会社で使用しているPCが最近とても遅い。作業効率を考えてもよろしくない状況だ。
自前パーツで強化予定
当然の事だが、会社で使用しているPCは自分のPCではない。
使用しているPCは、DellのOptiPlex 755で、サイズはスモールフォームファクタになる。搭載されているCPUはCore2 Duo E7200で、同じOptiPlex 755でも後発モデルに搭載されているCPUだ。
メモリは2GB、HDDは250GBというモデルである。
それに、追加オプションでRadeon HD 2400が搭載されている。
業務で使う分には何らスペック的には問題がないハズなのだが、どうもHDDにそろそろ問題が出始めていて、読み込み速度や書き込み速度に不都合が出始めている。
特に問題なのはATOKが稼働する時。
ATOKが辞書を読みに行くたびに一瞬…で済めば良いが、時々5秒近く待たされる時が出てきた。
おそらく、HDDの不良セクタが悪さをしているのだろうが、その不良セクタを解決する為にディスクチェックしたとき、そのディスクチェックが途中で止まってしまい、解決に至らなかった経緯がある。なのでその時以来、ディスクチェックそのものを敬遠していた。
そんなこんなで、HDDそのものの信頼性が低下したことで遅くなっているのかもしれないし、OSそのものが劣化した(ま、これも原因はHDDなワケだが)事が原因かもしれないので、とりあえずHDDを交換する事にした。
交換するHDDはSeagate製の1TBモデル。プラッタが1TBのものだから、ディスク枚数は1枚で、速度は7,200rpm、キャッシュは64MBというものだ。標準搭載されているHDDはWesternDigital製の250GBという使用しかわからないのだが、おそらくそれよりは性能はずっと向上しているはずである。
で、今回はそれに加え、ビデオカードも強化しようと考えている。
変更するビデオカードはRadeon HD 6450で、当然だがRadeon HD 2400からは大幅なパワーアップになるだろう。
問題は…スモールフォームファクタの筐体内に収まるか? という事なのだが、一応ロープロファイル仕様であるため、何とか入るだろうと想定している。
消費電力の問題もあるのだが、多分もともとがRadeon HD 2400Xの搭載も可能なモデルである為、補助電源も不要な事から動作するだろうと見込んでいる。
HDDが5,280円、ビデオカードが中古で2,500円と、7,780円の自己投資ではあるが、これでハードウェア的に作業効率はアップするだろう。
だが、実は問題はソレだけに留まらないのである。
問題はOS
HDDが変わる事で、OSは再インストールする事になる。
だが、このインストールするOSだが、実は今までWindowsXPを使用していた。
言うまでも無くWindowsXPは既にMicrosoftがサポートを打ち切ったものであり、しかも技術的にはすでに15年経過しているものである。
実は、私が業務で使用しているOptiPlex 755は、標準搭載OSがWindows Vista Business SP1だったのだが、購入時に会社のシステム全体がWindowsXP基準だったため、ダウングレードサービスからWindowsXPをインストールした形で使用していた。
なので、今回の再インストールOSはWindows Vista Business SP1にしようと考えている。
OSがWindowsXPからVistaになる事で、多分基本的な部分は随分と進化する事になる為、動作的には不満のないものになると思っているのだが、私自身、実はVistaに相当不信感を持っていて、Windows7のようにはいかないな、と身構えていたりする。
VistaはSP2を導入する事で、かなり使いやすさは改善される、という話を聞いたこともあるし、そういった記事を見たこともあるのだが、如何せん、自分がもっとも触れてきていないOSであり、どちらかというと風評被害をまともに信じている私がいる。風評被害と表現したのは、VistaというOSの管理者権限は、本来そうあるべき、と唱えていた人がいたからだ(誰だったかは忘れたが…)。
私とすれば、その管理者権限問題はVista最大のトラップであり、それ故に使いづらいという話を心底信じていて、Vistaだけはどうあっても使うまい、と思っていた時期がある程だ。
実際問題、ホントにそうなるのかどうか、こればっかりは使ってみない事には分からないのだが、今回はインストールできるOSのライセンスがWindowsXPかVistaしか選択肢がないため、初のVistaインストールを実施する事にした。
実施は土曜日。
はたしてどうなる事やら…。