否定されつづけてきた潜水艦がいよいよ実装か?
5つ目の艦艇クラス
World of Warshipsにおいて、以前から潜水艦は実装されないと言われ続けてきた。
理由は単純で、ゲームバランスが著しく崩れる可能性があるからで、これはもうWorld of Warshipsのお約束的な制約だと考えて差し支えのない事実であった。
ところが、近々行われるハロウィンイベントにおいて、一時的に潜水艦が限定実装され、実際にプレイができるようになる。
考えればわかるが、このイベントの為だけに、このような大がかりなコンテンツを作るわけがないので、今後のアップデートで恐らく潜水艦は実装されるものと思われる。
一応、このハロウィンイベントで得られたユーザーフィードバックを元に、コンテンツの見直しが行われると思われるが、4年目を迎えるWorld of Warshipsの大変革が実施される事によって、ゲームプレイのリフレッシュを行う予定のようである。
弱点だらけの潜水艦
だが、前述したように、史実では数多くの艦船が潜水艦に沈められてきている通り、潜水艦のアドバンテージは計り知れないものがある。
なので、World of Warshipsで実装される潜水艦は、かなり性能的に限定されたものになり、完全優位な存在にならないよう配慮されている。
具体的には、潜水艦の深度は4段階に設定されていて、さらにその上に浮上という状態がある。雷撃可能なのは、深度1段階目の潜望鏡深度だけで、2~4段階の深度では爆雷を避ける事しかできない。爆雷はランダムな深度で爆発するので、深いほど爆雷を避けやすくなるが、そもそもこの潜行という行為も1分という制限時間付きとなっている。
つまり、1分を経過すると酸素を取り込む必要性から強制浮上する事になり、場合によっては敵のど真ん中で弱点を晒す事になる可能性もある。
また、雷撃可能な向きも固定されており、艦首と艦尾にしか雷撃管が付いていないので、雷撃する場合は艦首か艦尾を敵に向ける必要があり、敵に合せて微調整しながら艦の向きを変えつつ、攻撃という、かなりの操艦スキルも必要となると考えられる。
また、当然だが潜水艦はとてもやられやすいので、基本的に耐える艦種ではなく、避ける艦種と言えるので、まさに上級者向けになるだろうと思われる。
航空母艦の見直し
また、現在実装されている航空母艦(空母)に関しても、大幅なリデザインが実施される。
World of Warshipsの空母と言えば、戦局を左右するほどの重要な艦種で、基本的にはチームに1隻しか配置されない存在である。
理由は単純で、空母は偵察、対艦、対空の3つの役割を担える唯一の艦種であり、プレイスタイルそのものが他の艦種と全く異なる仕様になっている。
空母を使うとわかるのだが、従来は航空機を発艦させると、画面を上空から俯瞰する画面に切り替わり、そこで各航空機をコントロールし、全体の戦局を確認しながら操作が可能であった。
今度の見直しでは、そうした所謂「神モード」は廃止され、航空機を3中隊発艦させると、その内の一つの飛行中隊の視点に切り替わり、ちょうどタクティカルアクションゲームのような操作性に変わる。なので、空母プレイヤーは全体を把握してのプレイではなく、あくまでも一隻の艦艇を操作し、その攻撃オプションとして航空機操作を行って戦うというスタイルに切り替わり、1ゲームに1隻という限定的制約も撤廃される可能性がある。
この見直しによって、今まで重責を担ってきた空母使いはその重責から解放される事になるだろう。
何しろ、今の空母は、戦局を大きく左右する為、その使い手によって戦犯扱いを受ける事も多々あったからだ。
この大幅見直しが現ユーザーに快く受入れられるかどうかは分からないが、重責故にユーザー数が減っている現状を考えれば、少しでもスタイルを変えて、参入してくるユーザー確保に努められるようなバランス採りは必要だと思う。
World of Warships、私は新PCに移行してから実はプレイしていなかったのだが、別に嫌いになったからやっていないというわけではない。
新PCに移行してからの大改革なので、これを機会に復帰してみようかと思う。