初めてやってみたが…面白いw
秋葉原集会所
毎年、8月お盆時期と12月年末時期の2回、知人と集まるという行為が常態化している。
以前もその事をBlogに書いたが、今日、その日だったため、秋葉原に出向いた。
今までと異なり、目的を、という事で今回は前に買ったクトゥルフFluxxをプレイしてみよう、という事でレンタルスペースを借りてまずはそこに集まるという流れにしたのだが、その借りたレンタルスペースというのが『秋葉原集会所』という所で、基本的にはモバイルゲームなどのマルチプレイをしたい人たちが集まるような場所だった。
…まぁ、要するにモンハンをプレイするところ、みたいな感じと言えばわかりやすいか。
しかし、こういう場所に対する認識が、私としてはあまりにも無知すぎた。
いざ中に入ってみると…「何じゃ、この混雑ぶりはっ!」と驚くぐらい人が一杯で、そのほぼ全員が3DSを手に持ち、おそらくはモンハンXをプレイ…という状態だった。
まぁ…イマドキ「電源無しゲーム」をプレイする人というのは、かなりの少数派なのだろうが、我々はもともと電源無しゲームをプレイできる所を模索していたワケで、この辺りは完全な誤算だったと言わざるを得ない。
だが、幸い予約がとられていた席が店内最奧だった為、あまり目立つ事もなく、無事クトゥルフFluxxはプレイできたのだが、ココは基本モンハンの場所だな、という認識が私の中で固定したw
これを踏まえ、次回の糧にしよう…と一人心に決めたのである(爆)
Fluxxの恐怖
Fluxxというゲームは、基本ルールがとりあえず決まっていて、そのルールの上でカード内に書かれている条件をプレイしていき、最終的に設定された目的を達成した人の勝ちというゲームである。
ゲームをプレイ開始した直後にはそのゴールの設定もない為、当初は目的がないまま進める事になるのだが、ゴール条件が書かれた「ゴールカード」は恐ろしいほどの枚数が含まれているため、ゴール条件が提示されない、という事はあり得ない。逆にゴールカードが多すぎて、ゴールが定まらず、なかなかゴールできない、という事が平気で起こる。また基本ルールに後付でいろいろなルールが追加されていくのだが、この新ルールカードも結構な枚数が存在し、プレイしている最中にどんどんとルールが変わっていく。こういう変動していくルールとゴールをかいくぐって、ゴール条件を満たしていち早くゴールする、というのがFluxxの基本的な遊び方になるわけだが、クトゥルフFluxxは当然だがそんなFluxxの基本的な部分すら凌駕する。
アンゴールという、全員がゴールできない結末というものが存在し、アンゴール条件を満たしてしまうと世界が破滅する(勝者なしでゲーム終了)。
…なんともクトゥルフらしい内容である。
今回、『秋葉原集会所』で、このクトゥルフFluxxを初めてプレイしたのだが…ヤヴァイ、中毒になるかもしれないぐらい面白いのだw
一応2人以上で遊ぶというのが基本的な遊び方だが、3人いると駆け引きが出来て面白さは増大する。今回は5人でプレイしていたのだが、不幸になる人とそうでない人の差が余りにも大きくて「ああ…人はみな平等ではないのね…」と実感するほどである(爆)クトゥルフ神話に詳しい人であれば、カードに記載されている内容を事細かく理解できるだろうから、それはそれで面白いだろうし、中途半端に知っている人であっても、カードに記載された内容がキケンな匂いのするもの、という直感が働き、面白さを増大させる事間違いなしである。
今回は…5回プレイして4回は世界が破滅は、その4回の内3回も世界を破滅に導いた猛者は同じ人だったという、ワールドクラッシャーが現れたりと、実に面白かった。
…というか、このゲーム、マトモにクリアできるのか?www
Fluxxをやった事のない人であっても、ルールなんか元々コロコロ変わるので知る必要も無いし、解らなきゃいけない事はカード内に書かれているので、気軽に遊べる。
クトゥルフの世界を知らない人であっても、内容として「邪神」「狂気」「真理」といったキーワードで成り立っている世界観のゲーム、という認識さえあれば、すんなり入っていけると思う。
基本がカードゲームなので、価格としても2,000円台で買えるシロモノだし、ぜひ他の人にもお勧めしたい。
まぁ、あえてクトゥルフFluxxでなくても、普通のFluxxでも良いのだが、世界の破滅が待ち受けているのはクトゥルフFluxxだけ(爆)
オススメである。
年末の秋葉原
毎年思う事だが、コミケが開催される日のアキバの人の多さは異常である。
既にコミケという同人誌即売会は、昔のような体裁を保っていない所もあり、今正に変革期に来ているのではないかと思う時がある。
2020年には東京オリンピックが開催されるが、おそらくその東京オリンピックがらみで2018年くらいからは有明にある東京ビッグサイトは使えなくなるのではないかと思うが、その際、この祭典はいつ、どこで行われるのか、ちょっと興味のあるところである。
そしてその時に人の流れはどう変わり、最終的に人が流れていく先がどこになるのか、全く予測が付かない。
ただ、それでも秋葉原という街に人が最終的に集まってくるのではないか? という気がしないでもない。
とある外国人が語った言葉に「秋葉原は夢の国」という言葉があったと思うが、夢の国といえば日本人からすれば千葉なのに東京と言われているアノ鼠の国を指すが、外国人からすれば秋葉原も夢のような国なのだろう。
…たしかに街中にメイドがいて、着ぐるみみたいなものを着た人が普通にいる街である。これを夢の国と言わずして何というのか?
嗜好を志向した街、秋葉原。
この街は「その時々にもっとも売れるモノを売る街」といっていたある商売人がいたが、電気街になった背景にも、そうした当時売れるモノを売っただけという事実があっての話なんだと思う。
つまり、今は嗜好を相手に商売するのが一番儲かる、という結論が秋葉原にあるわけで、それは見ていてよく分かる話である。
そして今や世界中からそういう人が集まってくる街になった。
まさに欲望渦巻く魔都と呼ばれるに値する街である。
さて…来年の夏、私は再びのこの魔都に踏み込む事になるのだろうか?
既に私を巻き込む欲望などこの街には存在しないのだが…果たしてどうなるのか?
まぁ…予測ではあと2年くらいは来る事になるのだろうが…。