ニコニコ生放送がようやくHD配信に対応開始。
遅すぎる対応
本日、ようやくニコニコ生放送がHD配信に対応すると発表があった。
但し、対応枠は100枠限定で順次枠数は増やしていくという。
HD配信は基本720p配信で、配信ビットレート上限は6000kbps、視聴ビットレート上限が3000kbpsとなる。なお、このビットレート数は映像と音声の合計値である。なお、視聴する場合はブラウザプレイヤーはこの画像のような設定になっていればいい。
ニコニコインフォ
http://blog.nicovideo.jp/niconews/57697.html
ニコニコ生放送もようやく対応か…と思える程、随分と対応が遅れた感じがある。
既にYouTubeでは当たり前の配信条件だし、他の配信サイトでもそれは同じである。
ニコニコ動画は、ホントかウソかはわからないが、プレミアム会員が激減しているという状況のようで、これは全て他配信サイトが配信条件が高度化していく中にあってニコニコ動画だけは旧態依然として変わらない状態にあった為と考えられる。
実際、YouTubeなどでLive配信を見ている状況と、ニコニコ生放送で見ているのとでは、その映像の解像度に差がありすぎて、今更ニコニコ生放送では満足できないという人も多いのではないかと思う。
かくいう私も、最近はYouTubeはよく見るようになったが、逆にニコニコ動画はあまり見なくなってしまった。おそらく、私と同じような人が多いのではないかと思う。
双方向性はイチバン
ただ、私的にはニコニコ生放送の双方向性は他動画配信サイトより一段も二段も上だと未だに思っている。
Live配信では、視聴者のコメントがチャットとして表示されていくが、配信画面にスクロールされて表示されるのはニコニコ動画だけである。映像がコメントで汚れるという問題はあるものの、それでも配信者と視聴者の双方向性は、この流れるコメントは一番一体感があるように思える。
配信サイトとして、ニコニコ動画がかつての栄華を取り戻す事は難しいかもしれないが、それでも国内の動画配信サイトとして、さらなるユーザーの流出を何とか食い止め、配信サイトの一角として機能しつづけて欲しいと思う。
その為にはまだまだテコ入れしなきゃいけない部分はあるのかもしれないが…まずは一歩ずつである。