必要がなく、PS3の役割はPSP(もしくはPS VITA)のパケットを中継するだけの役割である。
そこには、デコードしたりとかいうまどろっこしい手続きも不要で、単純にPS3が近隣のPSP(PS VITA)を認識し、ネットワーク越しに送られてくるデータを近隣のPSP(PS VITA)へと送信するだけの事である。
だから、公式に「非対応」と発表した理由は、単純に検証不足でしかない話だろうと思っていた。
仕組みはこんな感じ
ところが、最近はPSPから徐々にPS VITAへとSCEもその展開を移し始めているようで、そこにダメ押しではないがPS VITA TVなんてものが登場、よりPS VITAが今後のモバイル系中心のプラットフォームへと移行し始めている。
そうなると、アドホックパーティで通信するデバイスとしてPS VITAも通信出来なければ困る状態になる。
早い所最低限の動作確認を終えて欲しい…と思っていたら、公式にも質問が出ていて、その質問にようやくSCEが答えていた。

SCE PlayStation サポート
http://j.mp/JklJy2

これによると、PS VITA専用ソフトでも一部のソフトのみが対応している、という事になっている。
仕組みから考えると、まず問題なく動作できるハズとは思うのだが、やはり検証できていないとメーカーとしても対応しているとは言えない、という事なのだろうと思う。

で、やってみた

ホントは非対応ソフトでテストできればよかったのかも知れないが、試したのはGOD EATER 2である。
相手は第一世代型PS VITA(3G対応)で、私がPS VITA TVである。
アドホックパーティはPS VITAに対応している!
もしアドホックパーティでデバイス(ここで言うならPS VITA)を認識したならば、画像の人型の右にあるPSPマークが点灯する。
画像では点灯していないが、実験ではちゃんと認識できる事を確認した。
PS VITAとPS VITA TVは、共にアドホックパーティによるプレイが可能である。
ただ、注意もある。おそらくこれはPS VITAのみの注意点ではなく、PSPも同じだ。

その注意点とは、アドホックパーティ側のチャンネル設定とデバイス側(PSPもしくはPS VITA)のチャンネル設定は共に同じ状態にしなければならないという事。
例えば、アドホックパーティ側が「自動」となっているなら、PSP/PS VITA側も「自動」にしてやらないと繋がらない。「1」でも「6」でも「13」でも構わないが、とにかく同じチャンネルを設定しないと繋がらない。
特に気にしなければならないのはその程度である。

PS VITAで共闘先生

で、試しにそのままマルチプレイでGOD EATER 2を遊んでみた。
サーバの混み具合でそのコマ落ちの程度なども変わってくるのだが、まぁ大凡にして問題なく動作しているようである。
PSPの頃の方が動きや通信状態は良かったかもしれない、とはちょっと思ったが、仕様から考えてそれはあり得ない。単純に「その日そういう状態だったという結果だったのだろう。

PS VITA TVで、アドホック通信しているという感覚は、ちょっと異質である。
今まで手元の端末が遠隔地と繋がっていたものが、目の前のモニターが繋がっているわけで、それはPCのオンラインゲームをしているような感覚である。
ま、慣れてしまえば問題のない話だが、感覚の問題なので飲み込んでしまえば異質さは感じなくなるだろう。
技術的な話で言えば、一切特別な事はない。

と、まぁこんな感じ。
できる、できないの信憑性は、今の所大きな問題とは思うが、ほとんどが「試していない」というだけの事ではないかと思う。
今後PS VITAの数はどんどんと増え、繋がりを必要とするタイトルも増えていくだろう。
そうなれば、検証せざるを得ない状況が増えていく。その時、公式がいつまでも今までのような言い方で済ませられるのか?
時として、おそらく言い回しが変わるだけかもしれないが、最終的には広く情報を集め、対応タイトルを増やしていくことになるのではないだろうか。
とりあえず、試した結果は良好だった、という事だけが、今私の中にある真実である。


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武上

武上

 18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。  その後、建設業に身を投じたが、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。  上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲーム業界の人間となり、コンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアなる仕事をする。  知られざる世界の、その氷山の全体像を十分すぎるほど見た後、家庭の事情で再び山梨へと帰還。  しかし、この帰還もやはり人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と最近思い始めた今日この頃。  今は地元の精密部品製造会社の営業管理という地味な職につき、いつか再びやってくるだろう夢を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても家庭の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。  私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ※最近Facebook等で何を血迷ったのか本名を晒し中。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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