Ryzenで決め打ちすればそうでもないが…。
夏に入れ替え予定だったが
私のメインPC入れ替え時期だが、今年の初めには夏を予定していた。
本当なら、今年の初めに入れ替えするつもりだったものが、予算的な問題などいろいろな要素で実現できず、結果として2017年の夏に入れ替えるする予定へとスライドさせてしまった。
このスライドには、春にAMDのRyzenが登場するという情報もあっての事で、Ryzenの性能に大いに期待した結果でもあった。
そしてRyzenが発売し、思いのほか性能的に問題となる部分が少ない事はわかったが、私の用途として考えた時、Ryzenがベストかというと、Ryzenの弱点部分が影響する事も見えてきた。
となると、私からすればIntel CPUの動向も気になるわけで、もし次世代のIntel CPUを視野に入れるとなると、夏にメインPCの入れ替えができるかどうかが分らなくなる。というか、事実上無理と言わざるを得ない。
Ryzenが業界に与えた影響が大きい事は意味があるし、良い事だとは思っているが、私個人の導入計画で考えると、より迷う要素が強くなったと言わざるを得ない。
第8世代Core
Intelは第8世代Coreの投入時には前世代より30%の性能向上を果たす、と明言している。
ではその第8世代Coreというのは、コードネームでいうと何になるのか?
聞こえてきた情報によると、9月に4コアでTDP 15WのKaby Lake Refreshが登場し、これが第8世代だという話もある。だが、この第8世代と言っているKaby Lake Refreshには、デスクトップ版のKaby Lake-Sが発売されるという明確な情報がない。にも関わらず、2018年初めに登場すると言われているCoffee Lakeには、TDP 65Wのデスクトップ向けであるCoffee Lake-Sが存在するという話が既に出ている。しかもそれは6コアになるという情報すら存在する。
では、第8世代Coreというのは、Kaby Lake Refreshの事を指すのか?
もしそうであるなら、Coffee Lakeは第9世代Coreとなるのか?
このあたりが見えてこない。
9月に登場するというKaby Lake Refreshに、デスクトップ向けのKaby Lake Refresh-Sが存在するのなら、このあたりはあまり迷う事はないのだが、今の情報ではこのあたりが全く見えない。
さて、実際はどうなるのだろうか?
迷走している?
こういう情報をいろんな所から集めてくると、なんだかIntelが迷走しているように見えなくもない。もちろん、あのような大企業がそうそう迷走する事はないだろうから、実際にはそう見えるだけだとは思う。
しかし、圧倒的優位に立っていたIntelが、AMDのRyzenによって揺らぎ、商品ラインナップを大幅に変えてきた事で、未来予想図が大きく狂ってきている事は、状況から考えて間違いないように思う。計画が変わるわけだから、見据えていたものに変化が現れている事は間違いないが、出ている情報のどれが更新されていて、何が変わらないのかが、聞いているだけの側からでは、全く見えてこない。
そうなると、何の為のロードマップなんだろう? と感じなくもない。
まずは、何が第8世代であるのか? ココだけでもメーカーがハッキリと明言するだけでも、この状況は随分とスッキリするのではないかと思う。
おそらく、PCの更新を考えている人は、そうした情報を欲しているだろうし、それによって2極化したCPU勢力に動きが出るのは間違いない。