新メインPCに組立時に発生した保留事項の今後を考える。
片側のCPUファン
今回搭載したCPU「Core i7-8700K」には、Antecの「Mercury 240」をCPUクーラーとして搭載したが、その「Mercury 240」のラジエーターに搭載されているファン2基の内、1基がまだ未稼働のままになっている。
同梱されていた、2基のファンの電源ケーブルを1本に集約するケーブルがどうも良くないらしく、そのコードで1本化するとファンが全く動作しない状況となった。
現状ではマザーボードのCPUファンの電源ピンに1基分だけのファンを接続し、1基で運用しているが、そもそもこの使い方では冷却性能の30%以上が損失した状態なので、何とかして2基のファンを動かせるようにしないといけない。
個別に、ファンの電源をまとめるコードを購入して対応するか、或いはファンの電源ケーブルの延長コードを購入してケースファン3の電源ピンに接続するかしなければいけないのだが…まぁ、順当に考えればファンの電源をまとめるコードを購入というのが妥当だとは思う。
ただ、最近のファンはマザーボード上からファンの回転数を検知したりしているので、分岐コードで分岐させたファンの回転数は繋げたファンの1基分のみを検知という事になるだろう。ま、同じ部分に接続しているファンなので、そのアタリは問題はないと思っている。アイネックスの「CA-095」なんかが代表的な分岐コードで、コイツは分岐させても各ファンをPWM制御できるので私にはうってつけの製品かもしれない。
500~1,000円程度で対応可能なので、これはすぐに対応していこう。
ケースファンの追加
今回のPC組立において、ケースに取り付けられていたファンは吸気1基、排気1基と、2基のファンのみが標準で付属していたものだった。
これでも空気の流れは作れるのだが、夏場を迎えるとこの数量で導かれる風量では非常に心許ない。
今回導入したPCケースは、前面に合計で3基のファンが取り付けられるので、最低でもあと2基のファンは追加できる。
現在、ラジエーターに取り付けられている排気用ファン2基(今は前述したように1基しか稼働していないが)と、ケースに元からある排気用ファン1基で、排気は3基のファンがあり、さらにビデオカードは独自に外排気のブロワーファンを持っているので、圧倒的に排気用ファンの方が多い状態。なので、まずはこれを適正と思われる吸排気量にしないといけない。
よって、最低でもあと2基の吸気用ファンを購入しないといけない。
また、ファンの回転数をコントロールしようと思ったなら、PWM制御可能な4ピンコードが付いているファンにしないといけない。
ケースに標準で付いてきていたファンは3ピンなので、全てをPWM制御しようと思ったなら、ケース標準のファンも含めて4基のPWM制御可能なファンを取り付けるしかない。
価格的にどれぐらいのファンを購入するかにもよるが、総計で1万円を超えるぐらいの出費は考えていた方がいいかもしれない。
また、これらの数を動作させるだけの配線も配慮しないと、ラジエーターファンと同じような結末を迎える事になってしまう。
追加ハードウェア
実は今回の新PC組立に関して、いくつか新ハード追加を考えていた。
その一つがHDMIキャプチャボードである。
既にUSB3.0のHDMIキャプチャユニットである“MonsterX U3.0R”を持っているのだが、直接PCI Express x1スロットに挿せる“AVerMedia Live Gamer HD 2 C988”を導入しようかと考えていたりする。
この“AVerMedia Live Gamer HD 2 C988”は、物理的にはPCI Express x1接続なのだが、内部的にはUSB3.0接続という“MonsterXX2”という“MonsterX U3.0R”の姉妹機と同等の事をやっているのだが、決定的な違いは接続時に専用のドライバを必要としないという事である。
“MonsterXX2”は過去に接続問題が酷い状態で、認識できたりできなかったりという話が出ていたが(今現在はわからない。Windows10のアップデート状況で改善しているかもしれない)、この“AVerMedia Live Gamer HD 2 C988”はそもそもWindows標準ドライバでの動作が可能な製品であるため、接続できないという事がまずない。
オマケに低遅延という利点もあるため、こいつを1つ追加する事でHDMIキャプチャを一つ追加できるな、と考えているのである。
今すぐ必要というわけではないが、先日コッソリととある場所で配信テストをした際に、もう一つHDMI接続が欲しいなと思ったのがキッカケで検討していた。
予算的に問題が無ければ導入を考えたい。
追加ハード、もう一つ
また、もう一つ考えているのが、Bluetoothによる無線ヘッドフォンである。
今回はマザーボードにBluetoothが搭載されているので、現時点で機器接続が可能な状態になっている。
現在は、 マザーボードに搭載されているS/PDIF端子でDACに出力して対応しているが、これをワイヤレスでやろうと思ったら、Bluetoothで一気にヘッドフォンまで飛ばして処理してしまうのが手っ取り早い。
最近はBluetooth接続のヘッドフォンが劇的に増えているので、選択肢も増えてきたし、何よりノイズキャンセリング機能をもったものも多くなってきた。
音も以前から比べれば劇的に良くなっているし、あえてDACがどうこうと突き詰めるよりは利便性重視で考えてもいいかな、という気になっている。
もしどうしても高音質で音楽を楽しみたい、というのであれば、再生デバイスを切り替えれば良いだけの話なので、普段使いとしてBluetoothヘッドフォンはアリかな、と思っている。
機種の選定は全然まだ進めていないし、Bluetoothで伝送するとなるとコーデックの問題等もあるので、そうしたところは今後また調査する事になる。
近いうちに調べた事などを記事にする事もあるだろう。
まだまだ途上
というわけで、新PCの構築は進んではいるが、まだまだ途上である。
必須のものから検討オプションまで幅広いし、実際に組み込んでいく上で変更等もあるかもしれないが、徐々に詰めていきたいと思っている。
完全に完成するというのは…多分数年先なのではないかと(-_-;)