新PCのパーツの注文、始まる。
今回は通販ベース
先日、構成を決めた新PCのパーツ購入だが、今回は通販ベースで進めている。
全てを同じネット店舗で購入する…なんて事をすると、部分的にパーツ代金が高くなってしまうので、送料が発生しないように気をつけながら、複数の店舗での購入という形で進めている。
ただ、パーツの組合せによって同一店舗で頼むと安くなったりもするので、このあたりはバランスを取る必要がある。
購入店舗は、ツクモ、ドスパラが中核になるが、価格.comで最安値などを見ていると、最安値がAmazon.co.jpだった…なんて事もあり、入荷状況等を見ながら最終的に購入する店舗を決めている。
先日のBlogにも、CPUクーラーとPCケース以外のパーツに関しては構成を決めたと書いた通り、この2種のパーツを除いて既に注文済みで、おそらく今週中には次々とパーツが集まってくる。
なので、早いところCPUクーラーとPCケースを決めてしまわないと、その他のパーツの動作検証ができない、なんて事になる。
今週中までに全てのパーツが揃えば、今週末はいよいよ新PCの組立&動作検証という流れになると考えられる。
今回、いろいろ注文していて驚いたのが、DSP版Windows10 Proの価格が店舗によって結構な開きがあるという事であった。
A社とB社で2,000円以上の開きがあったのには驚きで、何度か購入する製品を組み替え直して安くDSP版を購入した。
全てを最安値で構成できればベストなのだが、そうすると扱う店舗がバラバラになり、結果送料が発生、なんて事になると、逆に価格が高くなったりする。
なので、ある程度の許容値を含めて購入しているので、予定よりはちょっと総額で高めに出るかもしれないが、私が直接店舗に行って購入する時の交通費を考えれば、多分安く購入できていると言える。
CPUクーラー
実は、PCケースに関して言うとほぼ購入したいケースは決まっている。
以前から言っていたAntecの「P110 Silent」もしくは「P110 Luce」で、恐らく購入する時期から考えて「P110 Luce」は発売される前に購入となるので間に合わない。
どちらを購入するにしても、内部構造はほぼ同じなので、このケースに合わせたCPUクーラーが選定する上で重要なパーツとなるのだが、実はここで迷っていたりする。
というのも、今回は簡易水冷CPUクーラーを考えているので、そのラジエーターの大きさで360mmにするか240mmにするかで迷っている。
価格的に最安値で言えば2,000円の違いがないので、どちらを選んでもよいのだが、問題はPCケースに搭載する設置に関して、ラジエーターが360mmの場合と240mmの場合では、大きく取り回しが異なるのである。
360mmという長さのラジエーターは、今回検討しているケースだとPCケースのフロント部分にしか装着する事ができない。
これが240mmだと、フロント部分のみならず、ケース天面部にも装着する事が可能になる。
ただそれだけの違い…と思うかも知れないが、実はそうではない。PCケースフロント部分というのは、本来なら吸気口になるわけで、そこにラジエーターを装着するという事は、ラジエーターを冷やした空気がPCケース内部に入り込むという事になる。
逆にPCケース天面は、通常はフタを閉めて空気を通さないか、或いは排気口になる部分なので、ココにラジエーターを取り付けるという事はPC内部の空気でラジエーターを冷やすという事になる。
同じようでまるで違う
一見同じように感じるかもしれないが、吸気口に設置するか排気口に設置するかという、違いは、実はとても大きな違いである。
大きなラジエーターでない場合は、ほとんどの場合排気口にラジエーターを配置し、PCケース内部の空気でラジエーターを冷やすというパターンで、このケースだとPCケース内部に導かれる空気は比較的冷たい空気が入り込み、その空気がPCケース内部である程度温められ、その空気でラジエーターを冷やすので、ラジエーターの冷却はその温められた空気で行う事になる。
だが、吸気口にラジエーターを配置するとなると、ラジエーターを冷やした後の空気がPCケース内に入り込むので、PCケース内部の空気はある程度暖められた後のものが入ってくるということになる。その代わり、ラジエーターは新鮮な空気で冷やされるため、ラジエーターの冷却効果は高い。
ラジエーターを冷やす事を一番として考えるか、それともPCケース内部を冷やす事を一番として考えるかで、どちらにラジエーターを設置する方がよいかが決まるのである。
慣れている人であれば、どちらでもどうにでもなる、という考えに行き着くかも知れないが、私としてはPCのアーキテクチャを5世代分ジャンプさせる事になるので、今のCPUやチップセットがどれだけの発熱になるのかが今一つ見えていない。
だから、ラジエーターを設置する場合、どちらが適しているのかというのが判断できず、どうしようかとの悩んでいるのである。
あたりまえの話
だが、普通に考えて360mmのラジエーターの方が冷えるのは当たり前である。
その冷える大きなラジエーターを吸気口に配置するという事は、よりCPUは冷えるという事になり、CPUの稼働に関して言えば良好な状態を確保する事ができる。
問題はマザーボードの発熱に関して、どこまで発熱するか? という事である。
最近はNVMeの発熱も高く、SSD用のヒートスプレッダが発売されたり、メモリも当たり前のようにヒートスプレッダ搭載になっている。
また、マザーボード全体の消費電力が上がっている事から、電解コンデンサも耐久力のあるものが搭載されはじめ、ボード全体の発熱量が増大している事は間違いない。
そう考えると、ラジエーターを経由した空気でPC内部を冷やすという事で問題がないのか? という不安も出てくる。
と、ここまで真っ当に考えての結論として答えが出てこないわけだが、ここで発想の逆転をしてみる。
PCケースフロント部分を、吸気口にせず、排気口として使った場合はどうなるだろうか?
この場合、排熱の流れを前後逆にして、PCケース背面から吸気し、そのまま前面に排気させる事で、この問題は一気に解決しそうな話でもある。
ただ、この逆転の発想が取り入れにくいのは、搭載するビデオカード「Radeon RX Vega64」は、外排気であるため、PCケース背面に向かって排熱する。つまり、その排熱した空気をそのまま再びPCケース内部に呼び込む可能性がある。
特にビデオカードの排熱は非常に高い為、冷却という意味ではあまり賢いやり方とは言えないところがある。
と、こんな感じで、いろいろなパターンを想定して組合せを考えている。
ただ何時までも迷っていられるワケでもなく、早々の内に結論を出さないといけないとは思っている。
そうでないと、今週末の組立が開始できないのだから。