もうね…今の仕事が辛いのよ…。
寝る時間もロクにない
最近、特に忙しい。
理由は、私の勤め先において品質管理システムの監査や査察が立て続けにある為、その対応を迫られているからだ。
今の私はその品質管理システムを身につけ、法規制を身につけ、そのシステムを順当に運用していく、という使命を与えられている。
なので、監査や査察で問題のある箇所が露呈してしまっては問題なワケで、それが起きないように整備したり、見直したりしているわけである。
特に、今は勤め先が医療分野に進出しようとしているところだから、特にその法規制の理解を求められていて、残念ながら私にはなかなか覚えられず、何か一つの対応をするにしても一人では解決できない、という状況にあったりする。
そして明日からその監査が行われ、それが水曜日まで続き、その翌週の月曜日からは米国の査察が始まる予定になっている。
監査が水曜日までならその後に時間があるだろう、と思うかも知れないが、監査で受けた指摘事項の処理をその間までに終わらせてしまわないと、より困難な米国査察に臨む事など無理な話なワケである。
今まではこの明日から行われる監査に向けて、構築した品質システムの整備を続けてきたわけだが、問題は新しいシステムというのは、社員全体に完全に行き渡っているわけではないので所々に穴があるという事である。もちろん全員に教育はしてはいるが、慣れていないシステムはそうそうすんなり回るものではない。
だからこそ、この準備が重要であり、大変なのである。
何より心の余裕がない
時間がないというのは前述の通りだが、それよりもっと問題なのは私の心の余裕が全くない、という事である。
極端な事を言えば、今まで未経験である医療の法律、国内でいうならば「医薬品、医療機器等法(薬機法)」やQMS省令・QVP省令、米国でいうならばQSR規則、欧州で言うならばMDDといった、各国の法令をある程度理解し、求められる要求事項に対して有効なシステムが構築されている事は当然として、それを運用する側がそれを理解している必要がある為、未経験な者がそれをやろうとすると、覚える事が恐ろしく多い事に対応できない状況となる。
それが心の余裕を奪い、効率的な仕事をできなくしてしまう…という事が今の私に起きている。
しかも、こうした事が当然私以外の社員にも起きているワケだが、その周囲の解らない人たちは「とりあえず聞けばいいだろう」と私にいろいろと聞いてくるのである。私の周囲の人達の大部分は法規制の知識というよりは、システムを運用する為の知識が重要になるわけだが、そのシステムの理解も覚束ない状態であるため、それを聞いてくるのである。
だから私は自分でやらなければならない事を抱えつつ、都度、周囲の人の質問に答え、時にはそれに伴う業務に応えていく事になるのだが、それが予定通りに流れるわけではなく、ランダムにそうしたタスクが重なっていく事になる。時にはそうしたタスクが8つ、9つと立て続けに重なり、自分の業務ができるようになるのが19時以降になってから…なんて事も多々ある。時間も足りなければ心に余裕もないのはこういう連鎖が原因と言える。
こうなると、忙しいとかそういうレベルの話ではなく、常に説破詰まった状態なワケで、その中で業務を遂行するのは、実務の面だけでなく精神衛生上も非常によろしくない。
何はともあれ、今こういう状況が今の現状である。
私のいつもやっている事が滞っている理由は正にココにあるのである。