キーボードのキートップってテカるのが問題。
使い続けるとテカる
私は自宅でも会社でも使用しているPCのキーボードは東プレの「Realforce」を使用している。
会社から支給されているPCのキーボードと交換して自前で持ち込んでいるのだが、使い勝手がまるで違うので私としては自前で持ち込んででも使いたいという事で使っているのだが、疲れ方がまるで違うのでこれはこれで満足している。
だが、キーボードというものは基本“消耗品”である。
私の周囲の人はそういう意識はないのだが、キーボードは毎日使っている関係から、どうしても消耗する部品が存在するのが当たり前で、私としてはその意識で考えている。
だから都合が悪くなってきた部分の交換などをしたいと思っているのだが、もっとも消耗する部分は間違いなくスイッチ部分である。この部分が消耗すると、メカニカルキーボードの場合はスイッチ単位で交換できるが、そうでない場合は通常まるごと交換になる。
ま、年単位で消耗するものなので、ほとんどの場合は交換すらしないでPC世代交代という事になるのかもしれないが、気に入ったキーボードの場合はそういうワケにもいかない。
東プレの場合は、メカニカルキーボードと違うのでスイッチの交換は出来なくはないがメーカー送りかな、と思っている。
なので私が心配する部品はスイッチではなく、実はキートップだったりする。
指が常に当たる部分は、摩耗して表面が平坦化する。そうするとキートップが妙にテカリ始める。キーボードの全てのキーが一律に平坦化してテカるのであれば、まだ気にならないが、特に使うキーばかりがテカリ始め、あまり使わないキーはテカらないというまばらな状態になってしまうので、これがキーボードの一番困る部分であったりする。
最近のキーボードは、キートップ印刷が消えにくくなったのは良いのだが、このテカリ問題は依然としてあるので、テカリ始めたらキートップの交換をしたいなぁ、と思うようになるのである。
東プレは選択肢が…
ところが、東プレのキーボードはこのキートップの選択肢があまりない。私が知る限り東プレ純正のキートップしか交換の選択肢がないと思う。
しかし、これがメカニカルキーボードのCherry MXのスイッチを使ったキーボードだと意外とそうでもない。
全世界で使われているCherry MXのスイッチはあらゆるメカニカルキーボードで使われている関係で、キートップもいろいろなメーカーから出されており、選択肢が多い。
最近、キーボードを自作するというのがちょっとした流行りになっていたりするが、そういう場合、ほとんどの場合でCherry MXを使っている。それだけ普及していて手に入りやすく、また選択肢があるという事である。
なので、Realforceユーザーからすれば羨ましいと思っていたりもするのだが、ここで救世主が現れた。
遊舎工房という販売ショップで「Adapter-X」という、東プレのRealforceシリーズのスイッチにCherry MX用のキーキャップを取付ける為のアダプタが発売されたのである。
価格は1個54円、セットも存在し、こちらは形状が異なる特殊キーアダプタも附属して3,240円になる。
遊舎工房
https://yushakobo.jp/
(上記URLにはまだ本製品の記載はない)
東プレのスイッチを使用していれば、他メーカーのキーボードにも対応はするが、現時点では恐らくHappy Hacking Keyboardぐらいだろうと思う。
この東プレのスイッチの先端に付いているパーツをこのAdapter-Xに交換する事で、Cherry MX用キートップを取り付けられるようになる。
注意しなければならないのは、スイッチの選択を取り外すので分解という作業になり、これによってメーカー保証がなくなってしまう。なので自力で今後解決できる人でないとこの交換作業はそもそも難しい話かもしれない。
ま、スイッチのパーツを取り外す時点である程度の知識がないとできない作業ではあるので、ほとんどの場合は問題がないのかもしれないが、注意すべきポイントである事に違いはない。
とりあえず…私は第2世代のRealforceへの移行をどこかのタイミングで考えたいなぁと今は思っている。
そのタイミングでキートップの予備を一緒に購入すればあえてアダプタは不要かもしれないが…悩ましいところである。