私が昨年に尿管結石で救急車で運ばれたというのは以前Blogで話した通りだが…。
結石は突然に
まずは結果から話す。
突然だが今日、尿管結石と思われる石が、トイレでイキナリ出てきた。
最初、尿を出そうとして中々出てこないという状況があり、感覚として何か詰まっているような感じだった。
出ない所を出そうとしているのだから、多少の痛みも伴ったワケだが、正直、そんな落ち着いて状況分析などできる状態ではなかった。
何しろイキナリ詰まった感じがして出るものが出ないのである。自分の体に何が起きたのかという事を理解も出来ず、ただ焦るだけである。
声にもならない驚きに包まれ、どうしようか迷う事すらできない状況で、とにかく出すものを出してしまわないとコレはマズイ事になる、と咄嗟に思い、一気に力を入れた所、トイレ内に「カラーーーーーン!」とかなり響く音がして、二度驚いた。
「な、何だぁ?」
口からこんな言葉が出たかどうかも定かではないが、何の音なのかを見極めようとのぞき込んでみると、こんなものが…。
出てきたのはこのような石状のもの。見た瞬間「これは石だ」と当たり前のように言ってしまったのはココだけの話だが、正直、出てきた石の大きさに驚きを隠すことなどできなかった。
まさかこの大きさが出てくるとは…
尿に混ざって結石が外に出てくる事は、そんなに珍しい事ではないという。
そうはいいつつ、私は今まで自覚できるような形で石が出てきた事は一度もなかったわけだが、医師に言わせると結石ができる人の中には頻繁に結石がトイレで外に出てしまう人もいるのだという。
尿管結石は腎臓で作られ、その腎臓から尿管を通って膀胱に行くのだが、その尿管がとても細くて狭く、ここで詰まってしまうと膀胱が排尿できずに膨れあがり、あの独特の鈍痛に襲われはじめるという。
つまり、狭い尿管に結石が詰まると、とんでもない鈍痛が襲ってくる、というのが尿管結石症の症状なのだが、その狭い尿管を結石が通ろうとすると、通常は尿管の内壁にキズをつけ、そこで出血するという。だから尿管結石の痛みが来る前に血尿が出てくる事が多々あるが、その血尿はまさに尿管内壁を傷つけた際の出血が原因である。
昨年もとんでもない色の血尿が出たが、結石がキズを付けたと言われれば納得するというものである。
だが、今日出てきたこの結石、大きさにして9mmぐらいあるワケだが、もしこの結石が普通に尿管を通ったとしたら、間違いなく尿管の内壁をキズつけ、血尿に悩まされるハズなのだが…不思議な事にここ最近は血尿が出たことなどなかった。
前触れが一切ない状態で、いきなり「カラーーーーーン!」である。
驚くな、という方が無理な話である。
何はともあれ、私の腎臓ではこのような石を製造しているワケである。
これが悪さをすると、救急車で病院に運ばれるワケだが…無事外に出てくる事を祈る限りである。