メインPC組立は続く…。
追加したUSBボード
昨日より組み立て始めたメインPCだが、現行PCを完全移行させようと思ったなら、やはりUSBポートが足りない、という事から、結局以前のPCで使用していた玄人志向製の「USB3.0RX4-P4-PCIE」を移植する事にした。
こいつはPCI Express x4接続というのが最大のウリであり、それがまた最大の弱点でもあるカードで、扱いに困るのが難点である。
というのも、最近のマザーボード(というか昔からそうかもしれないが)は搭載されているPCI Expressのスロットは大体x16とx1しか搭載していない。x1スロットの右端を切り欠いてx4スロット用カードを挿せるように作ってはあるものの、それはx4カードの優位点を削っての使用なので、あまり意味がない。
となると、x4カードを最大限の能力で使うにはx16スロットに挿すしかない。
と言うわけで、ビデオカードの性能を削らないか心配ではあるが、x16スロットの一番下、つまりビデオカード2枚挿しでも影響の出ない(ハズ)の3つ目のx16スロットに「USB3.0RX4-P4-PCIE」を挿して利用する事にした。
トラブル続出
あらかた組み立てが終了したので、いざOSインストールという段階に入った。
だが、OSをインストールする前にやる事がある。それがUEFIの設定である。以前ならBIOSと言ったが、今ではUEFIである。
このUEFIの設定は電気的(物理的という意味)な動作を決定するもので、マザーボードの動作や接続した機器の動作をどういった設定で使用するか? という事を決める部分でもある。よって起動ドライブの順番はこのUEFIで決める事になる。
PCケースの電源スイッチを押し、いざPCを起動させると、マザーボードの起動画面が表示され、UEFI設定が可能になる。
そこでいろいろな設定を見ると…あれ? CPUファンが“N/A”と表記されてる…。
組み立て時に、簡易水冷ユニットはマザーボードのCPUファンOptionalという、水冷ポンプを動作させる側に電源を接続し、ラジエーターのファンの方をCPUファンの電源ピンに挿したハズなのだが…。
よく見てみると、確かに回っていない。水冷故、CPUの温度は水が対流してくれているおかげで驚く程高くはなっていないが、ラジエーターのファンが回っていないのは後々問題になる。さて、どうしたものかと悩んだが、2基あるラジエーターのファンの電源を一つに纏めている分岐コードがアヤシイと思い、それを取って2基の内1基のみCPUファンの電源ピンに接続したら、無事解決。…いや、正確には1基しか回っていないので無事ではないのだが、とりあえず片方だけでも動いていれば驚く程高温にはなるまい。
とりあえずそれで応急処置は終了。
そんなトラブルを発見したが、さらなる問題が発覚。
搭載しているNVMeストレージが起動項目に出てこない…。
コイツが起動ドライブとして認識していないと、OSインストールができない(ハズ)。
さて、どうしたものかと悩んだが、解決策見つからず。
OSインストール時に出てくるインストールドライブとして出てくる可能性に賭けてとりあえずOSインストールへと進んだのだが…これが後々時間の大量消費という問題を引き起こす事など、この時はまだ知るよしもなかった…。
インストールの難しさ
そのままOSのインストールを行うべく、USB接続のBDドライブを優先起動させてOSインストールを開始したが、結局インストールドライブが出てこないままインストールが始まろうとした。
このまま進めると、別で接続している4TBのHDDがインストールドライブになってしまう…という事でインストールを中断。
結局再度UEFIの設定を見直す事に。
ここでまさか半日も格闘する事になるとは思わなかったが、起動させるドライブのさらなる設定の奥に、接続しているストレージを選択できる項目があり、そこでNVMeドライブを選択できる事を発見、無事起動ドライブとして選ぶことができるようになった。
これで万事上手くいく…これで何とかOSインストールを開始すると、インストールドライブを選択できるところまで進む事ができた。
これで解決…と行きたかったが、最終的に私がOSのインストールを3回するハメになった。
インストールドライブに512GBのNVMeドライブを選択してインストールをしたのだが、インストールしてシステムを起動させ設定もある程度進めた後、OSの管理画面からディスクの管理を見てみると、4TBのHDDに500MBの「システムが予約済みの領域」が存在している事が発覚。どうも一番最初にインストールを中断した時にできたものらしいので、それを削除しようとしたがOS上のディスクの管理画面では削除できない事が判明。そこでDVD-ROMのOSメディアから再度起動してディスク領域ごと削除したのだが、今度はそれが原因でNVMeドライブにインストールしたシステムから起動できなくなるという問題が発生。
仕方が無いので、OSの再インストールを実施すべく、一度全てのストレージにインストールしたシステムを削除し、再インストールに望むも、2度目もOSの設定後にディスクの管理を見てみると4TBのHDDに「システムが予約済みの領域」が生成されシステムだけがNVMeドライブにインストールされるという始末。
どうも、全くフォーマットされていない領域を全体から見つけて、都合の良い空き領域を割り当てているようであった。
そこで再度全てを消して今度は起動時からNVMeドライブだけ接続した状態でOSインストールを実施して、ようやく「システムが予約済みの領域」をNVMeドライブ内に生成する事に成功。もうね…OSを3回インストールする時間はハンパないわ orz
忘れていた2TBの壁
OSのインストール問題を何とかクリアして、今度は4TBのHDDを接続してデータストレージにする時にまたしてもトラブル。
いや、これはトラブルというより私が忘れていた事であり、知っている人ならすぐに解決できる問題でもある。
4TBのHDDを接続してもフォーマットされる前のドライブなので当然認識しない。そこで管理画面のディスクの管理を見てみると、フォーマット前のドライブが表示されているのだが、問題はドライブの中身が2TB+2TB(実際にはもう少し小さい領域サイズ)とパーティションが勝手に切られていて、4TBとして認識しないのである。
あれ? と思いながら、パーティションの拡張をしようと試みるも、どうしても2TB以上に行かない。
たしか64bit OSは2TB以上も認識して使えたはず…と自分の記憶ではできると思っていたのだが、どうにも結果が記憶とマッチしない。
オカシイ…とここでも1時間近く格闘しつづけたのだが、端に私がやるべき事を忘れていただけの話だった。そのやるべき事というのが、ディスクの管理画面で目的のドライブを右クリックして「GPTディスクに変換」という事をしなければならないという事。
通常、未フォーマットのドライブを接続すると、OS側としてはMBR(マスターブートレコード)で管理するドライブとして認識する。しかしこのMBRというものはXP時代の管理方法で、上限が2TBまでしか認識しない。だから4TBのドライブが接続されると無条件にパーティションという形で2TBで一度区切るのである。
GPTディスクに変換してやると、何の問題もなく4TBのドライブとして未使用領域が生成された。あとはパーティションを作成して終了である。
…久々にやるとホントにいろいろと忘れている事があるものである(-_-;)
システム構築
そして現在、インストールしたOSを何とか使える様に以前のPCからいろんなデータを移行してシステムの構築を急いでいる。
インストールしなければならないプログラムがわんさか出てきて、自分で長年の間にこんなにカスタマイズしていたのかと驚くほどで、元の使い勝手に戻すのは困難を極めそうである。
それに、まだ接続していないものに、USB3.0接続の複数ドライブユニットがある。
ここには長年溜め込んできたデータが格納されているので、コイツをちゃんと認識させて、一つ一つのドライブに適切なドライブレターを与えてやったりと、まだまだやることは多い。
やるべき事をいろいろ考えて見ると…今週中に終わればいいかな、というような感じ。
6コア12スレッド&VEGA64のFF14ベンチマークができるのは、まだ先のようである。