ホントは38WK95C-Wが欲しいところだが…。
WQHDとしては良いかも
PCで使用するモニタとして、4Kを選択しない私からすると、ウルトラワイド液晶は理想的なモニタと言える。シネマスコープとも言える横長のモニタは、作業スペースとしては実に広いデスクトップを提供してくれるだけでなく、リアルサイズで使用できる事から、27型4Kモニタのように、拡大表示をしなければ文字を読むのに苦労するという事もなく、ただただ広いデスクトップの恩恵を享受できる。
なので、今現在はDELLの34型ウルトラワイド液晶である「U3415W」を使用しているのだが、コイツの縦解像度は1440ドット。このモニタを中心にして、2枚目のモニタとして以前しようしていたWUXGAモニタを使用していたのだが、WUXGAの縦解像度は1200ドットで、微妙に240ドットの違いが違和感を私に与えていた。
この違和感から今現在はそのWUXGAモニタの使用を止めてしまったのだが、ウルトラワイド液晶と言えどやはり2枚目のモニタがあるのとないのとでは、その便利さは全く異なる。表示できるモニタが多いというのは、それだけで意味があるのである。
というわけで、縦解像度が1440ドットのモニタで安いモニタはないかと実は探していたのだが、縦解像度が1440ドットとなるとWQHDの解像度となるわけで、モニタサイズ的には27インチくらいのモデルが該当し、27インチとなると結構な値段のモニタしか選択肢に出てこない事から、なかなか手が出せない状況だった。
ところが、ビックカメラがJAPANNEXTと共同開発して27型液晶ディスプレイ「JN-IPS270WQHD」を何と29,800円(税別)で独占販売すると発表した。「JN-IPS270WQHD」は、LG製の光沢IPSパネルを採用し、sRGBを100%カバーし、コントラスト比1000:1、最大輝度250cd/平方m、応答速度6.5msというスペックを持つ。またフリッカーフリー仕様のバックライトを装備、ブルーライト低減機能を持ってこの価格だから、かなりお買い得なモニタと言える。
インターフェースとしてもDisplayPort、HDMI、DVIを持つ為、ほとんどの用途で利用できるのも良い感じである。
dpiを計算すると…
私が使用している「U3415W」の解像度は3440×1440ドットで34型なので、dpiを計算すると110dpiとなる。
「JN-IPS270WQHD」は解像度2560×1440ドットで27型なので、同じく計算すると109dpiとなるため、両者のモニタを並べると、実に違和感なく利用する事ができる。
ちなみに、私がホントはコレが…と言っている38WK95C-Wは、解像度が3840×1600ドットで37.5型なので、dpiを計算すると112dpiで、これもかなり近い値となる。
個人的に、110dpiあたりがモニタとして拡大縮小なしで利用できる限度値だと思っている為、これらのモニタであれば、PCのデスクトップを広く使うという目的は問題なく達成できる。
これ以上の広さ、例えば27型で4Kという解像度だと163dpi、32型で4Kだと138dpiとなるため、かなり文字は小さく見えるため、OS上でスケーリングを変えてやらないと厳しい使い勝手になると考えられる。
AppleはRetina Displayと称して、スマホで236dpi以上の、網膜で点を認識できない細かさで美しさを表現する液晶パネルを浸透させたが、PCの世界ではまだまだそうした超高解像度で運用するよりも広いデスクトップで運用する方が理にかなっている事が多い為、私としてはより実用的なモニタを求めているし、またオススメしたいと思っている。
そういう意味では、ビックカメラが今回販売する「JN-IPS270WQHD」は、価格的にもかなりオススメできるモニタではないかと思う。
…一つ買おうかどうしようか悩むな(-_-;)