メインPC組み立て関係で立て続け…。
ようやくFF14をインストール
メインPCとしてCore i7-8700K搭載PCに移行する上で、その性能の一番の使い方となるだろうFF14をようやくインストールした。
インストールは以前のPCから128GBのSSDを丸々移設して、そこにインストール。
ホントはインストール情報だけ何とか出来れば、再インストールしなくても良いのだろうが、万全を期してゼロの状態から紅蓮のリベレーターをそのままインストールし、設定だけ移設して現状環境を取り戻すという方法を採った。
インストールに結構な時間がかかったが、まぁ発生するであろう問題を少しでも減らしたいという意向から、時間とトレードオフという事で。
その後、無事起動まで確認できたので、今度はFF14ベンチマークプログラムをそのまま新PCに持ってきた。
キャラクター編、蒼天のイシュガルド編、紅蓮のリベレーター編の全てを移設して、いよいよ新PCでのベンチマークの開始である。
結果は…
今回の再ベンチマークによって期待値としては以前のIvy Bridge時代から比べて多少なりともベンチマークは良い結果になる、というもの。
5世代をステップアップするので、当然と言えば当然だが、まず最初に言っておくと、結果としては…何とIvy Bridge世代よりも悪くなった。
…何故?
と、思う所もあるが、実は私の設定ミスでビデオカードドライバでの設定に、以前と違う設定があって、それが原因で全体の5%ほど、結果が悪く出た、という事である。
なお、あえて数値は詳しくは載せない。
ただ、標準の捉え方をしてはいけないので、画面解像度だけでいえば3440×1440をフルスクリーンで実施した結果である。
4Kまではいかないまでも、かなりの解像度でのテストなので、DirectX9時代のキャラクター編でもスコアは11,000をちょっと下回る結果。最新の紅蓮のリベレーター編でも8,500を超える程度である。
つまり、以前このBlogでも書いたが、Ivy BridgeにRadeon RX VEGA64を搭載した時より約5%ほど数値的に低いのである。
おそらく、ビデオカードのテッセレーションレベル、アンチエイリアス設定などを、アプリケーション設定をさらに上書きする形でより高度に設定した事による弊害だろうと思われる。実際これらの設定をアプリケーション依存にしたりする事で数値的には改善される事は確認できているので、ベンチマークスコアの数値的な問題はコレが原因だと考えられる。
ただ、この結果から一つ確実に言えることは、CPUコアを5世代ジャンプアップさせた事で、大きな改善にはなっていないという事である。
ひょっとしたら、ベンチマークプログラムが8スレッド以上の処理を上手く扱えていない可能性もある。
これはFF14に限った話ではないが、プログラムの中には8スレッドを超える処理の場合、8スレッド時よりも処理効率が悪くなる場合もあるらしい。
どちらにしても、ベンチマークプログラムを単体で動かした時の結果で言えば、現状私的にはIvy BridgeもCoffee Lakeも同じだった…と結論付けるしかない。
実際の動作はどうか?
ベンチマークで数字で出るとものすごくインパクトが強いので、本当はそこで差が出て欲しかったのだが、数字で示すと逆に性能が落ちたという結果になってしまったので、実際のFF14動作の感覚ではどうなのか? という事をちょっと書いておきたい。
コアのアーキテクチャとしての性能アップと、多コアになった事のメリットは、他プログラムど同時実行で明確に出たと言える。
まず、Ivy Bridge+VEGA64の時、FF14とFaceRig、OBS studioの同時起動の場合、CPUの稼働率は50%近くに上った。またFF14のFPSは何とか60FPSを維持するに留まるといった感じ。
これはFF14が3440×1440(実際はウィンドウ枠分小さい)という解像度で動作している時で、FaceRigでWebカメラからの情報でキャラを動かし、それをブロードキャストする形でOBS studio上でFaceRigの映像とFF14の映像をキャプチャしている時の状態である。CPU稼働率50%はほぼ平均値で、最大70%弱をマークする事もあった。
同じ条件をCoffee Lake+VEGA64で実施すると、CPU稼働率は大凡15%程度で、最大でも20%に届くことはない状態かつ、FPSは70FPS近い状態だった。
コアが2つ増えただけでこんなにも違うのか? というのはちょっと違っていて、おそらくこれはAVX2の効果が存分に出ているものと考えられる。
FaceRigはその映像をコーデックによって圧縮伸張しているので、そこでAVX2の効果が存分に発揮されている可能性は高い(予測だけど…)。
FF14の処理がもう少し重くなった状態だと、さらにCPUの稼働率は上がるかも知れないが、それでもまだまだ余裕がある為、少なくともCoffee Lakeを導入した事の意味はとても大きいと言える。
マルチタスクな人には良い感じ
最近はプログラムを単体動作させている人はまずいないだろうし、またOS自体が複数の機能を同時実行しているので、マルチタスクなのはもはや当然の時代だと思うが、Coffee Lakeは少なくともこうしたマルチタスク動作においてIvy Bridgeから5世代ジャンプアップしただけの効果を見せてくれた。
今までもっさりしていた動きが全く見えなくなっただけでも意味は大きいし、GPU能力がGeForce GTX970からVEGA64になった事でFF14自体の動作の軽さにも繋がった。
私のような解像度でなく、フルHDでのプレイならGTX970はまだまだ行けるGPUではあるが、流石に3440×1440というウルトラワイドでの運用となると、GTX970では荷が重かったのかも知れない。
ゲーム配信を考えている人などは、こうしたコア数の多いCPUにする事の意味はかなり大きいという事もわかった。
Ryzen7シリーズなら8コア16スレッドなので、もっと意味はあるのかもしれないが、この場合ゲームでのパフォーマンスがRyzenだと不安かもしれない。ゲームは…残念ながらまだまだIntelコアの領域といえるので、私的にはIntelコアを選択する方がゲームの場合は良いのではないかと思う。
とりあえず、新PCにした事でベンチマークという数値での性能差は今一つ明確にはできなかったが、実用域での使い勝手は大幅に向上したと言える。
実際、ストレージの読込速度なども随分と改善されている事が確認できている。
全体の動きがカッチリしている感じがあるので、さすがは5世代ジャンプアップだったと言わざるを得ない。
さて…あとは以前の使用環境を元に戻すという作業を続けることにしようか。