月々サポートやら端末購入サポートやら、何が違うのさ?
いろいろある割引サポート
スマホの契約における、各サービスの違いなどを知るというのは、案外と難しいものであり、また面倒なものでもある。
今回、私はSoftBankからdocomoへと乗り換えるつもりでいるのだが、そのdocomoでMNPによる乗り換えをする際、新規に端末購入含めて契約するワケだが、いろいろなdocomoのサポートプログラムが存在していて、それぞれが何がどう違うのか、という事が非常にわかりにくく、結局昨日もそのわからなさ故に、単純に“金額のみ”で判断してしまっているところがある。
そもそも、iPhone 8などは「月々サポート」が適用されていた上に「春のiPhoneデビュー割」というサポートプログラムがあるが、iPhone Xは今まで「月々サポート」というサポートプログラムが運用されていたところに、3月20日から「端末購入サポート」プログラムが適用になる、という話が出てきた。
ではこれら「春のiPhoneデビュー割」や「月々サポート」、「端末購入サポート」の違いとは何なのか?
最終的には普通に購入するよりは安くなる、という事を理解する人は多いとは思うが、具体的に何がどう違うのか? という事を理解している人は少ない。
まずはそういう所を知るところから見ていかないと、どれぐらい安くなるのか、またそれらのサポートを受ける上で気をつけなければならないかがわからない。
当たり前の話だが、まず知るところから始めるしかない。
割り引かれるモノが違う
docomoでは、基本的に端末購入を行う時には「月々サポート」が付いてくる。
この「月々サポート」は、端末価格に応じた一定金額を最大24ヶ月にわたって“利用料金”から割り引くというサポートプログラムになる。
ここで気をつけなければならないのは、このサポートプログラムは端末を割り引くものではなくて、あくまでも利用料金を割り引くものだという事である。
なので、例えば利用料金を最小構成にした場合、時に利用料金より月々サポートでの割引料金の方が安くなった時は、超過した月々サポート金額はそこで切り捨てられてしまい、月々サポート分の全額が割り引かれる対象にはならない。
具体的に言うと、月々サポートで3,000円割り引かれるとして、最小構成の利用料金が2,500円だった場合、超過した500円は割り引かれず、そのまま切り捨てられてしまうという事。この500円分が端末の割賦料金から引かれるという事はないワケである。
逆に「端末購入サポート」は、純粋に購入する端末料金を割り引くサポートプログラムになるので、一括で端末を購入した時には端末料金から全額が割り引かれるし、割賦での購入の場合は、その支払い回数に応じた金額から月額割引額を算出し、その分を割り引かれていく。
また、これはiPhone Xが発売になった時に顕在化した問題だが、今までの端末だと割賦での購入でクレジット会社から断られる事がなかった人でも、端末代金が10万円を超えた途端にNGになってしまった、なんて話もあったが、この「端末購入サポート」は端末料金が直接割り引かれるので、端末購入代金が10万円以下になり、より割賦で買いやすくなるという側面もある。
月額料金にしてみれば同じ価格だったとしても、割り引かれる対象が異なるだけで対応が変わってくるというところが、このサポートプログラムの不思議なのである。
とまぁ、こんな事を調べたのも、今度乗り換える機種を未だ迷い続けているからであって…さて、どうしたものか?