Amazon.co.jp、どれだけ入荷するの?
入手難は今だけなのか?
先週金曜日に、Amazon.co.jpでRadeon VIIの受注が再開されたという話を記事にしたが、その時はMSIのRadeon VIIの販売が再開されたというネタを中心に、価格的にPowerColor製の方が安く、私はそちらを注文した事を書いた。その後、Radeon VIIの動向をちらちらと確認しつづけた。
Amazon.co.jpの動向ももちろんそうだが、Twitterの検索ワードに「Radeon VII」を入れて、それでツイートされる内容を確認しつづけたのだが、アキバでは僅かな個数で入荷されたようで、それで数える程ではあるが、動きはあったようである。
今から半日程前には、札幌の店頭にPowerColor製が1個まだ在庫しているという話があったが、地方ではなかなか売れないという状況もあるようである。
ただ、どっちにしても動きが鈍いというのが見てとれる。
ただ、その中にあってAmazon.co.jpではちょっとした動きがあった。
前述したMSI製は納期が3月13日~となっていたものが「通常1~2ヶ月以内に発送します」に変わった。さらに調べて見ると、SAPPHIRE製も同様に「通常1~2ヶ月以内に発送します」という納期になっていた。
しかし、PowerColor製だけは確認している現時点(2月24日22:00)でも「この商品の発売予定日は2019年2月28日です」となっている。
…PowerColor、いったいどれだけAMDから仕入れたのよ?
RTXとは非なるモノ
知り合いに「Radeon VIIってGeForce RTXシリーズより性能低いのになんで拘るの?」と言われた。
まぁ、PCゲームを中心に考えたり、或いは今後発展していくであろうレイトレーシングを考えれば、確かにGeForce RTXシリーズが有力にはなるのだが、そもそも考え方としてRadeon VIIとRTXシリーズは同じビデオカードでも全く異なるモノと捉えた方が良いと私は思っている。
そもそも思想からして違うので、根本的に異なるもの、と思っているのだが、正直使い方とそうした思想は同じベクトルで推し量る事はできないので、結果としての使い方だけで見ると、Radeon系の良さがなかなか見えてこない。
もちろん、思想で性能が出るわけではないので、結果を求める人はGeForce系を選んだ方がコストパフォーマンスの面から見ても納得できるのではないかと思う。
だが、Radeon系はGPGPUとしての性能でいえばGeForce系に引けを取ることはなく、ある意味逆転しているとも言える。これは考え方によっては処理の仕方をかえてやればRadeonの性能はGeForceを超えるという意味でもあり、PCゲームであれば最適化さえ進めば性能としては負けないものを持っている、という事でもある。
ただ、残念な事に今の所その最適化が進んでいないという事と、またハードウェアが上手く制御仕切れていないところがある。
AMDとしてはその部分をどれだけ対応していくかでRadeonの性能を引き出せるハズなのだが、どうも影響力でNVIDIAに勝てずにいる。
なので、前述したが、私の知り合いの疑問はもっともであり、そう感じるのであればGeForce系のビデオカードを購入した方がいい。
ただ、Fluid Motion等の機能が欲しいとか、ビデオメモリが沢山詰まれているものが欲しい、また可能性を信じたい、というのであれば、Radeon VIIはかなりお買い得な製品である事は揺るぎない事実である。
私は特に「可能性を信じている」が故に選んでいるところもある。
まだ間に合う?
私がこの記事を書いている現在(2月24日22:22)時点で、Amazon.co.jpでのPowerColor製Radeon VIIは納期が2月28日以降となっている。
この言葉を信じるなら、まだ買えると言える。
欲しくてもモノがなくて買えないという人は、まだチャンスはあるかもしれない。
Amazon.co.jpでの販売なので、どこまで信じていいのかという疑問は残るが、他では中々買えないという事実もあり、まして地方人はホントに入手が難しいのでこういうチャンスに縋るしかないのも事実だったりする。
なので、Amazon.co.jpと言えどもチャンスとあれば飛びつくしかない。
私が東京に住んでいた頃と今の状況を比較して最も感じるのが、こうした希少的アイテムの入手性が低いという事なので、チャンスは活かすべし、というのが教訓になっている。
もちろん、この教訓どおりに全てが好転してくれれば良いが、時には失敗もあるので、最終的には自分の覚悟で決めるしかない。
ま、そんな事は言われるまでもない、と思われるとは思うが。
とりあえずまだPowerColor製は間に合う事になっているので、これをチャンスと感じる人はリンク先に飛んでみてポチって欲しいところである。
…ホントに買えるんだろうか?(爆)