2018年、私自身いろんな事があったよ…。
私的10大ニュースを考える
本日、ようやく仕事納めとなり、2018年の業務は終了した。
何となく業務が終わると今年一年がようやく終わったかな、という感じになったので、とりあえず今年をちょっと振り返ってみることにした。
2018年、今年は平穏でいたかったが、今振り返ってみると実の所いろんな事があった。
こういう時、大体が10大ニュースとかやるので、私も個人的な10大ニュースをちょっと纏めてみたい。
第10位:iPhoneX購入
まず最初に今年の私の大きな命題だった、バッテリーの調子が悪くなっていたiPhone6 Plusからの買い替えとしてiPhoneXの購入を10位とした。
iPhone6 Plusを購入し、その後iPhone6s、iPhone7をパスしてiPhoneXを購入したのは、2年で新機種への更新は早すぎると思っていた事が原因だが、今回の買替えをより加速させたのは、Appleが意図的にバッテリーの劣化が進んだ機種の性能を落とし炊いたという事実が公になった為である。
安定的な電源の確保が難しくなると、いろんな所で不都合が出る、という事でAppleは安定動作を最優先してこのような措置を執ったという事だが、ユーザーに何も知らせることなく性能低下させていたというのは、考え方によってはユーザーへの買替え促進を誘導した可能性もある。ま、私はもともと買替えかな、と思っていたのでそのあたりは個人的には大きな問題にはならなかったが、気になる人によっては重大な問題である。
とりあえず、今回の買替えはiPhone8とiPhoneXで相当に迷い、最終的にiPhoneXの購入に踏み切ったが、ものすごい高い買い物になったので、これで良かったのかは今だ答えが出せずにいる。
ただ…私のやらかしで表面のガラス下部を欠かせてしまったので、現在補修のための手続きをとるか悩んでいるところ。普通に使えるのだがホームに戻る時のフリックで指が引っかかる場所なので都合がわるい。困ったものである。
第9位:Intelついに8コア16スレッドへ
昨年、Intelコアで6コア12スレッドへと移行した私にとってちょっとショックだった本件。ま、AMDの好調な売れ行きと10nmプロセスの立上げの遅れなど、Intelにとって苦しい状況が続いている事で、Intelもミドルレンジを8コア化しないとマズイと踏んだのも理解はできなくはない。
ただ、その事でIntelの製品ラインナップがものすごく難しくなったという側面もある。Core i9 Extreme製品と、ミドルレンジ枠に入るCore i9-9900Kでは、9900Kの方が高性能という状況になり、CoreX製品の早期刷新が期待されたが、刷新されても混乱を生じるようなラインナップ。Intel、大丈夫か?
…ま、私が心配する事ではないのだが(爆)
第8位:本命ディスプレイ
今年は私が欲しいと思えたディスプレイが発売された。
LGの「38WK95C-W」という3,860×1,600ドットという横長ディスプレイだが、こいつがAMDのFreeSyncに対応しつつHDRに対応しているという事で実にニッチな製品でありつつも、私の目的に完全合致していた製品であった。
その後、Philipsから「436M6VBPAB/11」という42.5インチのHDR1000対応の4Kモニタが発売されたが、当初コイツは「38WK95C-W」を超えたかなと思ったので、Blogではイチオシモニタとして紹介した。だがその後の調査で「436M6VBPAB/11」には致命的な問題が見つかった。それはDisplayPortのバージョンが1.2止まりだったのだ。これだとHDR出力が出来ない仕様で、事実上「436M6VBPAB/11」はHDMI接続でしかHDR表示できない事がわかった。
よって現時点でも私の中での最良モニタは「38WK95C-W」という事になる。
だが、一説の噂によると「38WK95C-W」もHDR出力に関してはまだまだ実力不足という話もある。2019年こそ、本当に求めるモニタが登場してくれる事を祈りたい。
第7位:EX-LDQ271DBを購入
モニタ続きの話だが、2ndモニタを2,560×1,440ドット表示の「EX-LDQ271DB」に買い替えた。
これによって現在試用しているU3415Wと縦解像度が揃った事になる。
本当は「38WK95C-W」を導入すればそもそも2ndモニタは不要になるのだが、価格的にどうしても高く付くためモニタ2枚という対応にしている。
ただ「EX-LDQ271DB」はメインの「U3415W」よりも色表現や対応機能が多いため、ビデオカードドライバは「EX-LDQ271DB」を優先モニタとして認識してしまうのが問題。
やはり私の環境では本命モニタが発売されない事には、根本的な問題は解決しないようである。
第6位:SEIKO PRESAGE購入
この買い物はある意味もっと上位に持ってきても良かった話なのだが、地味なのでこのあたりにランキング(爆)
随分とApple Watchの購入と迷ったのは事実である。
イマドキの話をすれば、時計店の人自身がApple Watchの方が買い物としては良い買い物になると言ってしまうぐらい、Apple WatchのSeries3はデキがイイ。
ただ、私が今回、Apple Watchではなくあくまでもレトロな普通の腕時計を購入したのは、機能として劣化しない事が最大の理由である。
機能として時間を見ることができる、という単機能に特価しているという事と、電源が自動巻きなのでそもそも電池交換が不要という、この面でPRESAGEを選んだ。
今年は災害が多かったこともあり、とにかく電源に困るシーンを多々観た。私自身は災害には遭っていないが、実際災害に遭えばこの電源問題は大きな問題の一つになる。イマドキらしくスマホを時計替わりにしていると、その電源問題で時間すら知る事ができない、となるよりは、せめて時計は自動巻きで電源いらずにしておく方がいいかもしれない、なんて判断もあった。
そういう意味では実に満足している買い物であり、現在もとても気に入っている腕時計である。見た目にシンプルなのが特にイイ。
第5位:眼鏡の買い替え
ちゃんとした眼鏡を買い替えると、とんでもない金額になる…それを実感したのも今年であった。
ここ最近の眼鏡の買い替えはせいぜいが3万円くらいの価格で買替えが出来ていたのだが、今年は総額で7万円近い金額が必要だった。
理由はレンズをちゃんとしたものにした為。目に優しく、それでいて視認性に優れたレンズにすべく、結果としてニコンレンズをチョイスしたのだが、これによって眼鏡の価格がとんでもない事に。
まぁ…数年に一度の買い替えなので、これも致し方なし、と思っているが、ちょっと奮発しすぎたかもしれない。
だが、購入後の眼鏡に関して言えば、その品質はとても満足できるもの。
やはりストレスのない視界を確保する為には、ある程度は覚悟した方がいい、という事なのかもしれない。
安いレンズでも…と当初は思っていたが、今後はそうならない可能性が高い。ま、予算が許せばの話ではあるが。
第4位:WH-1000XM2購入
ソニーのワイヤレスヘッドフォン「WH-1000XM2」を購入した事で、私の中での音質の拘りが随分と緩くなったなと感じた。
一度無線の気楽さを知ってしまうと、もう有線はちょっと…と思えてくる。もちろん、実際に聞き比べれば有線ヘッドフォンの方がずっと音はイイ。だが、その取り回しの良さは圧倒的である。
また、自身でワイヤレスヘッドフォンを購入した事で、無線コーデックなどの知識が随分と深くなった。
SBCというもっとも基本のコーデックは音質的にあまりよくないと思っていたら、実はハイクォリティモードだとAACやapt-xよりも伝送ビットレートが上だったという事実もあった(但しその時はそうとう遅延すると思われる)。
また、コーデックだけでは音質は語れないというのも事実で、BOSEは今だSBCコーデックの製品しか発売していないにも拘わらず音質は相当に良い。
要は作り方次第という言い方も出来るわけで、あまりココに拘るよりは自分で試聴して良い音と思えばそれがその人のベストプロダクトになるのではないかと思う。
WH-1000XM2は2018年秋に後継機のWH-1000XM3が発売され、そちらの方が評判はすこぶるよい。今買うならWH-1000XM3がオススメであるが、そもそもこのサイズを外で使わなければWH-1000XM2でも何ら問題はない。WH-1000XM3の進化点は主としてノイズキャンセル性能にあるからである。…まぁ、多少音質にも変化はあるだろうが、今の所私としてはWH-1000XM2で十分である。
第3位:AG03とNT1-A、K702を購入
まだ本格的に配信を再開していないが、宅録機器と有線ヘッドフォンを買替えた。
YAMAHA AG03を導入した事で、PCのサウンド周りが一新し、Dr.DAC2も今は取り外している。また録音マイクとしてNT1-Aを導入した事で、相当に良い音で録音できる環境となった。今までの簡易型コンデンサマイクと異なり、本格的なファンタム電源で動作するコンデンサマイクの実力を目の当たりにした(というかプロ機材でそのあたりの常識は知っているのだが)。
また、AG03に接続する有線ヘッドフォンとして、初めてオープンエアのヘッドフォン、AKGのK702を購入した。
音の自然な広がりはやはりダイナミック型よりずっと自然でイイ。リケーブルでさらに音は良くなり、現在はWH-1000XM2はあまり出番がなくなってしまった。
もっとも、配信時にはK702しか使えないので、普段使いはWH-1000XM2でも問題はない。問題はないのだが、マイクの存在感が大きすぎてAG03をついメインにしてしまうため、自然とK702の出番が増えてしまう。
…このあたりはちょっと再考しないといけないかもしれない。
第2位:Optane Memory
私一人での話で言えば、コレが第1位になっても良い話。
Optane Memoryという、IRSTを使う事でキャッシュとして働き、HDDのアクセス速度を向上させるという新機能に惹かれ、本製品を購入するも最初はOSのインストールモードがUEFIモードになっていないという問題で使えず、それを強引にOSインストール後にフォーマットをMBRフォーマットからGPTフォーマットへと変更し、UEFIブート可能な状態にした事で
ブートデータが破壊、起動できなくなるという問題が起きてしまった。
何とかブートデータを復旧させ、起動可能になったが、私のやった解決方法では回復パーティションが認識できなくなり、今後問題が起きた時に復旧させる事はほぼ絶望という状態になった。
で、ここまでやって復旧させたのに、当のOptane Memoryは正常に認識せず、その時には使う事ができなかったのだが、後日ドライバなどの更新を行ったりして再度挑戦したら、使用する事ができるようになっていて、無事Optane Memoryを導入、そのアクセス速度の速さに驚いた。
だが、このOptane Memory問題はここで終わる事はなく、私のPC人生で一位二位を争うほどの大惨事がその後に待っていた。
Optane Memoryはその技術でいうとRAIDシステムとよく似ていて、その中でもストライピングに近い構成を執る。つまり、Optane MemoryというSSDとHDDでストライピングを構成し、HDDのデータにアクセスしたものをSSD側にキャッシュデータとして記録し、運用するというのがその仕組み。つまり、起動しているシステムがクラッシュすると、いくらキャッシュとして運用していたからといってもデータが安全にHDD側に残っているとは限らないのである。
しかもこのキャッシュシステムを構成しているIRSTは、OSが起動している時にしかコントロールする事ができないため、解除するためにはシステムが起動していないといけないのである。
そんな折りに、私のメインPCのシステムがクラッシュした。普通なココでWindows10の回復パーティションを頼る事になるのだが、私は以前にOSフォーマットを強制変更した事でこの回復パーティションが認識できない状態になっている為、通常の方法でシステムの回復が望めない。これを不運と言わずして何というか…。
結局、コマンドプロンプト等を使用して部分的にシステムの回復を繰り返し、何とか部分的にシステムの回復に成功。何とかIRSTを強制起動させ、RAID状態を解除して、重要データを確保した後にシステムの再インストールを敢行した。
私のPC自作人生の中で、もっとも大きなピンチであり、今年最大の災厄と言っても良かったのだが、11月23日に今年最大の問題を迎える事で本件は第2位となった。
第1位:スプレー缶爆発事件
11月23日。
普通なら祝日にあたるこの日、私は仕事で通常出勤していた。お昼ごろ、会社にいる私のケータイにとんでもない電話がかかってきた。
「○○警察署の者ですが…」
私自身は何も悪い事してないぞ…と言い切れるほど潔白な人間ではないので、何が起きたのかと思ったが、その次の一言で目の前がぐらぐらと揺れる事態になった。
「ご自宅で火災が発生してお母様が救急車で病院に搬送されたんですよ」
…は?
火災?!
この時、私は母親の救急車という事態も気にはなったが、まず家がどうなったのかが頭をよぎった。火災となると周辺への被害拡大を考えなければならない。どの程度の火災なのか?
とにかく仕事を早退して自宅に戻ると、火災といっても瞬間爆発で一部焦がした程度のものだった。ボヤにすらなっていない火災である。
どうもスプレー缶の残存ガスに引火しての火災という事で、こうなると次の問題としては、母親がどんな状態なのか、という事である。
瞬間爆発とは言え、爆心地にいたハズなので、相当なケガになっている可能性がある。
実際、喉が焼けている可能性があるとして救急車で運ばれたわけらしいので、私としては重傷を覚悟したと言ってもいい。
ま、最終的には喉に火傷はなく、運ばれた母親も一日だけICUに入院しただけで、その後は通常病棟へ移動、結果12日間の入院という事になった。
その間、一人で家事と入院した母親の面倒を見るという生活をしたワケだが、一応火事だった事で周辺住民への説明やら隣の被害への対応やら、やるべき事は多岐にわたった。
出遅れたのは、入院費などの高額医療費に対する保険請求で、高額医療補助の申請やら何やらで、先行して入院費だけ支払っておき、跡から補填する形をとる事になった。
…ま、こうした事故は私が起こす場合もあれば家族が起こす場合もある。
今年は最後にきてある意味貴重な体験をする事になった。
…二度と体験したくないが(-_-;)
その他にも…
この他にも2018年は買い物として超音波洗浄機やDysonのタワーファン、スタッドレスタイヤの買い替えなども行った。
こうして見ると、結構な買い物をした感じである。
特に超音波洗浄機は価格の割に活躍してくれている機器で、現在も眼鏡の洗浄などで頻繁に使っている。まぁ、よく汚れが落ちるんだわ。
それと、スタッドレスタイヤ。
コイツの購入には母親の入院費の支払い問題から、買替えが遅れて天候との兼ね合いでヒヤヒヤした。結局、YOKOHAMAのIce Guard5+を購入したが、やはり最新のIce Guard6が欲しかったなぁと今も思っている。値頃感を考えればIce Guard5+で妥当な買い物だったのだろうと思うが。
あと、DysonのAM07というタワーファンも購入したが、通常の扇風機よりずっと使い勝手がよかったのを体感した。やはり送風面積が広いという所に、この製品の真価があったと言える。
また、実を言うとこの他にも購入を考えた製品がいくつかある。
例えば…PS4 Proもその一つで、コイツにSSDを搭載して買替えてもいいかな、と思っていた。
実際は購入しなかったが、最近PS4を使っていてゲームタイトルが要求している性能がPS4より上のような感じがして気になっている。
PS5の登場がいつ頃になるかの問題もあるので、そうした情報を仕入れつつ今後の動向次第で購入再検討となるかもしれない。
とまぁ、2018年の私的10大ニュースを考えてみたが、本当の意味での事件は3件くらいしかなかったと言える。
ただ、内容が買い物であっても、従来の考え方が変わったり、或いは価値感が変わったりとしたものばかりなので、そういう意味で考えれば私的ニュースと言っても何ら差し支えないものだと思っている。
自分の中では固定概念に縛られる事こそが良くない事と思っているので、2019年も買い物したりそこから学んだ事などをどんどんと吸収していきたいと思う。
…ま、どんなに綺麗に纏めたとしても、所詮物欲にまみれているなという事に違いはないのだろう(爆)