まだパッケージ発売して半月だよね?
DEAD OR ALIVE 6
3月1日に発売された、コーエーテクモの「DEAD OR ALIVE 6」だが、3月15日に基本無料版の公開が開始された。
この基本無料版は、登場キャラクターの内、かすみ、ヒトミ、ディエゴ、バースの4キャラクターの使用と全ステージが使用できるもので、全世界のプレイヤーと対戦できる「オンライン」、オフライン対戦ができる「ファイティング」、練習モードの「トレーニング」、それと「DOAクエスト」と「DOQAセントラル」という新モード2つを遊ぶ事ができる。
また、各キャラクターのストーリーを追っていく「ストーリー」モードも、序章部分をプレイする事が出来る。
あくまでも従来の基本無料版と同じで、個別に販売されるDLC、もしくはいくつかのDLCがパック化されているDLCを購入すれば、製品版と同じような構成にする事はできるが、全てのコンテンツを後から実装すれば当然製品版より価格は高くなる。
ただ、基本的に「オレは女性キャラクターしかプレイしないぜ」とかあるいはその逆、また「コスチュームは女性キャラだけ充実すれば十分」といった個人の嗜好に偏った拡充の仕方をする場合は、基本無料版に必要な要素だけを課金して追加する方が安く上がる可能性がある。
ま、選択肢の一つとして選べる幅が広がるのは良いが、製品版を購入した人からすると、一部の人からすれば「ふざけるな」と言いたくなる気持ちもわからなくもない。
ウェディングコスも追加
それと、最初から情報が公開されていた「ハッピーウェディングコスチューム vol.1」の有料DLC販売も始まった。
これは最初にいくつかの今後配信されるコンテンツをパッケージ化した「シーズンパス」の第1弾にも含まれるもので、シーズンパスを申し込んでいる人はこのコンテンツに追加費用は発生しない。
第1弾として販売開始となった本DLCは、13キャラ分(男女含む)で、第2弾も3月29日に同じく13キャラ分で開始予定となっている。
単体で購入する場合は、1キャラクター200円+消費税という価格だが、13キャラ分のセット販売で2,000円なので全て揃えるつもりならセット販売で購入した方が安くなる。
ちなみに第1弾は「かすみ」「マリー・ローズ」「NiCO」「ヒトミ」「こころ」「レイファン」「女天狗」「バース」「バイマン」「ハヤテ」「リュウ・ハヤブサ」「ジャン・リー」「雷道」の13キャラになる。
それと、前提として書いておくが、この「ハッピーウェディングコスチューム vol.1」を購入しても、基本無料版では使用できるキャラクターが増えるわけではなく、あくまでもコスチュームが増えるだけである。
使用できるキャラクターを増やすには、キャラクター使用権を購入する必要があり、1キャラクター400円+消費税というプライスになっている。
このキャラクター使用権は、男性キャラセット(9キャラ)3,400円+消費税、女性キャラセット(11キャラ)4,000円+消費税というセット販売もある。自分のスタイルに合せて組み合わせたいという人は、購入したいものだけをチョイスするという手もあるだろう。
ただ…Steam版だけは個別購入はできず、すべてセット価格になっているようだ。
納得できるか?
問題はこの半月しか経っていないこのタイミングで基本無料版を公開するという行為である。
ユーザーとして納得できるものなのだろうか?
もちろん、コンテンツがいろいろと足りなくて、単純に体験版に期限がなくなったバージョンというような言い方もできるシロモノだが、僅かな投資で自分の好みの構成にできる事などを考えると、人によっては通常の半額以下の価格でゲームが成立してしまう。
もちろん、こういうのはフルで揃えるからいいんだ、という人もいるので、全員が基本無料版の公開に敏感に反応しているわけではないと思うが、そもそも今回のDEAD OR ALIVE 6はいろんな所にケチが付いていた。
コスチュームの開放条件として設定されている設計図の取得に問題が多くあって、製品購入版の人が激怒している状況だったり、世界的に注目されるタイトルだけあって、昔からユーザーの熱意が向けられていた造形の部分にも粗さが目立ったりとか、とにかく中途半端感が強い印象が残ったままである。
製品版を購入した人からすると、この造り込みの甘さ部分を何とかしてホシイと思っている人も多いなかで、基本無料版を投下した事の事実は、あらゆる意味で歓迎されない雰囲気がある。
このあたり、制作サイドはどのように受け止めているのだろうか?
どこかでそういった話題で切り込んでくれるインタビュアーは出てこないモノだろうか。
何はともあれ、製品版を購入していない人からすれば、試すチャンスがこんなにも早く到来した。
気になる人はまずダウンロードしてみて、体験してみる事をお薦めする。