もういろんな噂に包まれている。
iPhone Xは早々に生産中止?
まだiPhone Xが市場に出回りはじめて3ヶ月ほどしか経っていないが、もう衰退するような話が出始めている。
どうも、AppleのiPhone販売売上において、現在ではiPhone8の方が上らしく、また最大の特徴であるノッチが不評、かつ価格が高額であるという事がiPhone Xを生産終了させる原因となっているようである。
その為、2018年にはノッチがならに小さくなるよう改良される見込みで、部品点数削減などを視野に入れて今よりは価格を安く提供できるよう、開発中だという。
こういう話を聞くと、今iPhone Xに移行するのはどうも躊躇われるし、かといってiPhone 8に突貫して良いモノかも迷ってしまう。
実に微妙な時期に突入してしまっている感じがある。
私がこのような話をしているのは、このBlogでも以前から言っているように、私の所有するiPhone6 Plusのバッテリーがかなりへたっている感じがあり、それに伴って「いつ買い換えるか?」が私の課題になっているからだ。
iPhone Xの出来の良さ、使い勝手の状況次第では、iPhone8でもいいかな? ぐらいに考えていて、まさにどちらかを選択しなければならないか? と思っているのだが、現在出回っている噂を聞く限り、2018年にはノッチが今より小さくなるタイプが発売される可能性もあり、またしても迷う要素が増えたか、という感じである。
iPhone8を考える
以前まではiPhone Xに関して検証を続けていたが、ではこれがiPhone8だったらどうなのか? という事を考えて見る。
実は、2017年に発売されたiPhoneの中で一番ベンチマークスコアが高いのがiPhone8だったりする。
理由は単純で、一番画面解像度が低い事による、余剰パワーの為である。iPhone8 Plusは小さなiPhone8よりも解像度が高いため、その分パワーを取られる事になるし、iPhone Xに関しても画素数はiPhone8 Plusよりも多く、またFace IDの処理の為にパワーを取られてしまっている。
よって、同じプロセッサを搭載している中で最も負荷の小さなiPhone8が相対的にハイパワーになるワケである。
iPhone8の画面解像度は4.7インチというサイズに1334×750ドットという、PPIにして326PPIという細かさを持つ液晶を搭載している。イマドキ、フルHD以下というAndroid機では珍しいパターンだが、サイズ的には妥当な解像度といったところであろう。
表示という部分ではこのようなスペックであるため、フルHD以下の解像度を納得できれば問題はない。
だが、これが表示だけでなく他の操作性という部分を考えた時、はたしてiPhone8が選択肢に入るかどうかが問題だ。
私が一つ失念していた事が、iPhoneは6から7に変わる時、ホームボタンという物理ボタンの仕様が大きく変更されている。iPhone6までのホームボタンは押し込む事ができるボタンだったが、iPhone7からは防水という側面から、ホームボタンが物理的に押し込めない形になった。
先日、iPhone8を触る事ができる機会があったのだが、このホームボタンの違和感がハンパない事に気がついた。
iPhone7から移行する人からすると違和感は無いのかも知れないが、私の様にiPhone6系以前の機種からの移行となると、場合によってはこのホームボタンの違和感は、いっその事ホームボタンがないiPhone Xの方が扱いやすいと感じる要素になるかもしれない。
総予算で考える
このように、唯一の他の選択肢であったiPhone8系は、私にとってはホームボタンの違和感という壁によって、今買い換えるならどちらか? という選択要素を見いだせない結論になってしまった。
今、もし機種変更を実施するとなると、私としてはiPhone Xしか選択肢がない事になるのだが、やはりそれでもあの価格の高さはどうにかしたいところ。
しかし、噂の領域とはいえ、2018年に登場するであろう新型iPhoneは、ノッチが小さくなり、価格が低く抑えられる可能性が見えている。
であるならば、やはりここは次の秋まで待ちたいところ。
バッテリーの劣化と相談しながら使って行くしかないのだが、なんとかあと1年くらいを乗り切る事さえできれば、少なくとも今よりは価格を抑えて機種変更できる可能性がある。
また、全画面の違和感と言われたノッチに関しても、今より小さなものになり、場合によっては今よりもスタイリッシュな機種になってくれる可能性がある。
今の所、噂では5.8インチ、6.1インチ、6.5インチのパネルサイズの3種のiPhoneが計画されていて、その内6.1インチのものだけが液晶モデルになり廉価版になると言われている。つまり、5.8インチと6.5インチは有機ELパネルを採用する上位モデルになるワケだが、それら上位モデル含めて、iPhone Xのノッチより小さなデザインとなり、価格が見直されるという事である。
有機ELパネルを採用する上位モデルは価格が高いのでは? と思われるかも知れないが、iPhone Xの価格が高いのは、有機ELパネルの製造元がSamsungの一社限定であり、価格競争が発生しなかったためとも言われている。
しかし、2018年に登場するであろうモデルに採用される有機ELパネルは、Samsungの他にも供給できる体制を今Apple自身が作り上げるべく、他有力ベンダーに投資を行っているという。その中には、シャープの名も上がっているとの事だから、iPhone Xよりは価格は低く抑えられる可能性が高い。
一年。
一年我慢すれば、より良い条件で機種変更が出来る可能性があるわけである。
そういえば…
もう一つ、噂に出ていたiPhone SE2だが、その後は何の情報も聞かなくなった。
といっても、もともと後進国に対して普及させる目的のモデルがSEモデルなので、水面下で計画が進んでいる可能性がある。
ただ、そのSEモデルと前述した6.1インチモデルが同一視される可能性は誰も否定できないだろう。Appleが廉価モデルにバリエーションを持つ事を想定しているかはわからないからだ。
ただ、私自身の事を言えば今はこのiPhone SE2(仮)を注視する必要はなさそうである。
既に2018年モデルの動きが噂として出ている以上、まず優先すべきはそちらと目しているからだ。
ただ、現在iPhone SEを使っている人からすれば気になるだろうとは思う。
こちらは今の所2018年の前半には登場するという話からその後新しい情報が出てきていないので、ひょっとしたら4月くらいにポンと出てくる可能性もある。
何はともあれ、iPhoneのバッテリーの劣化具合で性能が変わる話が出てからというもの、妙にその性能が気になったりする事が多くなった。
ティム・クックCEOの話では、今後のiOSでは、その性能低下による安全動作機能そのものをユーザー一任で切り替えられるようにするという話なので、もうしばらくすれば気にする人も少なくなるのかも知れないが、どちらにしても昨今のスマホでは3年使い続けるとバッテリーはそこそこ劣化が進む事は間違いが無く、交換するか機種変更したくなる時期になるというのは、間違いがなさそうである。