いよいよFF14のパッチ3.3が実装された。
イシュガルド大混乱
数ヶ月毎にパッチが更新されるFF14は、この更新された直後は接続率が跳ね上がると言われている。
というのも、パッチで新たに追加されたコンテンツをプレイするために休止していた人がワラワラと集まってくるからだ。
だからつい先日までは過疎地かと思えたイシュガルドに、大量の人が押し寄せ、さながら街中は大混乱という様相を見せる。
私は未だ3.0をプレイ中であるため、この集まってきた人達とは目的が異なるワケだが、シナリオ進行上イシュガルドに立ち寄る必要から行ってみたところ、神聖騎士団詰所が人でごった返していた。
プレイ人口、結構いるんだな、と実感した瞬間である。
私はというと、本日邪竜ニーズヘッグと一回目の戦闘となり、物語上、やはり竜騎士でプレイするのがよかろう、という事で、竜騎士でニーズヘッグと戦いに挑んだ。
もちろんコンテンツファインダーで見知らぬ人とマッチングしての戦闘だが、タンクとヒーラーが手慣れていて、比較的簡単にクリアする事ができた。
実はシナリオ上必要なレベルと今現在の私のキャラのレベルは、かなり近いところに迫ってきていて、余裕がなくなりつつある。アイテムレベルで行けばちょっと足りないくらいで、余裕を持った戦いができない状態だったりする。
そろそろ装備品のグレードアップが必要なのだが、リテーナー含めてインベントリが一杯になっていて、新装備を買いそろえるためのスペース確保が難しくなってきている。
装備品枠を拡張するという話も出ていたはずだが…まだ実装されておらず、状況としてリテーナーを追加しなきゃいけないってのだけは勘弁してくれないかなぁ…と思っている。
変更点多数
今回のパッチ3.3では、プロデューサーレターLiveなどの記事にも書いたが、怒濤の勢いで新実装や変更が行われている。
インターフェース関係も変更になっているが、プレイ上のシナリオ周りもいくつか変更になっていて、プレイ途中だった私も驚く変更が行われていたりする。
実は蒼天のイシュガルド、つまり3.0から、イシュガルド地域はフライングマウントによって空を飛ぶ事ができるのだが、空を飛ぶためには風紋を集める(?)必要があるのだが、この風紋の位置が変更になった。
私はドラヴァニア雲海の風紋を集めている途中でこのパッチが適用されたワケだが、この風紋の位置が変更になったようで、今まで探していた方向と全く異なるところにコンパスが反応するという事態に陥り、かなり驚いた。結果的には随分と楽な場所に移動したな、という感じで、早速ドラヴァニア雲海を飛行する事ができるようになった。
他にも、序盤のシナリオ進行が逆になったりとかいろいろな調整が行われ、遊びやすくなっているという。
今から始めるという人であっても、より親切に、より丁寧にアップデートされているので安心できると言えるだろう。
竜詩戦争その1
蒼天のイシュガルドという拡張コンテンツそのものは、竜詩戦争と呼ばれるイシュガルドと竜族との千年にわたる戦争を舞台としたシナリオが展開していくが、そのシナリオの中身自体は、こんな事を言っては失礼だが予測できる範囲内でストーリーが進行していく。
まだパッチ3.1や3.2に入っていないので、これから先に私が予測できない展開になるのかもしれないが、少なくとも今の所は予測範囲内である。
ただ、拡張パッケージとして実装された事もあって、そのボリュームは凄まじいもので、確かにLv50以上のキャラクターがストーリー進行だけでLv60に到達するというのは間違いないようである。
ここらへんの進行になると、ソロプレイは徐々に苦しくなってくる。といのも雑魚敵自体がかなり強くなっていて、1体あたりの殲滅時間が劇的に増えてくる。
だからサクサク進むといいつつも、敵と遭遇すると時間はかなり必要になる。
これと合わせて、既存コンテンツのアイテム回収(例えば極蛮神のマウント集め等)を行っていくとなると、これはもう凄まじい時間がかかるワケで、特に確率でアイテム入手が変動する場合は、コンプリートは相当先になる。
まぁ、コンプリートする必要はない、と言ってしまえばソレまでだが、コンテンツも沢山あるため、全てを網羅というのが難しいというのは今までと何ら変わらない。
竜詩戦争その2
話は竜詩戦争に戻るが、このシナリオ、進めれば進めるほど、人間にこそ問題があるように思えてならない。
ネタバレにならないように書くのが難しいのだが、竜族の方がよほど良心的でい一族想いである。
逆に人の方が余程権力欲にかき立てられていて、誰がどう考えてみても人側にこそ問題の原因があるように思える。
まぁ、人が作るシナリオだからどうしても人間の善悪を基準にしたシナリオにしかならないのだが、竜族は人間と違った価値観の元に、もっと思考がぶっとんでいても良いように思うのだが…これもわかりやすさという面を前面に押し出したという事なのだろうか?
また、この終わらない戦争という在り方が、私には中東戦争に見えて仕方が無い。
怨恨の繰り返しによる戦争…というテーマだと、どうしてもそうなってしまうのだろうが、千年にもわたる戦争が、人間が引き起こしている中東戦争と変わらない話であるというのは、如何なものかと思わなくもない。
やはり、全ての物語は聖書を起点にしている…という、文学における通説は正しいという事なのだろうか?
それでも、FF14のシナリオはまだそんなに悪いとは思わない。
結構考えられているし、ひねろうと試行錯誤している所がちゃんと見えている。
このシナリオを否定する人は、自分が予測できない展開を求めた結果そういうのだろうが、万人が納得できるものを作る方がより難しいわけで、特定の人にウケる話を作る事の方が、全体的に面白いと思えない話になってしまい、それはかえってツマラナイ話になってしまう。
こういう評価は、常に全体の中心で捉える必要があるのだが…嗜好品における「良いモノ」への追求というのは、実に難しい話である。