FaceRigが使えるようになった事で、いよいよ配信ソフトと連携。
FaceRigの設定
Webカメラの映像を拾う事ができた事で、FaceRigが無事稼働し、映像が青みがかるという問題はあるものの、実際に使用できる段階になった事で、いよいよFaceRigの細部設定を見直す段階にきた。
先に言っておくと、私が最近「FaceRig」と言っているのは、基本的に「FaceRig」の上で「Live2D」を実行している環境になる。今まで書かなかったが、基本「Live2D」の事なので注意。
さて、細部設定とは、表示されるキャラクターの表情の追従性などの調整の事。FaceRigは通常の使い方であればWebカメラで表示している人物の表情と同じようにキャラクターの表情が変わるのだが、トラッキングの調整をしないと、上手い具合にキャラクターの表情が変わらない。
実際には、人物の動きにどれだけ敏感に反応するかなどの調整をしていく事になるのだが、これが結構難しい。
目は半目状態になったり、眉の動きが左右で整わなかったりと、トライ&エラーを何度も繰り返して調整するしかない。
いろいろやってみて何となく掴めてきたのは、FaceRigでもLive2Dの場合は過敏に反応するようにした方が動きがハッキリするという事。ピーキーな設定にしてやると、口の動きや瞬きなどは、確実に動作する為、それが結果的に安定した表情を作ってくれる。
Live2Dではなく、FaceRigの3Dキャラクターの場合は、元々が結構過敏に反応するので、マイルドな設定にしてやらないと、とんでもない動きをする。このあたりはさじ加減が難しい。
また、この細部設定をやっている段階で、ガミラス星人問題が無事解決した(爆)一般設定の項目の真ん中あたりに「ストリーム色の交換をしてください」というスイッチがあり、それを切る事で色味問題が解決した。特にWebカメラに依存した問題とかではない事が判明し、一安心といったところである。
ちなみに背景をグリーンバックにしているのは、配信時に背景を透過させるためである。
OBS Studioの設定、再び
配信ソフトとして私が今使用しているのはOBS Studioというソフトである。
無償で結構いろんな事ができる為、非常に重宝するのだが、機能等のリファレンスはネットを頼りに調べるしかなく、手探りな部分も結構ある。
大凡は標準設定で問題はないのだが、取り込むデバイスなどは当たり前だが自分で設定するしかない。
MonsterX U3.0Rのドライバを最新にした事で、OBS Studioでも直接キャプチャユニットの映像を拾い上げる事はできるようになったのだが、残念な事にその設定だとキャプチャユニットからの音を同時にPC上で鳴らす事ができなかったため(一応配信時には鳴らせるようではあった。おそらくループバックの問題か何かがあるのではないかと予測)、キャプチャユニットの映像はアマレコTV経由で拾った方がいいと判断。その設定に戻すときに、問題が発覚した。
なんと、OBS Studioの映像キャプチャデバイスの中に、アマレコTVの設定が消えて無くなっていたのである。
消えたアマレコTV設定
アマレコTVを起動して、そちらでMonsterX U3.0Rの映像を拾い上げると、無事キャプチャする事はできた。あとは配信ソフトでアマレコTVを選ぶだけという段階で、どうしてもOBS Studio上にアマレコTVが出てこない。
考えられるあらゆる事を試しても、出てこないので、入れ替えた最新ドライバが問題なのかと、ドライバを削除する事も考えたのだが、そこでふと見たOBS Studioのウィンドウタイトルバーを見た時、全ての問題が解決した。
なんと、OBS Studioが64bit版だったのである(爆)
OBS Studioをインストールすると、通常「OBS Studio」というショートカットしか作られない。この「OBS Studio」というショートカットは32bit版を起動するショートカットなので、64bitで起動させたい人は64bit版の起動プログラムを直接起動するか、その64bit版の起動プログラムから自分でショートカットを作るしかない、というのが今までだった。
ところが、OBS Studioの最新版への入れ替えがあった時に、何故か「OBS Studio」のショートカットが64bit版のリンク先になっていて、起動していたのが64bit版だったのである。
アマレコTVは、64bit版も存在するが、基本機能的に32bit版が安定しているという事から、私は通常32bit版を使っているため、64bit版のOBS Studioからは、このアマレコTVが選択できないのである。
理由はたったコレだけ。何とも初歩的なミスである orz
PCゲームではキツイ
とりあえずアマレコTVでキャプチャ映像を取り込み、そのアマレコTVをOBS Studioで配信するという設定はできた。
この配信設定にFaceRigの映像を重ね、配信という事になるワケだが、これでCPU使用率を見ると、大凡30~37%といったところである。
これはゲームの処理を外部機器が行っているからこの程度で収まっているのであって、もしPCゲームだったなら、このOSB StudioとFaceRigとPCゲームが動作する事になる。
現在、私がPCゲームとしてチョイスできるのは「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」と「FF14」、「World of Warship」を中心とした構成で、先日FF14ではFaceRigの動作に問題が出た。
では他ではどうなのか、という事を検証してみたところ、「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」はほぼ問題がない事が確認できた。コイツは恐らくはDirectXで動作しているのだろうが、Steamの上で動いているので、FaceRigと相性がいいのかもしれない。
という事は、Steamのタイトルであれば、問題なく動作できるかもしれない。
となると「Civilization」系は、問題なく動作できる可能性がある。私は最新の「Civilization VI」は持っていないが「Civilization V」までは持っているので、試してみる価値はあるかもれない。
また、ほぼダメだろうと思うが「SimCity」も試してみるのもいいかもしれない。
…といろいろ考えられる事はいろいろあるのだが、おそらくはほぼ全ての構成でPCのパワー不足が露呈する事は間違いない。
PCの処理能力
PCのCPUは、世代が変わると劇的に処理能力が向上する事がある。
クロックアップだとか分岐予測性能だとか、そういうので処理能力が上がるという事もあるが、もっと大きな要素として、処理命令が加わるのが結構大きい。
私のメインPCはIvy Bridge世代のCore i7-3770Kだが、AVX2の命令セットは持っていない。だが、今このAVX2がある事で処理が結構高速になるケースがあったりする。
RyzenもAVX2は命令セットとして持っているが、Intelと構造的な違いがあることで、Intelの方が現時点ではAVX2命令は処理が軽いと言われている。そうした構造問題ももちろんあるのだが、CPUの処理能力というのは単純に数字だけでは語れない、という事である。
もし各メーカーがRyzenの特徴に合わせた処理パッチをプログラムに当てる事ができるなら、ひょっとしたら現在Intelに劣っているといわれるAVX2処理命令が劇的に早くなる可能性もある。
どっちにしても、世代が新しいCPUが有利という事に違いはない。
私の場合、既にメインPCのコア部分は5年目に突入しているので、Haswell、Broadwell、SkyLake、Kaby Lakeと世代だけで4世代も差があるため、負荷のかかるプログラムを動作させるには厳しい環境になってきたと言える。
今でもウチのメインPCが低スペックだとは思わないが、最新スペックと比べるとどうしても見劣りが出てしまうのは、避けられない。
悔しいが、会社で使用しているSkyLake世代のCore i7-6770の方が、圧倒的に処理が早いという事をここ最近実感していたりする。会社PCの方が速いとは実に屈辱的である(爆)
こういう理由から、配信をするにしてもメインPCの刷新は必要と思っている。
とりあえず、まだそうした動きは出来ない為、現状のPCでできるところを今後も模索していこうと思う。
…そんな事より、とりあえず配信しろよ、という問題は依然としてあるのだが(爆)