ま、私は持ってないんだけどさ…。
Googleアシスタント
Sonyが発売したワイヤレスヘッドフォン「WH-1000XM2」を私は使用しているが、その「WH-1000XM2」がアップデートされ、Googleアシスタントに対応した、という話が最初に出たのが2018年5月17日の事であった。この時、一部このアップデートを適用した人から、稀に音がでないなどの事象が発生し、同日に本アップデートが停止された。
結果からすると、アプリケーションから本体ファームを更新する流れの為、修理という扱いでしか修正する事ができない状態だったのだが、7月3日に、その対応版のアップデートが公開され、ようやく問題が解消された形となった。
本アップデートは、Androidを使用している人にとってはあまり大きなメリットは生まないのだが、iPhoneを使用している人からすると、かなり大きなアドバンテージになったと言えるものである。
というのも、Androidを使用している人であれば、もともとGoogleアシスタントの起動はそのままの状態でも問題なく可能なため、メリットそのものが大きくない。
ところが、iPhoneのようなiOS端末だと、Googleアシスタントを使用するには、専用アプリを起動させる必要があり、そこにひと手間のムダがあった。
ところが、本アップデートを適用する事で、ヘッドフォン経由でGoogleアシスタントが起動できるようになるため、わざわざ専用アプリケーションを起動させなくても利用する事ができるようになる。このひと手間がなくなる意味はとても大きい。
Google Homeとアシスタント
そもそも、Googleアシスタントはスマートデバイスを稼働させる為のものに過ぎない。
ただ、そのスマートデバイスを稼働させるデバイスとしてGoogle Homeが用意され、スピーカーに話かける事で、それらスマートデバイスが動作するというのが話題になったものである。
そのスピーカーであるところのGoogle Homeの代わりになるものとして、今回「WH-1000XM2」がその役を担うというわけで、ヘッドフォンにてGoogleアシスタントをスマートに起動させ、連動したスマートデバイスを稼働させるという事が可能になる。
何となく「WH-1000XM2」という閉鎖された音世界から、開けたGoogleアシスタントの世界を操作するような感じが、近未来感を醸し出すような感じがして、個人的にはスマートデバイスを今後検討していこうかな、という気にさせられる。
こうした機能統合は、場合によっては生活の様相を変化させる事があるので、対応できるならぜひとも他メーカーも検討して欲しいところである。