そろそろこうなるだろうと予測はしてた。
39,980円(税別)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、PlayStation4 Proを従来価格44,980円(税別)から39,980円(税別)へと価格改定する事を発表した。
価格改定は10月12日より開始され、3月に数量限定で販売した「グレイシャーホワイト」も通常商品として扱うようになる。内蔵するHDDはジェットブラックもグレイシャーホワイトも共に1TBとなる。また、10月12日に発売するタイトル「コールオブデューティブラックオプス4」とPS4 Proをセットで購入すると、PS4 Proがさらに5,000円低価格になるキャンペーンを全国のPlayStation取扱店舗で10月21日までの10日間限定で実施する。
PlayStation VR WORLDS
また同日である10月12日より、PlayStation VRとPlayStation Camera、PS4用ソフトウェア「PlayStation VR WORLDS」をセットにした同梱版(CUHJ-16006)を通常商品として発売する。価格は34,980円(税別)。
34,980円(税別)という価格は既存製品であるPlayStation VR(CUH-ZVR2)にPlayStation Cameraが附属する同梱版と同価格で、それに「PlayStation VR WORLDS」という単品価格4,900円が今回附属するという形になる。
「PlayStation VR WORLDS」は、5つのVRコンテンツが含まれるソフトウェアで、このソフトを附属させる事でよりVRの間口を広げる戦略を採った、と考えられる。
ベースとなるVRユニット「CUH-ZVR2」は、2017年10月に発売したもので、プロセッサーユニットがHDR映像のパススルーに対応し、ステレオヘッドフォンをVRヘッドセットに一体化できる改良版。
前面にUSB端子が増設されているPS4 Proと合わせて使用すれば、従来のPS VRよりずっとスッキリした接続環境でVR体験ができる。
この値下げタイミングは…
さて…こういう値下げが実施されると、いよいよ次世代モデルが秒読み開始となったか? と疑ってしまうのが私の悪い癖。
しかし、実際問題として開発メーカーには次世代モデルのテスト機が配付されたような噂もあるワケで、次世代機の登場を予感させる話は一つや二つではない。
現状のPS4 Proに搭載されているプロセッサは、AMDのJaguarコアだが、前世代コアである事は言うまでもなく、今のAMDの主力コアは当然だがZenコアとなる。
となれば、Zenコアを採用した次世代モデルの登場はチョット知っている人であればすぐに想像は付くのだが、登場時期によってはZen2コアを搭載してくる可能性もある。
実際、次世代PSの登場時期について2019年とする話もあるが、Zen2コアがいつ登場するかによって次世代PSの内蔵コアが何になるのか変わるのではないかという人もいる。
当然だが、SIEが次世代PSを想定するように、ライバルのMicrosoftだって次世代Xboxを想定している。どちらが主導権を握れるかは、先に発売したモデルが圧倒的有利である事は間違いないが、もしZenアーキテクチャとZen2アーキテクチャで驚く程パフォーマンスに差が付くようであれば、早期に発売したモデルが場合によって不利になる可能性もある。
実際、PS4 ProはライバルのXbox One Xと違い、本当の意味での4K出力には対応できていない。これは早期に発売した事による弊害とも言える(ソフトウェア開発を考慮した設計上の問題という人もいるので、時期は関係ない可能性もある)。
なので、今は早く発売したいが時期が整わない、というジレンマの中での次世代機戦争が水面下で行われている。
そんな中での既存機器の値下げである。次世代機の登場を匂わせていると言われても、否定しようがないように思う。
次世代機もx86アーキテクチャ
恐らくだが、次世代PSもx86アーキテクチャのコアを搭載したモデルになると予想される。
しかもハードウェア的にも現在のPS4と大きな違いは出てこないだろうと思う。
搭載されるメモリがGDDR5からGDDR6になるかもしれないし、ひょっとしたら内蔵するストレージはSSDになる可能性も否定はできない。
だが、基本的な構造は今のPS4と大きな違いがないだろうと予想すると、今のPS4とは上位互換を保った機器になる可能性が高いように思う。
つまりPS4のソフトも稼働する次世代機…というのが私の次期PSの予想である。
もしこの予想通りであるなら、PS4 Proを購入するかどうかは、かなり判断として難しいように思う。お金が有り余っているなら当然購入という道もあるが、そうでなければ次世代機につぎ込むかを判断しなければならない。
私的には非常に難しい時期と思っている。
何はともあれ、今までPS4を持っていなくて、そろそろ購入したいと思っている人であれば、この値下げは一つのチャンスでもある。
そういう人は次世代PSが発売されてもすぐには飛びつかないだろうから、このチャンスを上手く活かすのが良いだろう。