コレ、日本でも発売すればいいのに…。
NES CLASSIC EDITION
NES(Nintendo Entertainment System)とは、欧米で発売されたファミコンの事だが、そのNESが手の平サイズにリメイクされ、NES CLASSIC EDITIONとして再び発売される事となった。発売は11月11日で、価格は59.99ドルとの事だが、この筐体の中に予め30種類のゲームが内蔵されている。
新規のリメイクであるため、外部出力にHDMIがあるため、最近のテレビにも接続する事ができる。付属する専用コントローラーはWii UやWiiのNESゲームのバーチャルコンソールでも使用できるもので、単体でも9.99ドルで発売される。
このNES CLASSIC EDITIONだが…コレってかつてのカートリッジとか利用する事ができるのだろうか?
見た感じ、カートリッジを入れるスロットがあるようなないような…。正面角の所が開くようになっているようにも見える為、そこにカートリッジスロットが隠されているのかもしれないが、もし過去の資産を利用できないとなると、ちょっと微妙な製品ではあるが、それでも30種のゲームが内蔵されているというのは、ある意味リーズナブルとも言える。
国内でも…
最近、私の周辺で聞いた話なのだが、最近の小学生にもスーファミのゲームが大好きという子供がいるらしい。
接続端子として、既にS端子とかコンポジットとかの端子が存在しないテレビというのもある時代だけに、スーファミを接続できるテレビというのが貴重になっているらしく、その話を聞いた家では、未だにブラウン管のテレビがスーファミ用として稼働しているらしい。
まぁ、単純に接続端子のコンバートをすればイイだけの事なのだが、そういう機器も値段も安くないわけで、使えるブラウン管テレビがあれば、それが活躍するというのも分からない話ではない。
この、未だにスーファミのゲームが好きとか、ファミコンのゲームが好きとかいう流れは、何もココだけの話ではなく、あの単純なゲーム性が好きという人は、案外未だに多いらしい。
というか、最近の子供からするとその時代のゲームは知らないわけで、全く新しいものに見えるらしく、新鮮に楽しく遊べるらしい。
そう考えると、最近の表現能力が素晴らしいゲームは、確かにビジュアルとしてはスゴイのかもしれないが、ゲーム性という本質的な部分に関して言えば、記号化が全面にでている過去のファミコンゲームとかの方が、楽しく感じる事ができるのかもしれない。
昔のゲームを知っている人からすると、徐々に進化してきたゲームなのかもしれないが、その進化の中で、本質を置き去りにしてきたのかもしれない。昔からのゲームを知っている人は、その置き去りにしているものは既に自分の中にあるため、置き去りにしている事に気がつけず、新しく進化した部分だけを評価しているのかもしれない。
しかし、イマドキの小学生は当然そうした進化の過程を知らないわけで、欠落してしまった置き去りにしてきた部分を求めて、ファミコンやスーファミのゲームが楽しいと感じるのかも知れない。
そう考えると、日本でも今回のNES CLASSIC EDITIONのような復刻版ハードは売れるように思うのだが…。
任天堂には、枯れた技術の水平思考って考え方は、何もソフトだけの話ではないと気がついて欲しいと思う。
…それなら今こそ「ヴァーチャルボーイ」の出番なのか?(爆)