ついにWindows10がWindows7のシェアを超えた。
Windows10、世界一へ
Windows10がリリースされて2年半が経過した。
リリースされた直後には、Windows10へ移行を促す為にMicrosoftもWindows7、Windows8.1を対象にWindows10への無償アップデートを実施したが、それでもWindows10がOSのトップシェアになる事はなかった。
世界では、依然として2009年にリリースされたWindows7が世界のトップシェアを占め、なかなかWindows10がWindows界のトップに立つ事はなかったのだが、ここにきてようやくWindows10が世界トップシェアのOSへと躍り出た。
おそらく今後はもっと差は開いていくはずだが、現時点ではまだWindows7とは1%未満の僅差でしかない。それでも全体の42.78%を獲得する事で、Windows10は名実共にグローバルスタンダードと胸を張って言える状態になったのではないかと思う。
ただ…個人的にはWindows7がまだ41.86%もいるのかと、そちらの方が気になった。
やはり、インターフェースががらりと変わった事への抵抗が未だある、という事なのか?
私からすると、Windows10は良く出来たOSだと思うだけに、さっさと切り替えてしまえばいいものを…と思うが、使い勝手の問題は地味に大きいという事なのかもしれない。
動かなくなるソフト
ただ、Windows7からWindows10へと切り替わりたくない人の中には、動作しなくなるソフトがあるから切り替えられない、という人もいるだろう。
実際、Windows10で動作に問題の出るソフトもある。特にゲーム系では、DirectX9で動作がイキナリ重くなってゲームにならない、なんてソフトもある。
Windows10のAnniversary updateを適用した途端にこの症状が出た、という話があるが、これはAnniversary updateによってDirectXに何かしらの変更が加わり、旧来のソフトが現状のDirectXに正確に対応しない事で発生しているようで、緊急措置として2016年7月前のd3d9.dllファイルを実行ファイルと同じフォルダに入れてゲームを実行する事で回避できる可能性がある。
ただ、それでも完璧に対応できているわけではないようで、環境によってはこの措置でも途中でプログラムが停止したりするケースもある。
こういう状況がある事で、Windows7からWindows10に移行できない、という人もいる可能性はある。
だが、今後発売されるソフトは全てがWindows10基準で動作するだろうし、DirectX12そのものがWindows7を動作対象外にしている為、いつまでもWindows7という訳にはいかないのもまた事実。
今後は、OSをデュアルブートにしてWindows7環境とWindows10環境を構築するか、PC2台構成にするかなどが必要になってくるだろう。
2020年
おそらく、Windows7のシェアが一気に落ちるのは2020年になる。
理由は単純で、2020年でWindows7のサポートが完全に打ち切られるからで、この時期を境にほとんどの人はWindows10へと移行する事になる。
個人的には今のウチにWindows10の環境に慣れてしまうのが良いと思うところもある。というのは、Windows10も大型アップデートが来るとインターフェースに違いが出てきたりする事もあるので、一概にWindows10だから全て同じ、という事もないからだ。つまり、こういう状態がある以上、Windows10にいつ乗り換えても、慣れないインターフェースになるのを避ける事は出来ないという事である。。
どこかで覚悟を決め、切り替えを検討はした方が良いだろう。
Intelの脆弱性問題を完全に除外するには、Intelの最新CPUに切り替えるしか方法がない。最新CPUと共に、PCそのものを刷新する事でOSも切り替える、というのが自然な流れなのかもしれない。