レバーを無くして入力最速理論を確立。
レバーがないよ?
レバーレスアーケードコントローラーとかレバーレスアケコンとか、そういう名前を聞いたことがあるだろうか?
実はPlayStation3の頃にも、このレバーレスアーケードコントローラーは一時期話題になった事があり、当Blogでも記事にした事があるのだが、言ってしまえばレバー入力をボタン入力に置き換えたコントローラーが、まさしくレバーレスアーケードコントローラーである。
Hit Boxという米国メーカーが開発した製品で、レバー入力をボタン入力に置き換えて設計されたコントローラーで、主に格闘ゲームに向けて作られたものである。
何故このレバーレス環境が入力最速理論と呼ばれるのか?
それは余計な入力を省き、最短入力で情報をインプットできるからである。
詳しい情報は下記URLから直接記事を読んでもらいたいのだが、レバーを一周回す必要があるような入力であっても、本当に必要な入力情報がそのレバーの動きの過程にあるいくつかの入力だけなら、直接その必要な入力だけをボタンで入力してやれば、入力時間の損失をなくしてしまえる、という事になる。
4gamers.net
https://www.4gamer.net/games/000/G000000/20111225003/
このレバーの無駄な動きを無くす事こそ、このレバーレスアーケードコントローラーの真の目的であり、入力最速時間を達成するポイントなのである。
特に60フレームで凌ぎを削って争う格闘ゲームなどでは、この不要な入力を無くすのは大きなメリットがある。
相手より確実に早くコマンドを入力し、技に繋げる。
e-Sportsでは、この数フレームが命取りになる…なんて事があるかどうかはわからないが、そこを突き詰めた結果、レバーレスが最速だったという事である。
PS4版、販売中
そんなHit Boxだが、PlayStation4対応版がAmazon.co.jpやヨドバシカメラで購入が可能になっている。価格はPS3対応版の頃から値上がりし、米国でも199.99ドルとなっているが、国内での取扱いは32,184~35,400円(税込)程度とかなり割高になっている。
かなり特殊な操作になるので、人を選ぶと言えば選ぶコントローラーだが、少なくともレバーを動かす衝撃がなくなるので、左右への振れはなくなるコントローラーである。
特にレバー操作部が特殊なので、慣れるまで時間はかかるかも知れないが、PCのキーボードと同じで意味があってこの配置になっているので、使っているウチに体の方が慣れてくるはずである(個人差はあるだろうが)。
レバーをガチャガチャやるより、ボタンをパチパチ入力する方が向いている、という人や、最速入力を極めてやろうという人は、試してみる価値はあるかもしれない。
但し、アナログ入力は一切搭載していないので、あくまでもアーケードコントローラーの代わりにしかならないという事に注意が必要である。