昨日、iPhone8に決めたという事を書いたら…。
変化する者
昨日、私が次のスマホとしてiPhone8を検討するという記事を書いたところ、知人より連絡があり「オマエという存在は常に最新技術に突貫する存在じゃなかったのか?」と言われてしまった。
確かに私はかつてはパワーユーザーと言われていたほど、最新ガジェットや最新PCパーツを人柱覚悟で突貫して使ってきた過去がある。
それに私自身、最新ガジェットは好きだし、イロモノと言われれば言われるほど、使ってみたくなる性分でもある。
だが、そんなのがいつまでも続くわけではないし、特に最近はPCにしても新機種へ移るまでにも数年という時間を要するほど、生活様態も変わってしまっている。
状況が許さなければ、そうしたくてもできない。これが世の常である。
私がiPhone Xではなく、iPhone8に決めるまでにも、随分と時間をかけているのは、昨年の晩夏あたりからの当Blogの記事を見ればよく分かると思う。自分でも今までにないほど相当に迷ったと思っている。
それ故に、今回の結論はあらゆる視点から見て判断した結果であり、自分としてはこれが最適解だと信じている。
確かに昔の私を知る人からすると、随分と保守的な判断をしたものだ、と思うかも知れないが、今回の判断はそれほどに迷ったのも事実であり、最終的には私は変化する者であったという事である。
押さえべきポイント
そもそも、私が今も最新技術や最新ガジェットを追い続けるものであったなら、多分iPhoneではなく、Androidを使用していると考えられる。
Appleの製品は時に最新技術に根ざしたものもあるにはあるが、基本的には成熟した技術で構成されている事が多い。だから今ではAndroid製品の方が技術的に先取りしている部分が多い。
それでもiPhoneを使っているのは、私にとってiPhoneの方がマッチングしているからであり、そこには使い勝手の良さという理由がついて回る。
なので、私が今回のiPhone XとiPhone8で迷った中では、Androidに進むという選択肢は最初からなかったが、同じiPhoneという選択肢の中で、押さえるべきポイントとなる部分だけは押さえようと考えていた。
それは、まず搭載するコアが最新であるという事である。話題の無線充電対応という部分は自分の中では必須ポイントとして考えていなかった。
何故最新コアが押さえるべきポイントだったかというと、最近のiOSの動作が非常に重いものになっているからである。
これには、iPhoneがバッテリーの劣化具合で動作を遅くしていた、という、今使っているiPhoneの速度低下も影響していたのだが、とにかくiOSが新しくなればなるほど、その動作が重くなっていた事実があり、今後のiOSのアップデートを考えると、この先も重くなり続ける可能性があるため、買い換え機種のコアは最新である事が望ましいと思っていたのである。
時々、下位モデルは最新コアを搭載しない事などもあるのだが、iPhone8はそのような事もなく構成されていたので、選択肢から外れる事なく、検討材料とした。
唯一の弱点
ただ、実は昨日あのような記事を掲載しつつも、一つだけ懸念材料がないわけではない。
それがiPhone8はメモリが2GBだという事である。
iPhone X、iPhone8 Plusはメモリを3GB搭載しているのだが、iPhone8のみメモリが2GBと旧態依然としたスペックになってしまっている。
これには恐らく理由があり、Apple側はAndroid陣営と異なり、ハードとOSを供給しているメーカーなので、より効率的にメモリ運用できるスタイルを確立している事に現在のスペックが合わせられていると考えられる。
つまり、メモリの使用効率が高いので、Android機器よりも少ないメモリで各プログラムを運用可能にしているという事である。
なので、より高解像度なiPhone XやiPhone8 Plusは、その解像度分だけメモリは必要かも知れないが、iPhone8はその解像度からメモリは2GBで良い、と判断されている。
だが、実際にメモリは本当に2GBで良いのか?
純粋に物理的に2GBしか搭載していないという事実は、現在の複数のアプリケーションが稼働するプラットフォームで考えた時、動作として問題がないのか? という部分は、たとえAppleが2GBで良いと言っていたとしても、それは利便性に直結する話ではない。
稼働できる容量として2GBを確保しているに過ぎないので、多数のアプリケーションを起動すればその分メモリ管理は厳しくなり、動作が重くなる事に違いは無いので、個人的には今時のスマホとしてメモリが2GBというのは不安材料でしかない話である。
ならばPlusにするか?
このメモリ搭載量の問題は、実は今でもiPhone8の判断で良かったのか? と考える最大のポイントではある。
なので、取り扱う大きさを犠牲にしてiPhone8 Plusに変更するか? という考えも全くないわけではない。
ポイントは常時起動させておくアプリケーションがどれだけあるのか? という部分に尽きる。メモリはあくまでも作業エリアの広さなので、CPUが処理すべきプログラムの起動数が少なければ使用量も自ずと少なくなる。
なので、上手く2GBをやりくりする事で、性能の差はでない、とも言える。
持ち歩く利便性との天秤で考えれば良い話なのだが、もし今後iOSが本格的なマルチタスク型OSになった時は、この搭載メモリ量の差は意外と大きな差となってのし掛かってくる事にはなる。
ま、そうなれば当然消費電力も激増するハズなので、今はあまり心配すべき事ではないのかもしれないが。
最終結論
なので、これらの心配事はあるものの、現時点では昨日の結論と同じでiPhone8で問題ないと考えている。
持ち運びの利便性は、ここ最近の最大の改善点だと思っているし、できれば小さな端末の方がいい。ただ、そこに表示される情報量はやはりiPhone8 Plusの方が多いのは事実なので、この部分をどこまで許容できるかは再確認が必要かも知れない。
ファブレットクラスの大きさの方が見やすいのは確かだが、まず最初に携帯するもの、という観点で考えて、今の判断に至っているので、とりあえず今の時点でもiPhone8という選択は変わらないだろうと思う。
3月21日には、新しい契約内容に現行端末が切り替わるので、その切り替わりが発生した週末に、乗り換え含めて新スマホへの移行を進めていきたいと思う。
それまで…気が変わらずにいられるか、が一つのポイントではないかと思う。