そういえばGeForce GTX 470の時にもあったかな…。
1スロット仕様の薄型
GALAXというビデオカードメーカーがGEC 2016という独自イベントを開催し、その中でグラフィックカードの新製品をいくつか明らかにした。
その中に「1スロット仕様のGeForce GTX 1070搭載カード」が含まれていて、2017年に登場するとしている。GALAXは以前はGALAXYというビデオカードメーカーだったところ。
写真の上のビデオカードがその1スロット仕様のもので、下のカードが通常品。明らかに厚みが異なる事がわかる。
たしか、メーカー名がGALAXYという頃に、GeForce GTX 470でも1スロット仕様の製品を投入していたように思う。その後、GTX 680の時にも1スロット仕様を発売する、と発表したが、その製品が発売されたかどうかは知らない。
最近だと750 Tiを1スロット版で発売したようだが、ハイエンドクラスを1スロット化して発売する、という事であれば、久々の話である。
HEXUS
http://j.mp/2hEtC3H
実際はショート基盤
この1スロット仕様のGeForce GTX 1070だが、よくよく見ると実はショート基盤を採用しているというのがわかる。
ショート基盤の製品に、長さを拡張してブロアーファンを追加しているものと思われる。
クロックなど細かい仕様は未公開のようだが、冷却を考えるとクロックアップしている可能性は低いように思う。
個人的に一番気になるのは、その搭載メモリ量。
下位モデルの1060や1050ではメモリ量を6GBからその半分の3GBなどにして低価格化したりする事があり、今の所1070や1080ではそうした半減メモリ製品は見られないが、1スロット化するにあたり、搭載メモリ量を半減し4GBにしました的な話になるようだと、ちょっと残念な感じである。
せめてリファレンスモデルと同等のスペックだと、この製品の魅力はぐっと増すのだが。
もっとも、1スロット版という薄型モデルよりも、ショート基盤モデルの方が小型ケースに入れやすいという状況が多いかも知れない。
そういう意味ではこの製品はかなりニッチなものになると思われるが、ケース内のエアフローを気にする人には良い選択肢になるかもしれない。
…ま、その前にちゃんと発売するのかどうかが気になる所ではあるがw