7インチ級iPadはコレしかない。
突然の新型投入
昨日、突然Appleの公式HPのStoreが、アクセスできない…というか、注文を受け付けない状態になった。
ホントにたまたまだったのだが、私がMacBook Airの価格確認をしようとしてアクセスしたら、アクセスできなくなっていて、何か変化がくるな、という予感はしていた。
すると、いきなりのiPad AirとiPad miniの新モデルの投入である。
何というタイミング。
まさに僥倖というべか。
とりあえず、7インチ級のタブレットは、最近Androidでも数が少なくなってきているので、このサイズが欲しいという人からすると希少なモデルだけに、iPad miniの新型が投入されたのは喜ばしい話である。しかもこのサイズにしてA12 Bionicを内蔵するという、実に性能3倍アップの拡充ぶりである。iPad miniを待っていた人からすれば、喜ばしい話を通り越した話ではないかと思う。
また、今回のiPad miniから、Apple Pencilにも対応した。
対応したApple Pencilは第一世代のものなので、マグネット吸着&充電というモデルではなく、背面キャップを外してLightning端子に差し込むタイプではあるが、指だけでなく適確に操作できるApple Pencilが使える様になったことの意味はそれなりにあると思う。
A12 Bionicを搭載したといっても、FaceIDには非対応でTouchIDがそのまま使われている通り、見た目はまさに以前のものとほとんど変わらない。
個人的にはもう少し狭額縁にしてほしかったところはあるが、まずはこの製品がなくならなかったことを喜びたい。
A12 Bionicの意味
今回の新型iPad miniに搭載されたA12 Bionicは、現行iPhone XS等に搭載された最新のAシリーズコアになる。
それ故、その性能の高さは間違いのないものだが、そもそもA12 BionicはFaceIDのような処理を高速処理したりする時に威力を発揮する。
もちろんそれ以外の処理も行えるし、活用方法はいろいろあるのだろうが、iPad miniはFaceIDも非搭載だし、画面解像度も2,048×1,536ドットと極端に高すぎるわけではないので、A12 Bionicでの処理であれば余力がありすぎるのではないかと考えられる。
このような、一種オーバースペック気味のコアを搭載した最大の理由は、おそらくA12 Bionicの生産数を稼ぐ必要があったからではないかと予想する。
当初、2018年モデルのiPhoneは売り上げ不振であるような話がいろいろ出ていたが、この数が捌けなかったことで半導体メーカーが予定数を生産できていないという話があった。
その為、新型のiPadにA12 Bionicをあてがい、生産数を稼いだのではないかと私は予想している。
通常であれば、A10とかA11の型落ち品でも良さそうな選択肢を、あえて現行最強のコアにしたのだから、今回の新型iPad AirとiPad miniはかなりお買い得な製品と言えるのかもしれない。
オススメはiPad mini
私個人のオススメは間違いなくiPad miniである。
iPad Airをオススメとしない理由は、こちらには他にも選択肢があるからである。
上位のiPad Pro、下位のiPad、その中間に今回のiPad Airと、実にコストとスペックで3つの選択肢が出来る。自分の要求性能とコストでこれらの中から選択すればよいので、iPad Airが絶対製品にはならない。
しかしiPad miniは他に比較するものがない。
ほぼ絶対無二の7.9インチサイズのタブレットなので、このサイズを求めている人であれば、オススメはコレしかない。
あとはストレージの容量が64GBか256GB、Wi-FiモデルかCellularモデルかで選択肢が分かれるが、これらは当人の使いようで選択する事になる。
ただ一つ大きな違いがあるとすると、Wi-FiモデルにはGPSは付かないがCellularモデルはGPSが内蔵される。この違いはタブレットをナビ替わりに使う人には大きな差となるので、注意した方がいいだろう。
さらに今回はCellularモデルにはeSIMも内蔵されるのでより便利に使っていけるところもある。余力があるならCellularモデルを選択するのが良いかも知れない。
最大価格でも77,800円となる今回のiPad miniの価格を見ると、アレ、ちょっと安いかも…と思えてしまうのは、やはりiPhoneX以降のiPhoneの価格が高騰しているからだろうと思う。
とりあえず、消え去る事なく後継機が出たので、欲しい人は即効でポチると良いだろう。