先日、iPhone Xでのポートレートを撮ってみたが…。
突発的に思いついた
先日、当BlogでiPhone Xのポートレートモードでの写真を掲載したが、正直、単体で見ればよく撮れていると見えるのは当たり前。
比較対象がないので、それだけを見れば決して悪い写真には見えない。イマドキのスマホはそれぐらいには綺麗に撮れるようになっている。
では、ミラーレス一眼と比較したらどうなるか?
突発的に思いついたので、狙って撮影しなかったので、同じ条件(場所とか画角とか…撮影対象とか…)での撮影にはなっていないのだが、少なくとも並べてみて実際どうなのよ? というのを見てみれば、イマドキのスマホの写真が、どの程度のものなのかがわかるのではないかと思った次第。
ちょうど、今日は天気もよく、暖かくなった事から桜が咲き始めたので、それを対象に並べてみたいと思う。
実際に比較する
まずiPhone Xでのポートレート写真。次にE-M1&M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの写真である。コレ、iPhone Xの方がよく撮れてるように見えるんでない?(爆)
ちなみに両方とも、画像のリサイズ及びJPGからPNGへの変換のみの処理である。
若干、木の幹あたりを見ると、iPhone Xのボケ味のほうが画像処理っぽく見えない事もないが、パッと見た感じで専用機であるE-M1との比較しても、決して劣っているように見えないところがiPhone Xの評価ポイントではないだろうか?
撮りやすさ
ただ、やはり専用機であるE-M1は撮影しやすいのは事実である。
スマホの一番よいところは、その持ち運びやすさであり、その場でサッと取り出して撮影できる事だが、いざ撮影しようとすると、本体をホールドするのが辛いところ。
その点、専用機であるE-M1はグリップもよく、本体のホールドは非常に楽だし、フォーカスを合わせるのも実にやりやすい。…当たり前の話ではあるのだが。
それと、iPhone Xのポートレートモードは、2.5m以内に被写体を持ってこないと撮影できない。ちょっと離れたところの被写体を撮影しようとしても、この2.5mを超えるとポートレートモードそのものが機能しない。
あくまでもiPhone Xは、人物やペットなど、身近に存在する被写体を対象としているのだろうと思う。もともと、焦点距離の短いレンズと長いレンズの画像を合わせて合成している写真なので、画が破綻しないよう2.5m以内という制約を設けているものと思われる。
もちろん、ミラーレス一眼はそんな事はない。そもそもパンフォーカス(全てにピントが合っている事)の条件の方が難しいぐらいである。
ただ、前述の写真を見て分かる通り、iPhone Xでの撮影でも相当の写真が撮影できる事は間違いない。
センサーサイズの違いで、より高画質、高精細な写真を求める…というのであれば、もちろんミラーレス一眼(いや、一眼レフでももちろん良い)がオススメだが、そうでなければiPhone Xでも十二分な写真撮影ができると言える。
というか、普通にSNSに投稿する日常写真を撮りたいとかいうレベルなら、専用機のカメラを使う必要はない、と断言してもいいかもしれない。それぐらいの写真が撮れる性能はあると思う。
おそらく、並びは横にはなるが、iPhone8 Plusも二眼カメラなので、多分撮り味なんかは同じだろうと思う。
問題は単眼レンズのiPhone8だとどうなのか…。チョット気になる所ではある。