先日、次がないとかいう話をしたばかりだが。
Radeon Pro V340
リーク情報だが、RadeonのProfessional向け製品でVega10を2個搭載したDual GPUカードが登場するらしい。
製品名はRadeon Pro V340となるらしいが、インターフェースはPCI Express x16でDualスロットタイプのカードになるらしい。
スペックとしては、HBM2をVRAMとして32GB搭載するのだが、これは14nmのVega10+16GBのHBM2を2基構成したもので32GBのVRAMを実現するようだ。
なお、Vega10とHBM2はシリコンインターポーザで搭載されるという特徴があるので、従来のGPUよりもDual GPUカードは構成しやすいと考えられる。
Vega10の性能は少なくともGeForce GTX 1080クラスの性能はあるため、これが2基搭載されるとなれば、シングルカードとしては性能的に破格のものとなるだろう事が想像できる。
但し、その消費電力も破格のものになるだろう事は容易に想像できる。
一体どれだけの消費電力となるのかは、今の所明確にはわらからない。
どうせなら…
こうしたDual GPUのVegaが登場するのなら、個人的にはVega10アーキテクチャのVega56を2基搭載したカードも作って欲しいものである。
Vega56は、フルスペックのVega64よりもピーク性能では劣るものの、それを補って余り有る電力効率を持っているため、これでDual GPU化してやれば、もう少し現実的な高性能カードを生み出す事ができるように思う。
さらにいうなら、もっとHBM2を上手く使えるようにファームウェアないしドライバを効率化して欲しいところもある。
残念ながら、今の所HBM2の良さが活きていないように思え、性能が伸び悩んでいるように思える。もっと熟成させる必要があるはずで、決してポテンシャルは低くないハズなのに、性能で劣ってしまっている現実をAMDはもっと真剣に考えた方がいいと思う。
Vegaアーキテクチャが登場して約1年が経過しようとしている。
未だ、性能を使い切れていないように思えるのは、とても残念だし、もっと使いようがあると思えるだけに、AMDの底力を期待したいと思うのだが…何とかならないものだろうか?