ドライバだけはNVIDIAの方が信用できるのだが…。
AMDの新ドライバが登場する
WindowsにおけるディスクリートGPUは、今の時代はもうNVIDIAとAMDの二極対決しか存在しない状態で、しかも最近はNVIDIAの圧倒的なシェアによって成立している状態。
今年、AMDがRadeon Vegaを投入して、ハイエンド市場でようやく対等な勝負になるかと思われていたが、結果から言えば省電力性で全く歯が立たないという状態で、現在でもNVIDIAが圧倒的シェアを誇っている状態は何も変わらない。
今世代のNVIDIAコアであるPascal世代が、圧倒的なワットパフォーマンスを持ち、しかも処理能力においても高いレベルで維持している事実は揺るぎないが、シェアを圧倒的なまでに維持している理由の一つに、安定したドライバソフトウェアを持っているという事が挙げられるように思う。
私としても、久々にATI系のビデオカードを使ってみて分かったのだが、AMDのドライバとNVIDIAのドライバでは、NVIDIAの方が圧倒的なまでにドライバの更新が早く、また安定した環境を持っている。
この安定環境を提供できるだけでもユーザーとしては安心できるのだが、それに合わせてハードウェア的にもワットパフォーマンスが優れているとなれば、それは市場的優位に立てるのも当たり前の話。
AMDにはもっと安定的かつワットパフォーマンスに優れたビデオカードの開発をお願いしたいものだが、ここに来て、一年ぶりにAMDのドライバソフトウェアが大型更新を迎えるようだ。
名称が変わる
2014年以降、毎年大体この時期になると、AMDはドライバソフトの大型更新を行っている。
その例に漏れず、今年も大型更新を迎えるようだが、今の所どのような機能が追加されるのか、またどのような環境を構築できるようになるかなど、内容に関する情報は出てきていない。
ただ、名称として“Radeon Software Adrenalin Edition”と言う名に変わるようで、艷やかな赤いバラ「アドレナリン・ローズ」にちなんでネーミングされたという事らしい。現行の“Radeon Software Crimson ReLive”のクリムゾンは紫がかった赤の意味があるが、イメージ画を見ると、今回も赤の中に青の色合いが含まれているようで、これが今の所何を意味するのかは分からない。
また、イメージ動画を観ると…このアップデートで何が可能になるのか等、さらに分からなくなる。
AMDはこの動画で何を言いたいのだろうか?
どちらにしても、今月のどこかで新ドライバが発表可能になるため、情報だけは押さえておきたいと思う。
Radeon RX Vega64で1080と同等の性能とワットパフォーマンスになってくれたりは…しないだろうな(-_-;)