これはちょっと欲しいかも。
個人用として発売
今まで法人用にしか発売されていなかった「Surface Pro LTE Advanced」がいよいよ個人向けとして発売された。LTE対応という事で、nano SIMを内蔵できるようになっているのだが、それだけではなく、eSIMを内蔵しているというのが大きな特徴である。
スペックは、法人向けと全く同じで、搭載しているコアはCore i5-7300Uに留まる。
さらなるハイスペックであるCore i7が搭載できないのは、Core i7が排熱の関係でファンを搭載しなければならず、その為にSIMカードを収める場所を取ることができないからだという。
つまり、LTE対応モデルのSurfaceはファンレスモデルに限る、という事である。
他に、搭載メモリは8GB、ストレージはSSD 256GB、12.3型2,736×1,824ドット10点タッチ対応液晶を搭載し、500万画素Windows Hallo対応の前面カメラと800万画素の背面カメラ、USB3.0ポート、microSDカードスロット、ミニDisplayPort等を搭載する。
価格は174,744円と、高級機クラスの価格にはなるが、タブレットとしても使え、かつカバーキーボードでノートPCのようにも使えるという二面性は、人によっては何ものにも代えがたい使い勝手を提供する事になる。
正直、私も欲しいくらいである。
性能としてCore i5で十分?
個人的にこの性能でも何ら問題はないのだが、残念なのは搭載コアが第7世代コアだという事。
これが第8世代のCoffee Lake世代のCore i5だと、物理コアとして4コアを搭載したモデルの存在もファンレスで実現可能だったかもしれない。
ま、それでも第7世代のCore i5でも、おそらく利用上の性能としては十二分なものがあるのではないかと思う。
そもそも、それよりも重い作業を、このようなタブレット用途を想定する2 in 1 PCに求めるのも酷な話である。
…ただ、最近はノートPCだから性能は二の次…何てことをいう時代ではなくなりつつあるようで、ノートPCであってもワークステーション並みの性能を求める声に応えられる環境が整いつつあるらしい。
ただ、そうだからといってデスクトップPCが消えるのか? というとそうではないと私は思っていて、持ち運び可能だという事と、作業性が高いという事は両立は難しいと思っている。
だから、Surface Pro LTE AdvancedのようなPCなら、性能としてはCore i5でも十二分なのではないかと思う。
本音としては次世代コアを
ま、そうは言っても、最初に書いたように、実を言えば第8世代コアを搭載したモデルが欲しいところではある。
特に第8世代は、AMDの多コアショックに対応すべく、Intelコアも4コア8スレッドという従来のしきたりを破壊した世代なので、ノートPC含めた全てのコアが多コアへと向かった世代なので、マルチスレッド性能は劇的に上昇した世代である。
それを搭載したSurfaceシリーズが存在しないというのは、かなり残念な話である。
Microsoftとしては、Coffee Lakeの次の世代を搭載したモデルの用意を検討しているのかもしれないが、Intelの次の世代がいつ出るのか? という問題は、Intel自身が製造プロセスの移行に遅れを出しているところから見てもまだまだ未定である。
ヘタすると、AMDのRyzen Gの方が先に良好なスコアをもってモバイル市場に広がっていく可能性もある。まぁ…そうなればRyzen G搭載のSurface Proを発売すれば良いだけの事かもしれないが、Surfaceにもそうした時代に合わせた世代交代が欲しいところではある。
ま、出ても高くて私には変えないんだけどさ(-_-;)