結局、マルウェアの問題は表面的に解決という形で留まるしかなかった。
ESETの導入により、今以上に被害が広がらなくなったはいいが、ブラウザ問題だけは何とかしなければならない。
結局再インストール
いろいろ試行錯誤してみたが、Google Chrome上に表示される「Coolsale Coupon」と「Right Coupon」の広告は消す事ができなかった。
というか、該当しそうな拡張機能を全て削除し、インストールされているプログラムを消したところで、肝心の「Coupon Factor」が消えてくれないため、手の施しようがない、と判断したのである。
ただ、それでも少しでも影響のあるものは削除した方がいいだろうという事で、関連のありそうな拡張機能プラグインは全て削除し、一度Google Chromeをアンインストールする事にした。
ただ、再インストールするにあたり、一つだけやっておきたいのが、レジストリの整理である。
Google Chromeに限らない話だが、起動オプションなどの設定やプラグインの動作に関係する情報などは、部分的にレジストリに記載されている事があり、そのレジストリデータが有る限り、プラグインなどが復帰してくる可能性がある。
なので、今回の再インストールの前には、そのレジストリにおいて、Google Chromeに関係あるものを片っ端から消した。Googleドライブの関係からGoogleに関係するもの全部を消すわけにはいかなかったが、それでもChromeというレジストリファイルに関しては思いきって削除してしまった。
今更の話をするが…レジストリの操作は完全に自己責任の下、手を出すように。これが狂うと最悪起動できなくなる可能性もある。
とりあえず私は自己責任の下、Chromeと書かれたレジストリファイルを消してまわったわけだが、その後、64bit版のGoogle Chromeを再インストールした。
すると、上手い具合にCoupon関係の広告が表示されなくなった。これはラッキーだったかもしれない。
再インストール後、Google Chromeが自動的にネット上から他で使用しているGoogle Chromeの設定を引っ張ってきて、簡単にいつものGoogle Chromeの環境へと復帰する事ができた。
ただ…これは根本解決したわけではない。あくまでも対処療法に過ぎない。
ESETをインストールしてみて
これはESETの機能の一つなのかもしれないが、スタートアップの設定が書き換わるとESETはそれを監視していて、書き換わった事を知らせてくれる。
日常的に、結構これが書き換わっていて、Windowsというシステムがこうした動作を頻繁に行っているという事の一端が見えた。
つまり、ちょっとした事で設定が書き換わり、次の起動に関して条件が異なっていくのである。
ちょっとした事でバランスを崩して起動できなくなる…或いは起動が遅くなる、なんていうのは、こういうスタートアップ時の設定書き換えという所で起きているのかもしれない。
今回の問題は、とりあえず表面的には解決したように見える。
だが、もちろんこれが根本解決だとは思っていない。
というか、もし根本解決できるとしたら、もうOSの再インストールしか方法がないかもしれない。
だが、いつその状態になるかわからない。今、私のPCはバックアップを取ってあるとしても、そういう危険な綱渡り状態にあると言える。
そこで…とりあえずその受け皿となる為のSSDを用意することにした。
今度は容量として余裕のある256GBのもので、以前Blogにも書いた製品である。
購入したのは「Micron Technology Crucial MX100」で、消費税込み価格で12,100円だった。
商品自体は明日届くため、まだ現物は確認していないが、届いたら近日中にはOS再インストールによるシステム再構築が始まるだろう。
まさにRe:bootである。何と為にバックアップを取っているのか? という根底を覆す手法だが、これが一番確実であり、構築後にそのインストールプログラムが必要か不必要かを見極める良いタイミングでもある。
というわけで、また近日注には大仕事である。
ま、火曜~木曜までは名古屋に出張な為、OSの再インストールはそれ以降になるとは思う。