ビデオカードを先行投入したので、ここら辺で他パーツを考える。
マザーボード
次期メインPCとして、採用するCPUはほぼ決めている。揺るぎない結論として、Core i7-8700Kを導入する事は決めているので、あとはそれに合わせる他パーツという事になるが、真っ先に決めねば鳴らないのがマザーボードである。
基本Z370チップセットを搭載しているマザーボードである事は間違いないが、価格的に2万円前後のものから4万円のものまで、結構価格的に幅の広い製品群の中からチョイスする必要がある。
大きさの規格としてはATXにする事は決めているので、あとはメーカーとそのグレードという事になるが、最近よくその名を聞くのがASUSで、従来私が選んできたメーカーでもある。
だが、今回私はASUSを選択する事は多分ない。
理由は単純で、私が求める有線LANが2ポートある製品が最高級グレードにしかないような状態なので、他メーカーをチョイスした方が良いだろうという判断である。
では具体的にどこになるのか?
数あるZ370マザーボードの中で、コレは良いかも知れない、と見たのがAsRockの「Z370 Taichi」、もしくはその上の「Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7」である。ただ「Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7」は価格的にかなり高額になるので、現時点では「Z370 Taichi」が有力かな、と見ている。
「Z370 Taichi」が良いと考えた理由は、まず有線LANが2ポートあるという事。コイツは2本の有線LANを1ポートとして考えて2倍の帯域として使用する機能も持っているが、IPを2区分使いたい私であっても、それぞれのコントローラーに違うIPを割り当てれば良いだけなので、私の希望の用途に向いている。
また、無線LANとBluetooth 4.2をMini PCIで接続したユニットを持っているので、マザーボード単体でBluetoothを使用できるという強みもある。
「Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7」であれば、10Gbps対応の有線LANも持っていて、最終的には有線LANポートを3ポート備えるという特殊ぶりで、場合によっては価格が上がる事を覚悟して「Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7」に突貫するというのも悪くないかも知れない。
メモリ
マザーボードと並んで重要になってくるのがメモリである。
Z370は基本的にDDR4対応なので当然規格はDDR4になるが、問題はその動作クロックである。
Z370からは2666MHz駆動が標準対応なので、この2666MHz駆動のメモリを検討するのだが、問題はその容量である。
現行メインPCは32GBというメモリを搭載しているので、できれば16GB×2枚という構成で32GBを搭載したいと思っている。
だが、これで2666MHz駆動となると、メモリ単価が異常に高くなる。
ここは容量を犠牲にするか、それとも速度を犠牲にするか…という二択になるが、できればどちらも妥協したくないところ。
何とか価格が抑えられたものが見つかればいいのたが…ちなみに現時点で見つけているメモリはCORSAIRの「CMU32GX4M2A2666C16」およびその後継品なので、価格的には39,000円ぐらいはする。
しかも最近メモリは高騰気味で、安くならない事が多いのが問題。さてどうしたものか…。
電源
マザーボード、メモリときたら、次にストレージと答える人が普通なのかも知れないが、実は私が気にしているのが電源だったりする。
というのも、搭載するビデオカードがRadeon RX Vega64なので、この電力喰いビデオカードを意識すると搭載する電源の容量はいつもよりも気にしていたりする。
希望は800Wクラスの80Plus Titanium電源で、電源効率として全ての条件で90%を発揮する電源を搭載すれば、電源的には安定するかな、という気持ちである。
そう考えると、候補として挙がってくるのがSilverStoneの「SST-ST80F-TI」で価格的には25,000円程度。
…電源でもこの価格にくるとなるとかなり高級感が増す感じ。
まぁ、最終的にその金額が賄えるかはまた別の問題だが。
ストレージ
そしていよいよストレージだが、前述したマザーボードではNVMeが使用可能なので、起動デバイスとしては使ってみたいところ。
最近は容量単価も下がってきてはいる…とはいうものの、起動デバイスの容量としては最近の事情からいって512GBくらいは載せておきたい。
となると、価格と性能のバランスを見るとTranscendの「TS512GMTE850」もしくはその後継品が候補に挙がってくるか? そうなると価格的には30,000円程度。もしこれが256GBクラスで良ければ価格はもっと下がってきて最近では1万円台半ばぐらいでどうにかなるかも知れない。
ただ、SSD系だけでは不安でもあり、ここにデータストレージとして4TBのHDDを追加すると、これで約1万円追加。妥当と言えば妥当な構成だが金額的には妥当と言えるかどうか…。
PCケースとクーラー
そしてこれらを収めるPCケースだが、大凡価格的に言って1万円は覚悟しなければならない。
これは毎回同じで、Fractal Design製だったり、Antec製を選ぼうとするとこれぐらいの価格は避けられない。
今候補として考えているのがAntecの「P110 Silent」、もしくは「P110 Luce」で、「P110 Silent」なら12,000円強といったところ。「P110 Luce」なら…多分もっと高い。
そしてこのケースに合わせたCPUクーラーを考えると、今回は簡易水冷を考えているので、できればAntecの簡易水冷クーラーを検討したい。
Antecと言えばMercuryシリーズだが、折角フロントに360mmのユニットを取り付けられるのだから、それを視野に入れると「Mercury 360」、価格的に16,000円強といったところか。もしこれが240mmの「Mercury 240」なら12,000円強といったところだが…このあたりは予算との兼ね合いになる。
総合的に見て…
ここまでの構成にDSP版のWindows10 Proを追加すると、プラス18,000円程度になる。
と、ココまでの金額をざっと合計すると、24万円半ば…。
コレ、ビデオカード入れずにこの価格って事は、総額30万円超の構成じゃねーか(爆)
こんなの、導入できるのか?
今年の冬に追加される予算で、これらを纏める事ができたなら、何とかなるかも知れないが…ここはちょっと様子見といったところか。
ただ、5年ぶりのメインPC入れ替えなので、できるだけ現行PCのミドルハイクラスの性能は詰め込んでおきたい。ちょっと無理してでも入れられるものは入れておきたいという気持ちもあるので、予算の都合は可能な限り付けるしかない。
構成の見直しも必要だが…予算の組立の方が優先かもしれないな。
とりあえずビデオカードを先行して導入している以上、できれば年内にはある程度は詰めていきたい。
データストレージは今の現行PCからも多少引っ張ってくるので、それらを合わせて考えていくしかないかも知れない。
もう年単位でPC更新の話をしているので、そろそろ決着の時である。