Makuakeで買える組立式ドローン。
手軽になったドローン
近年、ドローンがいろんな所で使われるようになり、小型のものであれば簡単に手に入る時代になった。
簡単に言えばラジコン飛行機の親戚みたいな存在がドローンだが、ドローンはラジコン飛行機よりもハードルが低く、スマホが当たり前になった今、誰でも簡単に飛ばせるようになった。
というのも、スマホを媒体にして操作したり、管理したりする事ができる機種が多いというのも、ドローンの特徴であり、その大きさはラジコン飛行機の比ではないところに容易さがある。
だが、容易であるが故に間違いがおきやすいのも事実で、物体を飛ばすという事そのものがいろんな法律の下に縛られている事を知らねば、思わぬ違法性を内包してしまう。それがドローンの怖さであり、絶対に守らねばならない一線である事を知らねばならない。
木製ドローン
ま、そんな怖さの話は後回しにして、先にちょっと面白いものを見つけたので紹介する。
現在、Makuakeというクラウドファンディングで販売している、小さな木製ドローンがある。
「WOODEN DIY DRONE」という、重さ75gの組立式のドローンで、木のフレームにモーターとプロペラなどを取り付けて自作するドローンである。
コントローラーも付いていて、ドローンに取り付けられたカメラでスマホを介して映像を観る事もできる。別売(今後予定)のプログラミングモジュールを取り付ければ、操作した一連の動きを記憶させる事ができるなど、まだまだ可能性の見いだせるものなのだが、それが15,840円で購入する事ができる(最安値プランは締め切られている)。
Makuake WOODEN DIY DRONE
https://www.makuake.com/project/wooden-diy-drone/???
機体は4種類付属し、モーターとプロペラを使い回す仕様になっている。
木製フレームなので、ぶつかっても周囲への危険は最小限で済むというのが最大の特徴で、安全性の高いドローンになる。
手軽に作れてしまうので、ドローンというものがどんなものか興味のある人は買ってみても良いかもしれない。
200g以下
テレビなどの撮影で使われるドローンは、業務用という事もあり、おそらくは200g以上の大きなドローンが使われていると思うが、このドローン、実は200g以上の重さがあると、航空法に定められた規制を守る必要がある。
この200gというのは、機体本体重量とバッテリー重量の総合計の重さであり、これを超過すると航空法の規制対象となる。
ほとんどのドローンは、この200gを超過するので航空法の規制対象となるのだが、200g未満であれば、航空法の縛りはなくなるので、前述の「WOODEN DIY DRONE」は航空法の縛りには捕らわれないドローンという事になる。
ただ、航空法の規制対象ではないとしても、ドローン規制という規制が存在するので、この規制は何があっても対象となる。また、各地方自治体も独自にドローン規制を行っているケースもある為、実際にはドローンを飛ばす場所にかかる条例なども調べる必要があるが、そもそも「WOODEN DIY DRONE」は屋内でも飛ばせる小型ドローンであるため、普通のドローンよりはずっと縛られる対象が少ないと言える。
ただ、ドローンは規制だけで問題視されるわけではなく、そこに必ずマナーというものがついて回る。よって最低限のマナーが守られている上で、ドローン規制を守り、また条例を守った上で運用する事が肝要である。
とりあえず、ドローン関係の規制はネットで調べればわんさか出てくるので、何をやってはいけないのか、という事を中心に理解を深めていくのがいいだろう。
まずはやってみる事
と難しい話をしたが、室内で飛ばす分には大きな問題となる事は少ない。
手始めに自分の部屋で飛ばしてみて、その面白さを知るのも良いかも知れない。
そういう意味では前述の「WOODEN DIY DRONE」は実に手軽かつ安全なドローンなので、オススメできると言える。
自由に飛ばせるようになると、そのドローンのカメラで撮影された映像は実に興味深いものになる。普段見る事のない視点からの映像なので、興味のある人は検討してみてはどうだろうか?