ニンテンドー3DS LL本体を購入するとゲームソフト1本貰えるキャンペーンが始まる。
…任天堂、かなり苦しいのか?
月替わりオススメソフトキャンペーン
2014年4月26日から9月30日まで、月替わりでオススメソフトを1本ダウンロードできるキャンペーン『ニンテンドー3DS LL月替わりオススメソフトキャンペーン』が実施される。
何の説明もいらない文字通りのキャンペーンで、ニンテンドー3DS LL本体を購入すると、ダウンロード用のキャンペーンチケットが貰える。
本体価格18,000円(税別)に追加料金なしでゲームソフトを1本貰えるワケで、実質4,000円くらいの割引キャンペーンという事になる。
4月26日から5月31日までは「とびだせ どうぶつの森」か「妖怪ウォッチ」のどちらか1本をキャンペーンコードで引き替えられる。
Wii Uの苦戦のその後
任天堂は、昨年度Wii Uの販売台数を900万台と見込んでいたところ、実際には270万台ほどという、実に見込みの3割しか届かなかったという経緯がある。
この状況は任天堂にとって結構厳しい状態と言えるが、もちろんこれぐらいで任天堂という会社がどうにかなるなんて事はない。
任天堂の強さは、今まで溜め込んできた純利益であり、その規模は10年くらい利益なしで会社を運営したとしても耐えられるほど…と、ホントかどうかわからないぐらいの強さを持っている。
だから、今回のWii Uの不振があったとしても、それが直接会社が傾いてしまうという話とは直結しない話と考えられるが、健全な運営でない事は言う迄も無い。
そういう健全でない状態にある事は、前々から解っていた話だが、ここにきてニンテンドー3DS LLの本体でこのようなキャンペーンを開始したとなると、3DSの販売も若干陰りが見え始めたという事なのか?
実際の所はわからないが、一定数の普及を終えたニンテンドー3DS LLが、飛ぶように毎月売れるとは考えにくい。
やはり不振続きの上にニンテンドー3DS LLの伸び悩みが顕在化してきた可能性がある。
ま、どちらにせよ、消費者サイドはこの間にお得なキャンペーンで本体が手に入るのだから、上手く利用するのが賢いやり方だろう。
Newラブプラス+
3月末に発売したニンテンドー3DSソフト『Newラブプラス+』だが、なんか実にひっそりとした発売だったように思う。
従来、ラブプラス関連のソフトが発売されるとなると、一部ショップでは長蛇の列になるのが通例だったが、今回はそういう事もなく、じつに静かに発売を迎え、発売後も特に大きな話題になる事もなく時が過ぎているような感じに見受けられる。
以前の人気沸騰中のラブプラスならこんな下火な展開にはなっていないと思うのだが、私が知らないだけなのだろうか?
本作の事は以前にも記事に書いたが、かなりレスポンスは良くなり、インターフェースは改善され、前作の問題は解決されているという。
前作の問題はユーザー離れを起こす大きな要因ではあると思うが、今回はその要因が完全に取り除かれているのだが、今一つナリを潜めてしまった感じがどうしてもしてしまう。
変な話だが、アイマスやラブプラスなどは、ユーザーに気持ちよいという体験をさせないとゲーム本質の前提が崩れてしまう。もちろんゲームは全体的にユーザーに気持ちよさを与える必要があるのだが、恋愛シミュレーション系は特にその気持ちよさを与えるというそれ一点が大きく意味を持つ。
それだけに、インターフェースに問題のあった前作は前提から崩れてしまっているタイトルだったと言える。
今回でその汚名返上をしたハズだが、やはり前作のイメージをどうしても引きずっている感じがあるのかもしれない。私自身も含めて。
とりあえず、任天堂としては全ての商品に何かしらの起爆剤が欲しいところではないかと思う。その一番の原因は最新機の不振にあるワケだが、今後の動向が気になる所である。