先日の私のiPhone6 Plusが低速モードになったという事象は、今後起きなくなるかも知れない。
日本通信が使い放題へ
日本通信がMVNO型モバイルサービス「b-mobile SIM高速定額」を12月12日より発売する。
初期手数料こそ3,000円かかるが、月額1,980円のプランでは通信速度や通信容量の制限がなく、IP電話や動画が利用でき、メールやSMSもサポートされる。但しP2Pアプリや大容量のダウンロードやストリーミング通信は時間帯によって制限される事があるようだが、三日間連続使用1GBの制限もなく、概ね通信速度や容量を気にせず使えるプランになる。
この「b-mobile SIM高速定額」は、800円の追加で090や080番号による音声通話も可能なプランが用意される。もちろんMNPにも対応しており、docomo回線の端末やSIMフリー端末で利用が可能である。
一応、制限としては最低利用期間が5カ月間と設定されていて、4カ月以内に解約すると解約金8,000円がかかる、というものぐらいである。
考えようによっては実にリーズナブルなプランと言えよう。
エネコムも使い放題を発表していた
私がこの情報に気付いていなかっただけなのだが、11月26日には、エネルギア・コミュニケーションズからMVNO型データ通信サービスで月額2,480円(音声通話付きなら2,980円)でLTE使い放題のプランが容易されている。こちらは12月1日よりサービス開始という事で既にサービスは開始している。
より細かい設定をもつプランなどもあり、かなり自由度が高いプランばかりだが、どれもリーズナブルなプランばかりであり、今までよりずっとお得に使うことのできるものである。
さらに…実を言うとU-NEXTが展開するサービスでは、同じようなサービスを11月1日から展開していた。価格的にも全く同じで、このU-NEXTのサービスがdocomo回線を利用するMVNO型サービスで一番最初に制限なしのサービスを展開していたのである。
おそらく…今後docomoの回線を間借りしているMVNO型サービス各社からも同じような価格のプランがいろいろと出てくるのではないかと考えられる。
そこでふと思うのだが、なぜここに来てMVNO型サービスを展開している各社が新プランを展開するという状況が生まれたのだろうか?
docomoがMVNO回線事業者に販売する回線使用料を安くしたのだろうか?
auは現在ケイオプティコムのmineoのみがMVNOサービスを展開しているが、docomo回線を利用するMVNO回線事業者がここまで値段を下げてくると、mineoはさらに他社に圧されるカタチになる事は容易に想像できる。
また、現在MVNOサービスを展開しようとするSoftBankに関しても、参入前にハードルが上がる事になる。
これは他社に対するdocomoの先制攻撃なのか、それとも他に意味があるのか?
謎は深まるばかりである。
まぁ…消費者サイドからすると安くなるのは有り難い話ではある。
これに合わせて、三大キャリアの価格も下がってくれると有り難いのだが…。