Olympus OM-D E-M5 Mark IIの詳細スペックが判明した?
結構魅力的
去年の秋ぐらいから、実に長い間E-M5 Mark II(以下E-M5IIと略)の噂が出ていたが、流石に発表前のこのタイミングでようやく本命のスペック情報が流れた。
見れば見るほど…魅力的とも思えるスペックだが、動画に注力したい人やE-M1と明確な差別化を期待していた人からすると、ちょっとガッカリなスペックかもしれない。
- 有効1610万画素LiveMOSセンサー
- ハイレゾコンポジット撮影機能(RAWで6370万画素、JPEGで4000万画素)
- 動画は1080/60p、720/60p
- 動画のフレームレートは24fpsも選択可能
- 最大ビットレートはALL-Iで77Mbps。IPBで52Mbps
- シャッターの最高速は、機械式シャッター1/8000秒。電子シャッター1/16000秒
- 連写は11コマ/秒(連写モードH)、5コマ/秒(連写モードL)
- 連写枚数は連写モードHでRAWで16枚、JPEGで19枚。連写モードLでは制限なし。
- ISO範囲はISO100相当~ISO25600
- 5軸 手ブレ補正。補正効果はシャッタースピード5段分(CIPA)
- 液晶モニタは3インチ103.7万ドット。バリアングル
- EVFは236万ドット。アイポイントは21mm
- バッテリーはBLN-1。撮影可能枚数350枚
- メディアはSD/SDHC/SDXC(UHS-I対応、Eye-Fi対応)
- 大きさは123.7mm x 85mm x 44.5mm
- 重さは417g(ボディのみ)。469g(バッテリーとメモリカード含む)
- 使用可能温度は-10度~40度(動作時)。-20度~60度(保存時)
- 使用可能湿度は30-90%(動作時)。10-90%(保存時)
- パワーバッテリーホルダーHLD-8
- 発表は2月5日
この情報で一番嬉しい内容はといえば、やはり内蔵EVFが236万ドットのE-M1と同等のものになったという事だろうか?
また、使用するバッテリーもE-M1やE-M5と共通のものが使えるというのも、カメラをUpdateしたい人からすると有り難い話である。
動画はほぼ60fpsでの撮影が可能になり、電子シャッターとして1/16000秒が搭載された事で今まで以上に動画と連写に強い事がわかる。
期待のハイレゾコンポジット撮影機能は、JPEGで40MPではあるものの、RAWでは63.7MPと実に驚異的。ただし、これが実用域でどのレベルで使えるものかはまだ何ともわからない。
どちらにしても、既存E-M1と比較しても引けを取らない良作機になる事は間違いないだろう。
気になる事も
しかし、スペックをよく見るとWi-Fi搭載とは書いてない。かわりにメモリーカードメディアとして「Eye-Fi対応」とあるのみ。Eye-Fiとは、SDカードの内部にメモリーカード機能とWi-Fi通信モジュールを含めた製品で、それによってWi-Fiで他デバイスと通信してデータのやり取りを行う。
普通、本体にWi-Fiを搭載していればこういう書き方にはならないと思うのだが…まさかWi-Fi非搭載なのか? ま、これは正式発表を待つしかない話だろう。
どのみち、あと2日もすれば正式に発表されるワケで、今更な話ではあるが、大凡、オリンパスユーザーの望んでいたスタイルに落ち着いた、という事かもしれない。
差別化が難しい
私はE-M1ユーザーだが、正直、E-M5IIとの差が位相差AFぐらいしかないのかな? という感じでしかない。しかも、E-M1は2月末頃にファームウェアver3.0へのアップデートが控えていて、そちらでも機能強化が行われる可能性もある。
今の所、E-M1用のファームウェアver3.0は、AF追従連写の高速化や動画撮影時のC-AFの追従性向上と言われているが、他にも機能が向上する可能性もある。
これはあくまでも可能性の一つだが、今回、E-M5IIに搭載されるハイレゾコンポジット撮影機能は、センサーシフトによる手ぶれ補正機能を利用した複数枚の画像処理による高画質撮影だから、同じく手ぶれ補正にセンサーシフトを採用しているE-M1も、ソフトウェアの対応で同じ機能が可能になるかもしれない。
もしそれが現実のものとなると、それはそれで嬉しい話ではあるが、そうなるとますますE-M1とE-M5IIの差別化は難しくなる。
前にも私は言っていたのだが、E-M5系を超高感度撮影向けのカメラに向かっていけばいいのに、と思う。ソニーのα7Sのような、ISO 40万とか、そこまではいかなくとも高感度センサー搭載のカメラにすれば、E-M1とは明らかに方向性の違うカメラになる。そういう流れにならなかった事が残念でならないのだが、そんな事はメーカーは知った事じゃないから仕方が無い。
E-M1の二代目が登場する時、ひょっとしたら、またこの方向性としての差別化は話題に上る事になるだろう。
とりあえず…今は私としてはE-M5IIがローパスフィルターレスである事を祈る限りである。
ま、すぐには買えないけどさ(-_-;)
良い感じですねE-M5Ⅱ。
E-M10ユーザーとしてはEVFと防塵防滴だけでもかなり魅了的です。
E-M1との住み分けが…と言うか、OLYMPUSのカメラ全般でモデル毎の住み分けが曖昧になってきてますね。
大三元レンズが揃いつつある今、特色のある(住み分けが明確な)ボディにしないと、折角の魅力がユーザーに伝わりにくくなりそうです。
パナソニックのボディもボディ内手ぶれ補正を搭載した機種が出てきているし、競争力にも繋がるので頑張って欲しいですね。
因みに、E-M1は像面位相差AFがあるから、C-AFではOM-Dの中で頭一つ抜けた存在だと思ってます。
最近鳥を撮るようになって、C-AFの利点がようやく分かって来たのです。
m4/3用超望遠レンズを買う予定はないけれど、使うとしたらE-M1でしょう。
EVFも見易いし、グリップが大きいので安定するし。
優秀な長男のE-M1、実は優秀な双子がいることが発覚したE-M5、平均点を越えてはいるが突出はしてない末弟E-M10。
OM-D兄弟の関係は新たな一員が加わってどう変化するのか、位置付けが楽しみです。
…ところで、そろそろE-M10にもアートフィルターのヴィンテージを追加して貰えませんかね?OLYMPUSさんw
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E-M10のファームウェアアップの話は、まだ出てきませんね…。
出てくればアートフィルターの追加とかあるんだろうけど、ファームウェアアップの話がまず出てこない事には、増やしようがないのが残念な所です。
まぁ…今はE-M5IIに注力してるって事でしょう。
そう思うしかないですw
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