今の日本がどうかはわからないが、林業は昔から行われている。
国内の大部分を山林に持つ日本では、そうした産業は国家基盤の一つと言っても過言ではない。
林業の伐採
山林の樹木を伐採し、その切り倒した樹木を山から引き下ろし、材木化する。
日本の林業はその伐採する樹木を維持管理し、いざ伐採するとそうした資材へと変換させる業態を昔から行っている。
だから切り倒す樹木をできるだけ沢山の材木へと転化できるように切り倒し、山から引き下ろす。
それが日本の林業であり、昔から行われている事だ。
しかし、今日ネットで見た海外のとある動画が、私的にあまりにも衝撃的で、これは日本人には発想できないだろうと感じた。
https://www.youtube.com/watch?v=myakMPwMlSk#t=66
もうね、樹木をシュレッダーにかけてる感じ。
粉砕? いや、まさにデリートという言葉が相応しい伐採である。
コレならたしかに跡形もなく消し去る事ができるだろうし、一見して便利そうには見える。
だが、残された土地には、粉砕した樹木の木くずが散らかっているだろうし、むしろその方が人手がかかって大変な後処理になるように思えてくる。
おそらく、こうした機械を使う土地では、後片付けはあまり考えていないのだろう。
私からすれば、素直に切り倒してしまえばいいのに…と思えるのだが。
結局はそれ相当の場所が必要
この伐採シュレッダー機、重機ショベルカーのアタッチメントの一つになる機械だが、狭い所なら使う意味があるか? と思ったものの、結局この重機が動ける範囲の土地が必要である事から、狭い所で使用できるものでもない。
かつて掘削・解体の双方の重機免許を持っていた私から見ても、狭い所であれを振り回すのはあまりにもリスキーで結局はあの重機が360°自由に動ける面積の1.5~2倍の作業面積は必要になるだろう。
で、その面積で木くずが飛び散るワケだが、多分その飛散面積は、その作業面積を軽く超えるハズである。
であるなら、都市部で使用するにしても、結局はかなりの面積を工事用区画として設定しなければならないから、あまり便利という感じにも思えない。
まぁ、要するに邪魔な樹木を切り倒すのも面倒だから削りきってしまえばいいんじゃね? 的な発想で、このアタッチメントが作られたのだろうと思う。もうね、後先考えてないよ、コレ(爆)
ただ、発想としては面白いかな? とも思っている。
エコの観点から見ても、周辺の土地が土だけならば、木くずがバラ蒔かれた土地を攪拌して、土壌改良に使えるかも知れない。
まぁ、実際にどうなるかは専門家の知識と実験が不可欠かもしれないが。
日本の林業とはかけ離れた処置ではあるものの、生い茂る材木用の樹林とはできない、雑木林であるとかの処理には一定の費用対効果はあるのかもしれない。
日本人には発想はできないかもしれないが、合理的な部分もないわけじゃない。
この発想ができるという事を評価すべきなのだろう。
…ホント、向こうの人は豪快だなw