コレを設置できるなら4Kでも良いのだが。
DisplayHDR 1000対応
Philipsから、DisplayHDR 1000対応の42.5型4K液晶ディスプレイ「436M6VBPAB/11」が発売となった。
価格は思ったより安く、119,000円前後となる。特徴は何と言ってもDisplayHDR 1000対応というところで、これはVESAが規定するHDR規格である「DisplayHDR」の400、600、1000と3レベルある内の最大レベルの規格で、ピーク時の輝度は1,000cd/平方m(標準720cd/平方m)、色域はBT.709カバー率100%、DCI-P3カバー率97.6%以上という基準をクリアしているものとなる。
ハリウッドの映画会社が規格化する「Ultra HDプレミアム」認証も取得しているディスプレイなので、規格的品質で言えば間違いの無いものになる。
HDR以外のスペックで言えば、解像度は3,840×2,160ドット、最大表示色数が約10億7千万色、コントラスト比が5千万:1、応答速度が通常8ms/中間色4ms、視野角が上下/左右とも178度と、一般的な4Kモニタと同等以上のものになっている。ちなみにパネルは非光沢のMVAなので、IPS系ではない。
インターフェースはHDMI2.0、DisplayPort1.2、Mini DisplayPort1.2、USB Type-Cで、USB3.0×2のハブ機能ももっている。7W×2のステレオスピーカーも内蔵しており、1台でほぼ完結するディスプレイと言える。
他に、本体サイズは976×264×661mmで、重量は14.71kg、200mm角のVESAマウントも対応する。
コレなら表示を拡大しなくてOK
4Kモニタの場合、全体の大きさを32インチ以下にすると、Windowsの表示を拡大してやらないと文字が読めないという問題が発生する。
私が偏に4Kモニタにしないのは、この問題があるからだ。
だからもし4Kモニタにする場合は、そのモニタの大きさは40インチを超える事になる。
ちなみに「436M6VBPAB/11」は42.5インチなので、コレを設置できるなら拡大表示にしなくても文字は認識できるハズだ。
一応、念の為にdpiを計算してみる。
42.5インチで3,840×2,160ドットなので…計算すると104dpiになる。
Windows標準が96dpiで、私が使用しているU3415Wは110dpiなので、この「436M6VBPAB/11」なら間違いなく文字等拡大しなくても読めるだろう。
なので、もしこの「436M6VBPAB/11」を設置できるなら、広いデスクトップを手に入れられるだけでなく、色鮮やかなHDR画質を手に入れられる事になる。
PCまわりを広く確保できる人なら、思い切って「436M6VBPAB/11」を導入する、というのもアリではないかと思う。
…ホントは私も導入したいのだが(-_-;)