MicrosoftブランドのUltrabook「Surface」シリーズに「Surface Mini」が登場するという噂が出ている。
本家からは一切発表なし
Surface Miniの情報が広がったのは、米Amazonに「Microsoft Surface Mini」専用を謳う製品が登場したためだ。
液晶カバー一体型ケースが4種とBluetoothキーボード付ケースである。
ところが、本家Microsoftからは、そういった新製品のアナウンスは一切行われておらず、周辺のアクセサリー関係だけが発売を謳っているという状態。
製品がないのにアクセサリーだけがあるというのもヘンな話で、おそらくこのアクセサリー関係の情報はフライングだろう。
既に公開れているアクセサリー関係の画像には、製品が組み込まれたものもあり、現物かモックアップが既に存在しているような感じに見受けられる。
このアクセサリー関係の情報を元に考えると、Surface Miniは8型サイズで、発売日は5月18日前後だろうと予測できる。
このタイミングはどう考えても6月に開催されるAppleの開発者向けイベント「WWDC」の直前に製品をぶつけるタイミングと言える。
8型というサイズ
SurfaceやSurface2は10型というサイズだった。このサイズは意外と他社製品にはないサイズで、Ultrabookとしては小型で、他タブレット製品と比較すると大きい為、閲覧性は高いものの可搬性に劣るという製品だった。
そこにきて8型の投入である。
Windows機としての入力性は悪いだろうが、可搬性は他タブレットに並ぶ事になり、これでMicrosoftはAndroidタブレットやiPadに対して攻勢に出るつもりなのかもしれない。
それも、省電力性の高いAtomプロセッサが確立した事による恩恵ではあるが、小さくてもフル機能のWindowsが使えるいう強みは何ものにも換えられないという人も多いのではないかと思う。
8型Windowsタブレットは、既にSurface Mini以外で発売されているが、日本では「艦これ」の人気に後押しされ、好調な販売を続けている。
ここにSurface Miniが加わると、さらにこのジャンルは混戦する事になるが、最終的にSurface Miniがどの程度普及するかは実際に発売されてみない事にはわからないだろう。
個人的には非常に興味のある製品だが、おそらく搭載されるコアはBay Trail-Mだろうから、実にそのあたりが悩ましいところである。
Surface2 Proは、10型とはいえCore i7系を搭載していたワケで、その処理能力は決して侮ることはできなかった。しかし8型というサイズから想定すると、現時的な話で考えればBay Trail-Mを搭載すると思われる。
その場合の処理能力はCore i7には到底及ばない。使う側の用途でSurface Miniが良いのか、それともSurface2 Proが良いのかが分かれる所だろう。