Core i 9000シリーズは現行チップセットでも対応するらしい。
Intel 300シリーズで対応
マザーボードベンダーのGIGABYTEは、Intelから近々登場すると言われているCore i 9000シリーズのCPUに対し、現行のIntel 300シリーズチップセットに対してBIOSアップデートを提供し、サポートするらしい。
これは、Z370のみならず、H370、B360、H310のチップセットも含めているようで、要するに全ての300シリーズチップセットでCoffee Lake Refreshをサポートする事を意味する。
AsRockも、先月末にH310マザーボードで8コア16スレッドのCPUをサポートできる、と言っていたのだが、おそらく技術的にそれらが可能である事は間違いなさそうである。
また逆を言えば、Z390といった新しい300シリーズチップセットの登場が遅れる可能性もあるのではないかと私は予想している。
まぁ、私の予測は別としても、Intelの今の動きを見ていると現時点では現行の300シリーズチップセットでCoffee Lake Refreshに対応するという動きは、どちらかといえば極々当然といった流れではないかと思う。
8コアの価格
以前、Intelの8コアCPUとなる、Core i9-9900Kに関して、価格はかなり高いものになるのではないかと予測したが、第2世代Ryzenの価格を考えるとやはりその予想価格はまだ高いと言わざるを得ないように思う。
確かにIPCはIntelコアの方が依然として高いとは思うが、そもそも最近のプログラムでシングルコア動作する環境というのは、あまり存在しないと言える。仮に単一のアプリケーションがそのような動きをしたとしても、OSが動作している関係で考えれば、必ずマルチタスク動作している状況である。
であれば、やはりシステム全体の処理能力が問われるわけで、第2世代Ryzenはその意味でも価格的に圧倒的優位と言える。
私としては、手の届く価格帯にCore i9-9900Kが登場したなら、マザーボードを買い換える必要がないようなので導入も考えてもいいなと思わなくもないが、現時点では価格に見合った性能とはちょっと言えないと思っている。
少なくとも、現時点では5万円を下回る事はないだろうし、さらに上になる可能性もある。
ま、このままの流れなら、Intelの8コアCPUの導入は見送りかな、と思う。
ここ最近のIntelの迷走ぶりは見ていて心配になる程である。
もちろん、Intelが今すぐどうにかなるなんて事はないだろうが、AMDの戦略の方が今の世相にはマッチしているように見えて、近い将来にAMDは性能で完全にIntelと横並びになるのではないかとすら思えてくる。
実際、IntelコアはSpecter問題で性能が従来より抑え気味になる傾向にあるので、それを根本から改良したとしても、コア性能は以前ほど出ないだろうと思う。
AMDからしてみれば、今という時期は絶好のチャンスであり、今のウチにIntelの牙城を崩す算段をすべきである。
…ま、それでも私が買える価格かは微妙なところだが。